ここでは、Figmaのフォントの追加方法について説明していきます。
はじめに
✅ この機能を利用できるユーザー
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すべてのプランで利用可能
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誰でもFigmaデザインにカスタムフォントを追加可能
📚 フォントの利用について
Figmaでは、デフォルトでGoogle Fontsが組み込まれており、インストール不要でそのまま使用できます。
しかし、Google Fonts以外のフォントを使用したい場合は、そのフォントをローカル(自分のPC)にインストールする必要があります。
⚠️ 共有ファイルにおけるフォントの注意点
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独自フォントを使用したFigmaファイルを共有した場合、他のユーザーもプレビュー表示は可能です。
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ただし、そのフォントでテキスト編集を行うには、共有先のPCにも同じフォントがインストールされている必要があります。
👉 共有相手がフォントを持っていない場合、「フォントが見つかりません」などのエラーメッセージが表示されることがあります。その際は、代替フォントの選択やフォントファイルの共有を検討しましょう。
Figmaデザインにフォントを追加する方法
Figmaでは、Google Fontsに加えて自分のコンピューターにインストールされたフォントも使用可能です。ここでは、独自フォントをFigmaで利用するための準備・設定方法を4ステップで解説します。
1. フォントファイルの準備・ダウンロード
Figmaがサポートしているフォント形式は以下の2種類です:
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.OTF
(OpenTypeフォント) -
.TTF
(TrueTypeフォント)
多くのフォントにはスタイル(例:Regular / Bold / Lightなど)があり、それぞれが個別のファイルになっています。
(たとえば「Inter」のRegular・Bold・Extra Lightを使う場合、3つのファイルが必要です。)
💡 ポイント:
チームで作業する場合、使用するフォントスタイルを統一しましょう。
他のユーザーのPCに該当スタイルのフォントがないと、「フォントが見つかりません」のエラーが発生します。
2. コンピューターへのフォントのインストール
Figmaでフォントを使うには、まず自分のPCにインストールする必要があります。
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Macの場合:
「Font Book(フォントブック)」を使用してフォントを追加します。Font Bookに表示されていれば、既にインストールされておりそのまま使用できます。
●インストールされていない場合は・・・・
①Macで、Appleまたは別のソースからフォントファイル※をダウンロードします。
①Font Bookアプリ で、「ファイル」>「フォントを現在のユーザに追加」と選択します。表示されるウインドウで、フォントファイルをダブルクリックします。
②DockのFont Bookアプリアイコンにフォントファイルをドラッグし、表示されるダイアログで「インストール」をクリックします。
③Font Bookウインドウにフォントファイルをドラッグします。
④Finderでフォントファイルをダブルクリックし、表示されるダイアログで「インストール」をクリックします。
※参考:https://apps.apple.com/jp/app/フリーフォント-商用オープンタイプフォント550種/id647697434?mt=12
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Windowsの場合:
フォントファイルをダウンロードし、そのファイルを右クリックして「インストール」を選択、またはフォントフォルダに直接ドラッグ&ドロップしたら完了です。
⚠️ 注意:
Figmaは ChromeOS(Chromebook)やLinux ではローカルフォントをサポートしていません。これらの環境では、Google Fontsのみ使用可能です。
3. Figmaフォントヘルパーのインストール(Webブラウザ利用時)
※デスクトップアプリを使用している場合、このステップは省略できます。
(アプリ内にはすでにFigmaフォントヘルパーが含まれています。)
FigmaをWebブラウザ上で使用している場合、ローカルフォントを反映させるためには「Figmaフォントヘルパー(Figma Agent)」のインストールが必要です。
インストール後、Figmaのタブを再読み込みすることでフォントが利用可能になります。
🔐 Figma Agentはlocalhost(127.0.0.1)でのみ動作し、外部公開はされません。セキュリティ面でも安全です。
4. Figmaデザイン内でフォントを使う
インストール後、Figmaのテキストレイヤーで以下の手順でフォントを適用できます:
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テキストレイヤーを選択、または新規作成
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右側のプロパティパネルから「フォント選択機能」タブをクリック
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フィルタードロップダウンを開き「自分がインストール」を選択
以上で、Figmaにおけるカスタムフォントの利用準備は完了です!