アフィリエイトでは「このリンク経由で商品が売れたら報酬が発生する」という仕組みが動いています。では、誰の紹介で売れたのかを、システムはどうやって見分けているのでしょうか?その裏側で働いているのが「計測タグ(トラッキングタグ)」です。この記事では、アフィリエイトの成果計測の仕組みを、専門用語をかみ砕いて解説します。仕組みを知ると、広告運用やLP制作の理解もぐっと深まります。
アフィリエイトの成果計測とは?

アフィリエイトは、「広告主」「メディア(紹介する人)」「ASP(両者をつなぐ仲介会社)」の三者で成り立っています。メディアが貼ったリンクから訪問者が商品を購入すると、メディアに報酬が入ります。このとき「どのメディアの紹介で、どの成果が発生したか」を正確に記録するのが、計測タグの役割です。
成果が計測されるまでの流れ
成果計測は、大きく3つのステップで進みます。
- クリック:訪問者がアフィリエイトリンクをクリックすると、いったんASPのサーバーを経由して広告主サイトへ移動する
- Cookieに記録:このとき「どのメディア経由か」を示す識別子(目印)が、ブラウザのCookie(クッキー)に保存される
- コンバージョン計測:訪問者が商品を購入し、完了ページに設置された計測タグが発火。Cookieの識別子と購入情報がASPへ送られ、「この成果はこのメディアの紹介」と記録される
ポイントはCookieです。クリック時に付けた“目印”を、購入時に照合することで、時間が空いても「誰の紹介か」をたどれる仕組みになっています。
計測タグには2種類ある|imgタグとJSタグ

成果を送信する計測タグには、主に2つの方式があります。
- imgタグ(画像)方式:目に見えない小さな画像を読み込ませることで成果を送る、従来からの方式。シンプルだが送れる情報が限られる
- JSタグ(JavaScript)方式:スクリプトを実行して成果を送る方式。複数商品の詳細・数量・割引など、より多くの情報を柔軟に送れる
近年はより正確で柔軟なJSタグ方式が主流になりつつあります。設置は、購入完了ページに専用スクリプトを置き、注文情報(商品コード・価格・数量など)をパラメータとして記述する形が一般的です。
なぜ計測方式が変わってきたのか|Cookie規制
計測タグが進化している背景には、プライバシー保護の流れがあります。近年、ブラウザ側で追跡を制限する動き(AppleのITP=Intelligent Tracking Preventionなど)が強まり、従来のCookieが使いづらくなりました。これにより「クリックしたのに成果が計測されない」といった取りこぼしが起きやすくなっています。JSタグ方式は、こうした規制環境でもできるだけ正確に計測を維持するための工夫の一つです。
正しく計測するために大切なこと
- タグを正しい場所に設置する:計測タグは「購入完了ページ」など、成果が確定するページに正確に置く
- パラメータを正しく渡す:商品コードや金額などの情報を、仕様どおりに記述する
- 設置後は必ずテストする:実際にテスト注文を行い、成果が計測されるか確認する
計測タグの設置ミスは、報酬の取りこぼしに直結します。実装に不安がある場合は、ASPのマニュアルを確認するか、制作会社など専門家に依頼すると安心です。
よくある質問(FAQ)
Q. クリックしたのに成果にならないのはなぜ?
A. Cookieが削除・ブロックされていたり、タグの設置ミス、ブラウザの追跡規制などが原因になり得ます。まずはタグの設置とテストを確認しましょう。
Q. imgタグとJSタグ、どちらを使うべき?
A. 送れる情報の多さや計測精度の面から、近年はJSタグ方式が推奨されるケースが増えています。利用中のASPの推奨方式に従うのが基本です。
Q. Cookie規制で計測できなくなりますか?
A. 規制で難しくなっている面はありますが、各ASPは計測方式を進化させて対応しています。最新の推奨タグを使い、正しく設置することが大切です。

