ホームページにおける絵文字使用のデメリット・SEOへの影響を調べてみた!

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ホームページにおける絵文字使用のデメリットとSEOへの影響

SNSでのやりとりが主流となった現代では、テキストに加えて絵文字で感情を表現することが一般的になっています。ホームページの文章に絵文字を取り入れることで、視覚的に目を惹き、情報や感情を伝えやすくなるという利点もあります。

しかし、SEO対策やコンバージョン率の向上を目指すうえでは、必ずしも絵文字の使用がプラスに働くとは限りません。そこで今回は、ホームページで絵文字を使用することによる主なデメリットについて解説します。


絵文字がSEOに与える影響

Googleのジョン・ミューラー氏によれば、絵文字を使ったことで検索順位が下がったり、ペナルティを受けたりすることはないとされています。つまり、絵文字自体がSEOに直接的な悪影響を与えることは基本的にないという認識で問題ありません。

ただし、間接的な影響には注意が必要です。たとえば、ユーザーの離脱率が上がったり、読みづらさからページの評価が下がるといったケースも考えられます。せっかくアクセスしてくれたユーザーの関心を失わないためにも、絵文字使用のリスクを把握しておくことが大切です。


絵文字によるデメリット

ここでは、絵文字による3つのデメリットを紹介していきます。

デメリット① 表示のばらつき(デバイス依存)

絵文字は、iPhoneやAndroid、Windowsなどのデバイスによって表示が異なります。同じ絵文字でも見た目や雰囲気が大きく変わることがあり、受け取る印象にもズレが生じる可能性があります。

また、iOSで表示可能な絵文字がAndroidでは対応しておらず、文字化けしてしまうことも。こうした表示崩れはユーザー体験を損ね、アクセシビリティや信頼性の面でマイナスに働く恐れがあります。


デメリット② 時間経過による変化

絵文字は新たなデザインの追加や既存絵文字の更新が頻繁に行われており、時が経つにつれて表示内容が変わる場合があります。SNSのような一時的な投稿では問題になりませんが、ホームページは長期的な運用が前提のため、過去の絵文字が見えなくなったり、意図しない印象を与えてしまうこともあります。

長く使われるホームページで安定した情報発信を行うには、絵文字の使用は慎重に検討する必要があります。

デメリット③ 信頼性の低下

絵文字は幅広い年齢層に親しまれているものの、ビジネス用途では不適切と考えるユーザーも少なくありません。たとえBtoC向けや若年層をターゲットにした内容であっても、絵文字の多用は軽率な印象を与え、企業やブランドとしての信頼性に疑問を抱かれるリスクがあります。

特に企業の公式サイトやコーポレートページでは、「信頼感」や「専門性」が求められるため、絵文字の使用は慎重に判断すべきでしょう。


まとめ

絵文字の使用によって、検索順位が直接的に下がることは基本的にありません。しかし、デバイス間の表示の違いや文字化けのリスク、信頼性の低下といった側面から、SEOやユーザー体験に悪影響を及ぼす可能性は十分にあります。

企業やブランドとしてホームページを運用する場合は、読みやすさや信頼性を重視し、絵文字の使用は必要最小限にとどめる、もしくは使用を避けることをおすすめします。