LINEのデータはいつ消える?トーク履歴・写真・ファイルの保存期限とバックアップ方法

LINEのデータは、種類ごとに消えるタイミングが違います。個人のLINEはトーク履歴が端末の中にしかなく、LINE公式アカウントのチャットは基本機能なら6か月、さらにグループトークの画像は2週間・ファイルは1週間という短い例外まであります。この記事では、どのデータがいつ消えるのかを一覧で整理し、iPhone・Android別のバックアップ手順と、消える前にやっておくべきことをまとめます。

目次

LINEのデータは「種類ごとに」消えるタイミングが違う

Woman in orange top uses phone at outdoor cafe
Photo by Hans Eiskonen on Unsplash

まず全体像から押さえます。「LINE」とひと口に言っても、個人が使うLINEアプリと、企業が使うLINE公式アカウントではデータの扱いがまったく別です。さらに公式アカウントの中でも、1対1のチャットとグループトークで期限が違います。

対象テキスト画像・動画ファイル
個人のLINE(アプリ)端末内に保存(バックアップ必須)一定期間で閲覧不可一定期間で閲覧不可
公式アカウント/1対1チャット(基本機能)6か月6か月6か月
公式アカウント/1対1チャット(チャットPro)5年5年5年
公式アカウント/グループ・複数人トークプランに準じる2週間1週間

いちばん見落とされるのは最終行

グループトークの画像2週間・ファイル1週間という制限は、月額3,000円のチャットProオプションを契約していても短縮されません。「有料にしたから安心」とはいかない部分があります。工事写真や見積書のPDFをグループで受け取っている業種では、ここが最大の落とし穴です。

「保存期間」と「バックアップ」は別の話

混同されやすいのですが、サーバー側でデータが保持される期間と、自分の手元に控えを取ることは別です。期限が来る前に手元へ移しておけば、その後サーバーから消えても手元のデータは残ります。逆に、期限が過ぎてからでは手の打ちようがありません。

個人のLINE|トーク履歴は端末の中にしかない

個人のLINEアプリでは、トーク履歴はサーバーに保管されず、使っている端末の中に保存されています。つまり、スマートフォンを紛失したり故障させたりすれば、その時点で履歴は失われます。機種変更のときに履歴が消えたという相談が絶えないのは、この仕組みが理由です。

iPhoneの場合|iCloudにバックアップする

LINEアプリの「ホーム」→「設定(歯車)」→「トークのバックアップ」から実行します。iCloudにトーク履歴が保存されるため、事前にiCloudにログインしていることと、空き容量があることを確認してください。「今すぐバックアップ」を押すと手動で保存でき、「自動バックアップ」をオンにすると頻度を指定して定期実行されます。

Androidの場合|Googleドライブにバックアップする

同じく「設定」→「トークのバックアップ・復元」から、Googleアカウントを選んでバックアップします。使用するGoogleアカウントを間違えると、復元時に見つからず慌てることになるので、どのアカウントを使ったかをメモしておいてください。

注意1|バックアップに含まれるのはテキスト

トーク履歴のバックアップに含まれるのは、基本的にテキストです。トーク内でやり取りした写真や動画は対象外なので、残したいものはその都度、端末のカメラロールやアルバムに保存しておく必要があります。「バックアップを取ったのに写真が戻らない」という相談の原因は、ほぼこれです。

注意2|バックアップなしの引き継ぎは14日分だけ

バックアップを取らないまま引き継ぎを行った場合、復元できるのは直近14日分だけになります。「引き継ぎさえすれば全部戻る」と思い込んでいると痛い目を見ます。機種変更の前に、必ず古い端末側でバックアップを取ってください。

注意3|OSをまたぐ移行は履歴を引き継げない

iPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneへ移行する場合、テキストのトーク履歴は引き継げません。バックアップ先の仕組みが異なるためです。どうしても残したい会話は、スクリーンショットやトーク履歴の書き出し機能でテキストとして保存しておくしかありません。

LINE公式アカウント|1対1は6か月、グループには短い例外がある

silver macbook on brown wooden table
Photo by Valery Fedotov on Unsplash

企業側で使うLINE公式アカウントのチャット履歴は、基本機能では6か月で閲覧できなくなります。チャットProオプション(月額3,000円・税別)を契約すると5年に延長され、履歴のバックアップ機能も使えるようになります。

グループトークの期限は有料でも延びない

問題はグループ・複数人トークです。ここでやり取りされた画像・動画は2週間、ファイルは1週間で閲覧できなくなります。この期限はプランに関係なく適用されるため、有料オプションでも延ばせません。見積書のPDFや工事写真をグループに送ってもらって、1週間放置したら開けなくなっていた、というのは実際に起こり得ます。

対策は運用ルールで埋める

対策はシンプルで、「グループに届いたファイルは、届いた日にダウンロードする」というルールを決めておくことです。仕組みで守れない部分は、運用ルールで埋めるしかありません。

無料のまま履歴を残す方法もある

チャットProを契約せずに履歴を手元へ残す方法もあります。手順はLINE公式アカウントのチャット履歴を無料でバックアップする方法で詳しく解説しています。

写真・動画が「保存期間が終了しました」になる理由

person holding smartphone
Photo by John Tuesday on Unsplash

個人のLINEでよく見るのが、古いトークの画像をタップすると「保存期間が終了しました」と表示される現象です。

画像はサーバー経由で表示されている

トークに表示される写真や動画は、端末に保存されているのではなく、サーバー上のデータを都度読み込んで表示しています。そのサーバー側の保持期間が過ぎると、トークにサムネイルは残っていても中身は開けなくなります。

期間は公表されていない

個人LINEにおける写真・動画の具体的な保持期間は公表されていません。数週間から数か月と言われますが、確定的な数字はないため「いつか消える前提」で扱うのが安全です。

一度消えたら復元できない

この表示が出た時点で、その画像はサーバーから取得できなくなっています。送った側・受け取った側のどちらかが端末に保存していれば、その人から再送してもらうのが唯一の方法です。だからこそ、大事な写真は届いた時点で端末やアルバムに保存する習慣が要ります。

消える前にやっておく3つのこと

期限を全部覚えておくのは現実的ではないので、次の3つだけ習慣にしておけば、失って困る事態はほぼ防げます。

1|ファイルは受け取った日にダウンロードする

期限が最も短いのがファイル(グループで1週間)です。「後でやろう」と思った時点で危ないと考えてください。受け取ったらその場で開いて保存する、を徹底します。

2|写真は端末かクラウドに保存する

トーク内に置いたままにせず、アルバムや共有ドライブへ移します。個人LINEのバックアップには写真が含まれないため、ここを省くと復元しても画像は戻りません。LINEのアルバム機能に入れておくのも有効な逃げ道です。

3|定期バックアップの日を決める

個人LINEは自動バックアップをオンにし、公式アカウントは月に1度など日を決めて履歴を保存します。「気づいたときにやる」では続きません。毎月1日、給料日、月末など、他の定例業務にひもづけると忘れにくくなります。

保存先を先に決めておく

保存先を決めておくことも同じくらい大切です。担当者個人のパソコンに置くのではなく、会社が管理するドライブに集約してください。顧客の氏名や連絡先が含まれるデータなので、置き場所が曖昧なままだとそれ自体が情報漏えいのリスクになります。

業務で使うなら「消える前提」で設計する

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Photo by Wesley Tingey on Unsplash

制作の現場でお客様の運用を見ていて感じるのは、LINEが便利すぎるがゆえに、記録として残すべき情報まで流れていってしまうことです。予約日時、金額、仕様の合意といった「後から確認したくなる情報」がトークの中だけにあると、消えた瞬間に確認する手段がなくなります。

記録が残る手段と使い分ける

サイト制作の観点では、次のような役割分担にしておくと事故が減ります。金額や仕様の確定はメールフォームや見積書などの記録が残る手段で行い、LINEは日程調整や気軽な質問に使う。こうしておけば、LINEの履歴が消えても業務の記録は失われません。

フォームの内容は自動で二重に残す

フォームから届いた内容は、メール通知だけでなくスプレッドシートにも自動で残るようにしておきます。メールは検索性が低く、誤って削除されることもあるためです。二重化しておけば、片方が失われても記録は残ります。

業務ログとして残したいならLINE WORKS

顧客とのやり取りを業務ログとして管理者側に残したい場合は、LINE公式アカウントではなくLINE WORKSを使う選択肢もあります。詳しくはLINE WORKSとLINEの連携方法をご覧ください。

よくある質問(FAQ)

LINEのトーク履歴は何日で消えますか?

個人のLINEでは、テキストの履歴は端末内に残り続けるため期限で消えることはありません。ただし端末を変えたり故障したりすれば失われます。LINE公式アカウントのチャットは、基本機能で6か月、チャットProオプションで5年です。

「保存期間が終了しました」と出た写真は復元できますか?

できません。この表示が出た時点で、その画像はサーバーから取得できなくなっています。送った側・受け取った側のどちらかが端末に保存していれば、その人から再送してもらうのが唯一の方法です。

グループトークのファイルが1週間で消えるのは有料でも同じですか?

同じです。グループ・複数人トークの画像・動画2週間、ファイル1週間という期限は、チャットProオプションを契約していても適用されます。届いたその日にダウンロードしておくのが確実です。

機種変更でトーク履歴を確実に引き継ぐにはどうすればいいですか?

古い端末で先にバックアップ(iPhoneはiCloud、AndroidはGoogleドライブ)を取ってから引き継いでください。バックアップなしで引き継ぐと、復元できるのは直近14日分に限られます。

iPhoneからAndroidに変えても履歴は残せますか?

異なるOS間の移行では、テキストのトーク履歴を引き継げません。必要な会話はスクリーンショットやテキストの書き出しで残しておいてください。

バックアップに写真や動画も含められますか?

トーク履歴のバックアップに含まれるのは基本的にテキストです。写真や動画は、その都度アルバムや端末に保存するか、共有ドライブに移しておく運用が必要です。

スマホを紛失したら履歴は取り戻せますか?

事前にバックアップを取っていれば、新しい端末で復元できます。取っていなかった場合、テキストの履歴は失われます。紛失は予告なく起きるので、自動バックアップをオンにしておくのが唯一の備えです。

まとめ

LINEのデータは、個人LINEなら端末を失った時点で、LINE公式アカウントなら6か月で、グループの画像は2週間・ファイルは1週間で失われます。期限を覚えるより、「ファイルは届いた日に落とす」「写真は別に保存する」「バックアップの日を決める」の3つを習慣にするほうが確実です。特に機種変更の前は、必ず古い端末でバックアップを取ってから作業してください。

スリーディープラスでは、LINEとWebサイトを組み合わせた問い合わせ導線の設計や、記録が残る仕組みづくりのご相談を承っています。「大事なやり取りがLINEの中にしかない」という状態に心当たりがあれば、お気軽にお問い合わせください。

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