figmaって何?figmaについてまとめてみた!

はじめに

2000年代には、Adobeがデザインツール市場をリードしてきました。しかし2010年代に入ると、多くの新しいツールが登場し、それぞれが急速に進化を遂げてきました。現在では、デザインツールはより使いやすくなり、多くの人にとって身近な存在になりつつあります。

中でも注目を集めているのが Figma(フィグマ) です。
Figmaは、世界中のデザイン関係者約3,000人を対象に行われた「2022年に最も使いたいツール」アンケートで第1位を獲得しました。

本記事では、Figmaがなぜここまで人気を集めているのかを、他のデザインツールと比較しながら詳しく解説していきます。

Figmaとは?

Figma(フィグマ)は、ブラウザ上で手軽にデザイン作業ができるツールです。
ブラウザが使えれば、場所を問わずインターフェース(画面)のデザインを行うことができるため、高い利便性を誇ります。チームでの共同作業にも適しており、特にプロジェクトベースでの協業に力を発揮します。

無料で使える「フリープラン」も用意されているため、誰でも気軽に導入できるのも魅力のひとつです。

また、Figmaはオンライン上でもスムーズなやり取りができるため、リモートワークとの相性も抜群です。
デザイナー以外の人にとっても扱いやすく、幅広い職種にとって便利なツールと言えるでしょう。

Figmaのメリットとは?

ここでは、Figmaが持つ主なメリットと、どんな方におすすめなのかをご紹介します。

主なメリット

  • 無料プランが無期限で利用可能

  • インターネット環境があれば、どこからでも・どのデバイスでも作業ができる

  • 複数人での共同作業がスムーズに進められる

  • 自動保存機能で、手動保存の手間が不要

順番に説明していきます。

 

■Figmaは無料プランでも十分使える

Figmaでは「スタータープラン」という無料プランを無期限で利用することができます。
ファイル数に制限はあるものの、ストレージ容量やコラボレーター数(共有ユーザー数)に制限がないため、個人や小規模チームには十分な機能が揃っています。


いつでも・どこでも・どのデバイスでも作業可能

Figmaの大きな特長のひとつは、Webブラウザ上で利用できる点です。
アカウントを作成しておけば、作業途中のデザインをどのデバイスからでも呼び出して再開することが可能です。外出先や別のPCでも、スムーズに作業を続けることができます。

さらに、リアルタイムで他のユーザーの編集内容が反映されるため、チームでの共同作業にも最適。
在宅勤務やリモートワークといった環境でも、まるで同じ空間で作業しているかのようなスムーズな連携が実現できます。

共同編集が圧倒的にスムーズ

FigmaとAdobe XDのどちらも共同編集機能を備えていますが、Figmaはその操作性と共有の手軽さで一歩リードしています。

Figmaでは、URLを共有するだけで他の人とデザインを簡単に共同編集できます。
相手がFigmaのアカウントを持っていなくても閲覧・コメントが可能で、コメント機能を使えばリアルタイムでフィードバックを受けながら作業を進めることもできます。

また、プロジェクトメンバーやクライアントと同じ画面を見ながら、その場で修正・確認が可能な点も大きな魅力です。

さらに、他のユーザーのカーソルがリアルタイムで表示されるため、誰がどこを作業しているのかが一目でわかり、円滑なコラボレーションが実現します。


■保存の手間がなく、作業も安心

Figmaには自動保存機能が搭載されており、作業内容は常にクラウド上に保存されていきます。
他のツールでは手動保存やショートカット操作が必要ですが、Figmaなら保存を忘れる心配がありません。

「突然パソコンが落ちて、今までの作業が消えた…」というようなトラブルに悩まされることもなく、作業中の安心感が大きいのも特長のひとつです。

Figmaでできること

Figmaを活用すると、Webサイトやアプリの設計段階から試作段階までのデザイン作業をスムーズに行うことができます。
具体的には、「ワイヤーフレーム」や「プロトタイプ」の作成が可能です。


◾️ワイヤーフレームの作成

ワイヤーフレームとは、Webサイトやアプリのレイアウト設計図のようなもので、どの要素(ボタン、画像、テキストなど)をどこに配置するかを視覚的に示したものです。
制作の初期段階で必ず作成される重要な資料であり、サイトやアプリの構成を関係者全員で共有する際にも役立ちます。

Figmaには、スマートフォンやPCなどの各デバイスに対応したフレームテンプレートがあらかじめ用意されており、デバイスごとのレイアウトを簡単にデザインすることができます。


◾️プロトタイプの作成

プロトタイプとは、完成前の段階でボタンの動作やページ遷移などを確認できる試作品のこと。これにより、完成イメージを早い段階でチームやクライアントと共有し、意見を反映させることができます。

Figmaでは、実際の動きを再現した「プロトタイプ」の作成が可能です。

おわりに

今回は、Figmaのメリットやできること、そして他のデザインツールとの違いについてご紹介しました。

Figmaは、国内外の多くの大手企業でも導入されている信頼性の高いツールでありながら、デザイン未経験の方でも使いやすいのが特長です。
ブラウザ上で動作し、しかも無料で始められるため、気軽に試せるのも大きな魅力です。

デザインに興味がある方はもちろん、「ちょっと触ってみたい」という初心者の方にもおすすめです。
まずはぜひ一度、Figmaを使ってその便利さを体感してみてください。