Midjourneyで日本語入力は可能?日本語の文字を入れる方法もわかりやすく解説
「Midjourneyで日本語入力は使える?」「画像に日本語の文字は入れられる?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。高品質な画像生成が魅力のMidjourneyですが、日本語で使えたり、日本語のテキストを含められるなら、より使いやすく感じるはずです。
結論から言うと、Midjourneyは日本語だけでも使えますが、工夫が必要です。この工夫を知らないと、思いどおりの画像を作れなかったり、クオリティに不満が残ったりするかもしれません。
英語が苦手な方でもMidjourneyを活用できるよう、わかりやすく説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
Midjourneyで日本語プロンプトは使える?
結論として、Midjourneyは日本語プロンプトでの画像生成は可能ですが、精度は低めです。
完全に使えないわけではありませんが、プロンプトの意味や意図が正確に伝わらないことが多く、期待通りの画像にならないケースが目立ちます。
例:同じ内容の英語と日本語プロンプトを比較
以下のプロンプトを英語・日本語の両方で試してみました。
英語プロンプト:
Cherry blossom trees, clear sky without a cloud, Japanese on foot, family of three: mother, father and child.
日本語プロンプト:
桜並木、雲ひとつない晴れ、歩いている日本人、母と父と子供の3人家族
英語プロンプトでは、3人家族が歩いている様子など、ある程度意図が反映された画像が生成されました。
一方、日本語のプロンプトでは、人の姿すら描かれず、意図した構図とはまったく異なる結果となりました。
このように、日本語だけで理想的な画像を得るのは難しいため、英語プロンプトの使用が推奨されます。
~Midjourneyの操作は基本的に英語表記~
Midjourneyは、Discord版とWeb版の両方で利用できますが、どちらもインターフェースや説明文は主に英語で書かれています。とくにWeb版は、表示されるテキストの一部しかコピーできず、翻訳ツールに貼り付けて確認することも難しい場面があります。
ブラウザの自動翻訳を使う方法もありますが、訳文が不自然だったり、操作に迷うことも多いため、英語が苦手な方にはややハードルが高く感じられるかもしれません。
日本語ユーザーでも使える!Midjourneyを活用する4つの方法
「英語のプロンプトなんて自分では作れない!」
そう感じている方でも安心してください。以下の4つの方法を活用すれば、日本語ユーザーでも簡単にMidjourneyで高品質な画像を生成できます。
Midjourneyで日本語ユーザーが使える3つの方法
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翻訳ツールを使う
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GPTs(ChatGPTのプロンプト生成機能)を活用する
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専用のプロンプト生成ツールを使う
Midjourneyは日本語のプロンプトに完全対応しているわけではありませんが、これらの方法を組み合わせれば、初心者でも理想に近い画像を作ることが可能です。
① 翻訳ツールを使う(もっとも手軽)
もっとも簡単なのは、作成した日本語のプロンプトを翻訳ツールで英訳する方法です。
たとえば、以下のようなサービスが使えます:
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Google翻訳
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DeepL翻訳
使い方は簡単で、メモなどに日本語のプロンプトを書き、それを翻訳ツールにコピーして英語にするだけ。
ただし、翻訳しただけではMidjourney向けのプロンプトとして不完全な場合もあるため、注意が必要です。
「どんな構成で書けばいいのかわからない」という方には、次の方法がおすすめです。
② GPTsを使ってプロンプトを自動作成
ChatGPTの機能「GPTs(カスタムAI)」を使えば、英語が苦手な方でもMidjourney用のプロンプトを簡単に作成できます。
おすすめのGPTsは【MJ Prompt Generator (V6)】。Midjourney向けに最適化されたプロンプトを自動で英語で生成してくれます。
使い方:
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ChatGPTを開く
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左側のサイドバーで「GPTを探す」をクリック
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検索欄に「MJ Prompt Generator (V6)」と入力
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表示されたGPTを選択して使用開始
画像に含めたい要素を日本語で伝えるだけで、完成度の高いプロンプトを英語で提案してくれます。
③ プロンプト生成ツールを使う(初心者向け)
英語・日本語問わず、「そもそもどういう表現を使えばいいかわからない…」という方には、プロンプト生成ツールがおすすめです。
ここに、3つのツールを紹介します↓
1. Midjourney Prompt Generator
Midjourney専用のプロンプト生成ツール。
入力したメイン要素に対し、スタイルや色、アーティストなどを自由に選択して、プロンプトを自動で作成できます。
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アスペクト比やStylization(様式化)などのパラメータも設定可能
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アカウント不要&無料(一部機能を除く)
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初心者にもやさしいインターフェース
「初めてプロンプト生成ツールを使ってみたい」という方には、まずこのツールをおすすめします。
2. GAZAI
Midjourneyだけでなく、さまざまな画像生成AIに対応したプロンプト作成ツールです。
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要素をクリックで選ぶだけでプロンプトを構築
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英語と日本語のワードが併記されており、英語が苦手な方にもやさしい
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「Midjourneyパラメータ」でバージョン・比率・Stylizationなども調整可能
特徴は、圧倒的な語彙量。細かいニュアンスまで反映したプロンプトを作りたい方におすすめです。
3. ImagePrompt.org
画像をアップロードするだけで、その画像に基づいたプロンプトを自動生成してくれるツールです。
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手持ちの画像や参考画像をアップすると、それに似たプロンプトを出力
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対応モデルも複数あり、Midjourney以外のAIにも活用可能
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テキストからのプロンプト生成も可能
「この画像の雰囲気を再現したい!」というときに非常に便利です。ブックマーク推奨。
直感的な操作ができるため、初心者でも使いやすく、英語に不安がある方にもぴったりです。
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◆ちなみに、、、
にじジャーニーを使えば、日本語でも画像生成が可能!
「にじジャーニー」はMidjourneyをベースにした日本語対応アプリです。
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アニメやマンガ風のイラストに特化
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日本語プロンプトでもある程度対応
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スマホで簡単に操作可能
※ただし、使用できるモデルは「niji」のみ。リアル系・写実的な画像には向きません。
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画像からプロンプトを抽出して再利用する方法
他のユーザーが生成した画像や、自分の手持ち画像から「どんなプロンプトが使われているか」を知る方法もあります。
Midjourneyでは、この機能を「Describe(ディスクライブ)」と呼びます。
ここでは、Midjourney Web版での操作手順を2つに分けて解説します。
① Midjourney内の画像からプロンプトを取得する
Midjourneyの「Explore」機能を使えば、公開されている画像から使用されたプロンプトを確認できます。
手順:
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Web版Midjourneyで「Explore」ページを開く
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気になる画像を選択
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画像の下部にある「T」アイコン(Edit Prompt)をクリック
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プロンプト入力欄に内容が表示されるので確認
注意:著作権や利用ポリシーの観点から、他人のプロンプトをそのまま使うのはNGです。参考程度にとどめましょう。
② 手持ちの画像をアップロードしてプロンプトを生成
自分の画像や写真から、それに近い構成のプロンプトを得ることもできます。
手順:
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使用したい画像をPCやスマホに保存
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Midjourneyのプロンプト入力欄の左上「画像アイコン」をクリックして画像をアップロード
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アップロードした画像にカーソルを合わせ、「i」アイコンをクリック
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画像の構成要素が一覧で表示されるので確認
一覧に表示された要素は、クリックするだけでプロンプト欄に反映されます。
内容はすべて英語で表示されますが、わからない単語があれば翻訳ツールを使って確認しましょう。
結論:Midjourneyの画像に日本語の文字は入れられる?実例と注意点を解説
「Midjourneyで作る画像に、日本語の文字を入れられるの?」
そんな疑問を持っている方も多いでしょう。
結論は、Midjourneyの画像に日本語テキストは入れられます。
ただし、いくつかの制限や注意点があります。
日本語が反映される条件と注意点
Midjourneyは画像を“描く”AIであり、“文字を正確に書く”目的では作られていません。
そのため、日本語テキストの反映には限界があります。
以下の条件を満たすと、比較的うまく日本語が入る可能性が高くなります。
条件 | 詳細 |
---|---|
使用モデル | *niji(アニメ・マンガ調専用)*のみ対応 |
文字の長さ | 短めの単語やフレーズがおすすめ(1~2語) |
文字種 | ひらがな推奨(カタカナは約半分の確率で崩れる) |
文章 | 長文や漢字はほぼ反映されない(崩れる、潰れるなど) |
実例:日本語テキストを含むプロンプト
以下のプロンプトを使ってテストしたところ、一定の精度でひらがなが描画されました。
プロンプト例:
結果:
店先の看板やウィンドウなどに「けーき」と書かれたような描写が確認できるケースがありました。
ただし、表示が不完全だったり、フォントのように見えても読めない場合もあります。
英語が苦手でもMidjourneyは使える?
Midjourneyは英語ベースのプロンプト入力が基本ですが、以下の工夫で英語が苦手な方でも安心して使えます。
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日本語から英語プロンプトを自動で作成できる翻訳ツールや生成ツールが充実
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UIは英語でも、直感的な操作で迷いにくい設計
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カスタムGPT(例:MJ Prompt Generator)で、日本語で要望を伝えるだけで英語プロンプトを生成可能
まとめ:
ここで伝えたいのは、日本語を取り入れたいなら、”シンプルかつ短く”を心がけましょう。
加えて、Midjourneyに日本語を入れる際は、以下のポイントを意識しましょう:
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*モデルは「niji」*を使用する
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文字はひらがな、短めの単語に限定する
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正確な日本語表示を求めすぎない(デザイン的な装飾と捉える)
英語が苦手な方でも、翻訳やツールの活用次第でMidjourneyは十分使いこなせます。
ぜひ工夫しながら、日本語を活かした画像生成にもチャレンジしてみてください!