Google広告を運用していると、「広告のおかげで問い合わせの電話が増えた気がするけれど、実際どれくらい効果があるの?」と気になることがあります。フォーム送信は計測できても、電話での問い合わせは見えづらいもの。これを可視化するのが、Google広告の「通話コンバージョン トラッキング」です。この記事では、ウェブサイトに載せた電話番号への問い合わせを計測する仕組みと、設定の流れ・注意点を解説します。
通話コンバージョン計測とは?

通話コンバージョン トラッキングは、広告をクリックしてサイトを訪れたユーザーが、そのサイトに掲載された電話番号にかけた問い合わせを計測する機能です。これにより、「どの広告が電話問い合わせにつながったか」が分かり、広告の効果を正しく評価できます。電話問い合わせが多い業種(クリニック・士業・修理・不動産・BtoBなど)ほど、導入する価値が大きい機能です。
仕組みのポイント
- Google専用の転送電話番号に自動で置き換え:サイト上の電話番号を、計測用の番号に自動表示。かけると自社の番号へ転送されるため、利用者は普段どおり通話できる
- 一定時間以上の通話だけをカウントできる:たとえば「30秒以上の通話をコンバージョン」と設定すれば、間違い電話や短い通話を除外できる
- 分析にも活用できる:Googleアナリティクスなどと連携してレポートを確認できる
設定の流れ

- コンバージョンアクションを作成:Google広告の管理画面で「ウェブサイトの電話番号」のコンバージョンを作成し、通話の最小時間(例:30秒)などを設定する
- Googleタグを設定:サイトにGoogleタグ(計測用タグ)を設置する
- 電話番号スニペットを追加:サイトの電話番号を、計測用に置き換えるコード(スニペット)を追加する
- 有効化を待つ:スニペット追加後、最長1時間ほどで計測が有効になる
コードの設置が必要なため、JavaScriptなどの基本的な知識があるとスムーズです。不安な場合は、制作会社や広告運用の担当者に依頼すると確実です。
設定時の注意点
- テスト時はCookieに注意:動作確認をする際は、ブラウザの「gwcc」というCookieを削除してから試すと正しく確認できる
- 国際電話形式に非対応の場合がある:番号の形式によっては置き換えがうまくいかないことがある
- 転送番号の表示を確認:置き換え後もサイト上に正しく番号が表示されているか必ずチェックする
導入するメリット
通話コンバージョンを計測できると、「フォーム送信だけでなく電話問い合わせまで含めた本当の成果」で広告を評価できます。電話が主な問い合わせ手段の業種では、これを計測しないと広告の効果を過小評価してしまいがちです。正しく計測することで、成果の出ている広告に予算を集中でき、費用対効果の改善につながります。
よくある質問(FAQ)
Q. 利用者に転送番号だと気づかれますか?
A. かけると自社の番号に転送されるため、利用者は普段どおり問い合わせできます。通話品質にも影響しません。
Q. 短い通話や間違い電話も成果に入りますか?
A. 「◯秒以上の通話をコンバージョン」と設定できるため、短い通話を除外できます。
Q. 専門知識がなくても設定できますか?
A. タグやスニペットの設置にコードの知識が必要です。難しい場合は制作会社や広告運用の専門家に相談しましょう。

