1. LINE公式アカウントの「リッチメニュー」とは?
「リッチメニュー」とは、LINEのトーク画面下部(キーボードの上部)に常時表示される、タップ操作で簡単にアクセスできるメニュー機能です。
このメニューには、LINE内のクーポンやショップカードの機能だけでなく、外部のECサイトや予約ページなど、Webサイトへのリンクも自由に設定できます。

1-1. 「リッチメッセージ」との違い
「リッチメニュー」と似た機能に「リッチメッセージ」がありますが、両者は異なります。
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リッチメッセージは画像とテキストを組み合わせた配信型メッセージで、ユーザーに通知が届きます。
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一方、リッチメニューは常にトーク画面に表示されており、更新してもユーザーには通知されません。
1-2. どのアカウントでも利用可能
リッチメニューは、アカウントの種類や料金プランに関係なく、すべてのLINE公式アカウントで利用可能です。
以前の「LINE@」ではフリープランでの利用が制限されていましたが、2019年4月のサービス統合以降は、全プランで使用できるようになっています。
2. リッチメニュー運用のポイント
2.1. 表示/非表示や期間の設定
管理画面から、リッチメニューを常に表示させるか、ユーザー操作で開く形式にするかを選べます。また、特定のキャンペーンなどに合わせて表示期間を設定することも可能です。

2.2. 自動応答で問い合わせ対応を効率化
リッチメニューに「テキストアクション」を設定すると、ユーザーが特定のキーワードをタップするだけで、事前に用意した返信メッセージを自動送信できます。
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例:「営業時間は?」をタップ →「⚪️時〜⚪️時です」と自動返信。
2.3. クーポン誘導で来店促進
「クーポン」アクションを設定することで、リッチメニューから直接クーポンページへ誘導可能。目に付きやすいため、使用率向上が期待できます。
2.4. ショップカードでリピーター獲得
ショップカード(LINE版ポイントカード)へのリンクを設けることで、再来店を促し、リピーターの育成にも効果的です。
リッチメニューはLINE公式アカウントの中でも特に視認性・操作性が高く、業種を問わず幅広い活用が可能です。うまく使えばユーザー体験を大きく向上させ、売上や予約数のアップにもつながります。