Canvaのデザインに使った写真やイラストを、そのデザインから切り離して単体のファイルとして手元に残したいことがあります。実はCanvaには「1つの素材だけをダウンロードする」専用ボタンは用意されていません。ただし、いくつかの操作を組み合わせれば、実質的に単体素材として保存できます。本記事では、その2つの方法と、保存後に気をつけたい著作権上の注意点を解説します。
Canvaに「素材単体ダウンロード」ボタンはない

まず前提として、Canvaの仕様上、デザインに配置した写真やイラストを1点だけ直接ダウンロードするボタンはありません。「いいね(❤)」機能やフォルダ機能はCanva内でのブックマークにすぎず、パソコンへの実ファイル保存とは別物です。ここを混同していると「保存したはずなのに手元にファイルがない」という状態になるので注意してください。
方法①複数素材を選択してまとめてダウンロード
- デザイン上でダウンロードしたい素材を選択します(複数選択も可能)。
- 右クリックまたは「…」メニューから「選択した素材をダウンロード」を選びます。
- PNGまたはGIF形式を選択します(Pro等の上位プランなら背景透過も可能)。
- ダウンロードを実行すると、選んだ部分だけが書き出されます。
方法②素材だけを配置した新規デザインを作って書き出す

1点だけをきれいに書き出したい場合に有効な方法です。
- 「デザインを作成」→「カスタムサイズ」で、欲しい画像と同じ比率・サイズを指定します。
- 素材タブで目的の写真やイラストを検索し、キャンバスいっぱいに配置します。
- 「共有」→「ダウンロード」で、写真ならJPG、イラスト・透過が必要ならPNGを選んで保存します。
無料版・Pro版の違い
上記の方法自体は無料版でも一部実行できますが、有料(プレミアム)素材を単体で書き出すには、その素材の個別購入またはPro契約が必要です。また、背景透過での書き出しはPro限定の機能です。
著作権・商用利用の注意点
素材を単体で抜き出せるとしても、Canvaの素材は著作権が放棄された「著作権フリー」ではありません。次の点に注意してください。
- 抜き出した素材を無加工のまま外部で再配布・販売・素材サイトへの掲載・クレジット取得することは、無料・有料問わず禁止されています。
- 個人利用の範囲であれば無料素材を印刷して使う程度は可能ですが、有料素材は個人利用であっても無加工のままの流用はリスクがあると考え、慎重に扱いましょう。
- 販売・再配布したい場合は、線を加える・他の素材と組み合わせる・テキストを加えるなど、独自の加工を行うことが必須です。
- 保存した素材を他のデザインソフト(Photoshop等)で使う場合も、利用規約はCanva内での利用と同じです。
よくある質問(FAQ)
「いいね」した素材はパソコンに保存されていますか?
されていません。「いいね」はCanva内のブックマーク機能で、実ファイルとしてパソコンに保存するには別途ダウンロード操作が必要です。
有料素材を購入せずに単体保存する方法はありますか?
ありません。有料素材を単体で書き出すには、個別購入またはPro契約が必要です。まずはサムネイルの王冠マークで有料・無料を確認しましょう。
保存した素材を他のソフトで使ってもいいですか?
利用規約はツールを問わず同じです。無加工での再配布・販売はできませんが、独自の加工を加えたうえでの利用は問題ありません。
まとめ
Canvaには素材単体を直接ダウンロードするボタンはありませんが、「複数選択してまとめてダウンロード」または「素材だけを配置した新規デザインを作る」の2通りで実質的に保存できます。ただし著作権は放棄されていないため、無加工のままの再配布・販売は避け、加工を加えて利用しましょう。THREE D PLUSでは、Canvaを使ったデザイン制作のサポートも承っています。お気軽にご相談ください。

