Chromeの、バージョン128アップデート後にフォントが変更・太字表示される問題とその対処法
2024年8月頃から、PC版Google Chromeをバージョン128にアップデートした後に、フォントの設定が変更され、テキストが太字で表示される現象が報告されています。
SNS上でも「Chromeのフォントが変わった」「アップデートで文字が太くなった」といった投稿が相次いでいます。
バージョン128で発生しているフォント変更と太字化の問題
PC版Google Chromeをバージョン128にアップデートすると、一部の環境でフォント設定が変更され、ウェブサイト上のテキストが太字で表示されるケースがあります。
実際に筆者の環境(Windows版Google Chrome)で確認したところ、固定幅フォントが従来の「MS Gothic」から「BIZ UDGothic」へと変更されていました。
標準フォントの変更により太字表示になる可能性も
SNS(旧Twitter/X)では、標準フォント、Serifフォント、Sans Serifフォントなどが変更されたという報告もあり、フォントの変更状況は使用環境によって異なるようです。
中には「ウェブサイト全体が太字になった」「Chromeを開いたらすべての文字が太くなっていた」といった声もあるため、アップデート後に表示が変わった場合は、フォント設定の確認と調整を行うことをおすすめします。
アップデート前のフォント設定に戻す方法
PC版Google Chromeをバージョン128にアップデートした後、フォントが変わって表示が太くなってしまった場合は、
以下の手順で手動でフォントを元に戻すことで、改善が期待できます。
手順:
-
Chromeの設定を開く
-
「デザイン」セクション内の「フォントをカスタマイズ」を選択
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表示される
chrome://settings/fonts
ページで、各フォントを手動で設定し直す
例:(Windows版Google Chrome)でのアップデート前のフォント設定
設定項目 | 使用フォント |
---|---|
標準フォント | Meiryo |
Serif フォント | Yu Mincho |
Sans Serif フォント | Meiryo |
固定幅フォント | MS Gothic |
数学フォント | Cambria Math |
※特にテキストが太字になっている場合は、標準フォントを「Meiryo」に変更することで、正常な表示に戻るケースが多いようです。