「サーバー移行」と「サーバー移管」はほぼ同じ意味で使われますが、文脈によって微妙に異なる場合があります。本記事では両者の違いを整理したうえで、サーバー移行の手順・注意点・失敗しないためのコツを解説します。
サーバー移行とサーバー移管の違い

「サーバー移行」と「サーバー移管」は一般的にほぼ同じ意味で使われますが、使われる文脈に違いがあります。
サーバー移管
「移管」は管理権限が別の会社(ホスティング業者)に移ることを強調した表現です。「お名前.comのサーバーからエックスサーバーへ移管する」というように、業者間の移動を指すことが多いです。
サーバー移行
「移行」はデータや環境が別の場所に移ることを強調した表現です。「テスト環境から本番環境へ移行する」「物理サーバーからクラウドへ移行する」など、より広い文脈で使われます。レンタルサーバー会社の乗り換えだけでなく、社内サーバーの更新なども「移行」と表現されます。
個人・中小企業のウェブサイトではほぼ同義
個人ブログや中小企業のウェブサイトの文脈では「移管」も「移行」もほぼ同じ意味で使われます。「サーバー移行したい」と検索して「サーバー移管の手順」の記事を読んでも問題ありません。
サーバー移行の手順(レンタルサーバー乗り換えの場合)

一般的なレンタルサーバーの乗り換え手順を解説します。
①バックアップを取る
移行前に全データのバックアップは必須です。ファイル(FTPでダウンロード)とデータベース(phpMyAdminでエクスポート)を確保します。WordPressなら「All-in-One WP Migration」で一括バックアップが便利です。
②移行先サーバーを契約・設定する
移行先のレンタルサーバーを契約し、ドメインの追加設定・PHP設定・SSL設定を行います。この段階ではネームサーバーはまだ切り替えません。
③データを移行する
ファイルをFTPでアップロードし、データベースをphpMyAdminでインポートします。WordPressのwp-config.phpに新サーバーのDB情報を反映させます。
④hostsファイルで動作確認する
PCのhostsファイルを使い、新サーバーのIPで自分のPCだけサイトにアクセスして動作確認します。全ページ・フォーム・メールの動作を確認してから次のステップへ進みます。
⑤ネームサーバーを切り替える
問題がなければドメインのネームサーバーを新サーバーのものに変更します。DNS反映には最大72時間かかります。切り替え後もしばらくは旧サーバーを維持し、問題がなければ解約します。
サーバー移行でよくある失敗と対策
メールデータを移行し忘れた
受信済みメールはサーバー上に保存されているため、移行前にメールソフト(Thunderbirdなど)でバックアップするか、IMAPを使って新サーバーにコピーしておきましょう。
旧サーバーを先に解約してしまった
新サーバーで動作確認が完了する前に旧サーバーを解約すると、データが消えて復元できなくなります。必ず新サーバーで正常動作を確認してから解約してください。
よくある質問(FAQ)
WordPressの移行に使えるプラグインは?
「All-in-One WP Migration」が最も簡単です。ファイルとDBをまとめてエクスポート・インポートできます。大容量サイトは有料版の購入が必要な場合があります。
移行中にアクセスが来たらどうなりますか?
ネームサーバー切り替え中はDNSの伝搬が完了していない場合があり、一部のユーザーには旧サーバーが、別のユーザーには新サーバーが見えることがあります。更新系の操作(購入・投稿)は切り替え完了後に行いましょう。
まとめ|サーバー移行は計画的に進めれば安全
サーバー移行(移管)はバックアップ→データ移行→動作確認→ネームサーバー切り替えの手順で進めます。旧サーバーを解約する前に必ず新サーバーで動作確認を行い、メールデータの移行も忘れずに。スリーディープラスではサーバー移行のご相談・作業支援も承っています。
