はじめに
Advanced Database Cleaner Proは、データベースを徹底的にクリーンアップしてくれるもの。
この機能について調べてみました。
作業の前に…まずはバックアップを!
データベースを触る前に、必ずバックアップを取りましょう。
何かを削除した後で「しまった…」とならないための、必要な作業です。
「Advanced Database Cleaner Pro」とは?
数あるWordPressのデータベース最適化系プラグインの中でも、機能の豊富さ・使いやすさ・信頼性で評価されているのがこの「Advanced Database Cleaner Pro」です。
「WP Optimize」や「Garbage Collector」など、他の無料プラグインもありますが、このプラグインはとくにおすすめです。
一時的な掃除だけでなく、長年溜まったデータベースの肥大化を根本から解決してくれます。
Advanced Database Cleaner Proのインストール
Advanced Database Cleaner Proは、ワードプレ管理画面スの左メニューから「プラグイン」をクリックし、「Advanced Database Cleaner Pro」と検索します。
「今すぐインストール」を押し、インストール完了です!
プラグインの主な機能と操作画面
インストール完了後、6つのタブとタスクスケジュール機能を備えたシンプルなUIが表示されます。
実際の表示画面:
どんなことができるのか、機能を紹介していきます。
1. 一般的なクリーンアップ
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投稿のリビジョン、下書き、未承認コメント、ピンバック、トラックバックなどを一括で削除可能。
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削除前にアイコンをクリックすれば中身を確認できるので安心。
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「Keep last」機能は、、下書きなどの最後のデータを、クリーンアップ後も残す量を設定できる。
2. テーブルの最適化・修復
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「テーブルスキャン」を行うと、テーブルがどのプラグイン・テーマ・WordPress本体に属しているかを自動分類。
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不要なテーブルを整理し、データベースを軽量化。
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削除時には常に「本当に削除しますか?」と確認してくれるので、うっかり削除も防げます。
テーブル表示画面:
3. wp_options(オプションテーブル)の整理
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「オプション」タブで、孤立した不要なデータ(オーファンデータ)をスキャン。
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例:8年間運用していたあるブログでは、1388個の孤立データ=約4GBの無駄な情報が蓄積。
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削除対象が不明な場合は、検索やphpMyAdminで確認するのがおすすめ。
4. Cronジョブ(スケジュールされたタスク)の管理
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古いプラグインや削除済みテーマが作成した不要な定期実行タスクを検出。
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スキャン→分類→削除で、WordPressのパフォーマンスが向上。
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実際に2008年に消滅したプラグインが今もタスクを実行していた例も…。
5.オールクリーン
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「Overview&settings」のタブでは、現在のデータベースの状態をまとめて確認可能。
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プラグインを非表示にする場所や、管理画面へのアクセス設定も行えます。
Overview&settingsの表示画面:
効果は絶大!たった数時間で…
4GB近く溜まっていた不要データをわずか244MBの最適化された状態へ!
体感でページ表示速度が改善され、管理画面も軽くなったと感じるほどです。
定期的なクリーンアップを習慣に
ブログやサイトを長く運営していると、知らないうちに「ゴミ」がどんどん蓄積していきます。
このプラグインを使えば、月に1回〜数か月に1回程度の掃除で、軽快なWordPress環境を保てます。
まとめ:Advanced Database Cleaner Proを使うべき人は?
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長年WordPressを使っていて、プラグインやテーマをたくさん入れ替えてきた人
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管理画面が重い・遅いと感じる人
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無駄なデータを一掃して、データベースを軽くしたい人
上記に当てはまるなら、一度このプラグインを試してみる価値は大いにあります。
ぜひ、試してみてください