Resendとは?料金・無料枠とWordPressのメール不達対策|制作会社が解説

Resend(リセンド)とは、プログラムから確認メールや通知メールを送るための、開発者向けメール配信サービスです。APIとSMTPの両方に対応しており、無料プランでも月3,000通・1日100通まで送れます。審査やサンドボックスがなく、登録したその日から本番のメールを送れるのが特徴です。この記事では2026年9月時点の公式情報をもとに、料金プランの全体像、SendGrid・Amazon SES・Postmarkとの違い、WordPressのお問い合わせメールが届かない問題への使い方、そして受託案件で使うときに先に決めておくべきことまでを整理します。

目次

Resendとは?開発者向けメール配信サービスの基本

Resendは、Webサイトやアプリから自動で送るメールを、確実に届けるためのサービスです。自分でメールサーバーを用意する代わりに、APIを1回呼ぶかSMTPの設定を変えるだけで送信を任せられます。

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Resendが扱うのは主に「自動で送るメール」

Resendが得意なのはトランザクションメールと呼ばれる種類のメールです。具体的には、会員登録の確認メール、パスワードリセット、ワンタイムパスワード、注文確認、請求書、お問い合わせフォームの通知と自動返信といった、利用者の行動をきっかけに1通ずつ自動送信されるメールを指します。

ニュースレターのような配信も「Broadcasts」という機能で扱えますが、こちらは料金体系が別建てになっています。逆に、SMSや電話といったメール以外のチャネルは扱いません。Resendはメール専業のサービスです。

使い方は「API」と「SMTP」の2通りある

この記事を読むうえで最初に押さえてほしいのが、Resendには2つの使い方があるという点です。1つはアプリケーションのコードからAPIを呼ぶ方法で、新しく開発するシステム向けです。もう1つはSMTPサーバーとして使う方法で、既存のシステムの送信設定を差し替えるだけで済みます。WordPressのメール不達対策として使う場合は後者になります。

審査もサンドボックスもない

Resendの公式ドキュメントには、本番利用の承認は不要で、無料アカウントを含むすべてのアカウントがサインアップした時点で本番送信の権限を持つと明記されています。サンドボックスモードも承認プロセスも待機期間もありません。Amazon SESのようにサンドボックス解除の申請を出して審査を待つ必要がないため、急ぎの案件でも当日中に組み込めます。

Resendの料金プラン【2026年9月時点】

Resendの料金はトランザクションメールとマーケティングメールで完全に別建てです。トランザクションは送信した通数で、マーケティングは保持しているコンタクト数で課金されます。枠の共有はありません。ここを混ぜて理解すると金額を読み違えます。

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トランザクションメールの料金表

プラン月額含まれる通数日次上限ドメイン数
Free0ドル3,000通/月100通/日3
Pro20ドル50,000通/月なし10
Pro35ドル100,000通/月なし10
Scale90ドル100,000通/月なし1,000
Scale160ドル200,000通/月なし1,000
Scale350ドル500,000通/月なし1,000
Scale650ドル1,000,000通/月なし1,000
Enterprise個別見積もり個別なし契約による
出典:Resend公式サイト(Pricing)。2026年9月30日時点

ProとScaleの違いは通数ではない

表をよく見ると、Pro 35ドルとScale 90ドルはどちらも月10万通です。つまりScaleは通数を増やすためのプランではありません。Scaleで変わるのは、登録できるドメイン数が10から1,000に増えること、専用IPが使えること、そして超過時の単価が下がることです。

日本語の解説記事では「月10万通ならScale」と書かれているものを見かけますが、通数だけが理由ならPro 35ドルで足ります。多数のクライアントサイトのドメインを1つのアカウントで管理したい、専用IPを使いたい、という場合にScaleを選ぶのが正しい読み方です。

超過料金とアドオンの実額

含まれる通数を超えた分は従量課金になります。Proは1,000通あたり0.90ドル。Scaleは1,000通あたり0.90ドルから始まり、ティアが上がるほど0.46ドルまで下がります。アドオンの料金は次のとおりです。

  • ドメイン追加:月20ドルで100ドメイン
  • 専用IP(Dedicated IP):月30ドル。Scale以上かつ1日3,000通以上の送信が条件
  • SSO(シングルサインオン):月150ドル

なお、マーケティングメール(Broadcasts)のプランは別で、無料で1,000コンタクトまで、有料は月40ドルから650ドルで5,000〜150,000コンタクトという構成です。マーケ側は保持コンタクト数での課金なので、コンタクト数の上限内なら送信通数は無制限になります。

CC・BCCは宛先ごとに1通として数えられる

見積もりで一番ズレやすいのがここです。公式のナレッジベースには、To・CC・BCCに複数の宛先がある場合、それぞれ別の1通としてカウントされると明記されています。お問い合わせフォームは「管理者宛の通知+送信者への自動返信」で1件あたり2通、これに社内のBCCが3名分乗れば1件で5通です。

フォームの設定1件あたりの通数無料枠(1日100通)で送れる件数
管理者宛の通知のみ1通100件/日
管理者宛+自動返信2通50件/日
管理者宛+自動返信+社内BCC1名3通33件/日
管理者宛+自動返信+社内BCC3名5通20件/日

無料枠の上限に達したときの挙動

Freeプランで1日100通に達すると、翌日まで送信がブロックされます。課金されて送り続けられるわけではなく止まります。一方、有料プランには日次上限がなく、月間の含有通数を超えた分だけが従量課金になります。通知メールが止まると業務が止まる種類のサイトでは、無料プランのまま本番運用しない判断が必要です。

Resendの主な機能

Resendの機能は「送信の事故を防ぐもの」と「送信後の結果を扱うもの」に大別できます。制作や運用のどの作業が減るのかという視点で見ていきます。

Batch送信・予約送信・べき等キー

1回のAPI呼び出しで最大100通をまとめて送れるBatch送信があります。ただし添付ファイル付きのメールはBatchでは送れません。また指定日時に送る予約送信と、同じリクエストが二重に飛んでも1通しか送られないようにするべき等キー(Idempotency Key)が用意されています。決済完了メールのような「絶対に二重送信したくない」場面で効きます。

テンプレート機能とReact Email

メール本文は、管理画面のテンプレート機能(変数の差し込みとバージョン履歴あり)で管理できます。加えて、ReactのコンポーネントとしてHTMLメールを書ける「React Email」がResendと同じチームから提供されています。HTMLメール特有の崩れやすいテーブルレイアウトを、普段のフロント実装と同じ書き方で組めるのが利点です。

Webhookで配信結果を自社側に取り込む

送信・到達・バウンス(宛先不明)・開封・クリック・迷惑メール報告といったイベントを、Webhookで自社のシステムへ通知できます。イベントの種類は30種類以上あり、署名の検証やリトライ・再送の仕組みも用意されています。バウンスしたアドレスを自動で無効化する、といった処理を人手を介さずに回せます。

受信(Inbound)と自動化

送信だけでなくメールの受信・転送・返信にも対応しており、トリガーと条件分岐、待機を組み合わせたAutomations(自動化ワークフロー)も公式機能として用意されています。問い合わせを受けて数日後にフォローメールを送る、といった流れを外部ツールなしで組めます。

添付ファイルの上限は40MB

添付ファイルはメール全体で40MBまでです(Base64エンコード後のサイズを含みます)。リモートURLを指定する方法と、ファイルの中身を直接渡す方法の両方に対応しています。送信できない拡張子のリストも公式に定められているため、請求書PDFなど業務で添付するファイルの種類は事前に確認してください。

対応言語・フレームワークとAPIの制限

公式SDKが幅広く用意されているため、言語を理由に選べないということはほぼ起きません。ただしレート制限には設計上の注意があります。

公式SDKがある言語

Node.js・PHP・Python・Ruby・Go・Rust・Elixir・Java・.NETのSDKと、コマンドラインから使えるCLIが提供されています。日本の受託開発で使用頻度の高いPHPとPythonが揃っているため、WordPressやLaravel、Djangoの案件でも素直に組み込めます。

フレームワーク別のガイドが揃っている

Next.js・Express・Remix・Nuxt・SvelteKit・Astro・Hono・Laravel・Symfony・Rails・Django・Flask・FastAPIなど、主要フレームワークごとのクイックスタートが公式に用意されています。サーバーレス環境ではVercel Functions・Cloudflare Workers・AWS Lambda・Supabase Edge Functionsなどのガイドがあります。Vercel上のアプリから送る構成もよく使われるため、Vercel自体を整理したVercelとは?料金・使い方と無料枠の商用利用も合わせて読むと全体像がつかめます。

レート制限は毎秒10リクエスト(チーム単位)

APIのレート制限は既定で毎秒10リクエストです。重要なのは、これがチーム単位の制限で、APIキーを増やしても上限は増えないという点です。SMTP経由の送信も同じ制限を共有します。数千件を一斉に送る処理を書くなら、Batch送信を使うか、キューに入れて流量を制御する設計が前提になります。信頼できる送信者には引き上げの相談ができるとされています。

Resendの導入手順|APIキー発行からドメイン認証まで

導入は、アカウント作成、ドメイン追加とDNS設定、APIキー発行の3段階です。DNSの反映待ちを除けば30分程度で終わります。

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ステップ1|アカウントを作成してAPIキーを発行する

サインアップするとダッシュボードからAPIキーを発行できます。キーは re_ で始まる文字列で、SMTP接続時のパスワードとしても使います。権限を送信のみに絞る、特定のドメインだけに限定する、といったスコープ設定ができるため、案件ごとに分けて発行するのが安全です。

ステップ2|送信ドメインはサブドメインで登録する

公式は、ルートドメイン(example.com)ではなくサブドメイン(例:updates.example.com、mail.example.com)を送信元にすることを推奨しています。理由は送信レピュテーション(信頼度)の隔離です。自動送信メールで何か問題が起きても、社員が日常的に使う本業のメールに影響が及ばないようにするためです。クライアント案件では、この設計を最初に提案しておくと後で揉めません。

ステップ3|DNSにSPF・DKIMのレコードを追加する

ドメインを追加すると、設定すべきDNSレコードがダッシュボードに表示されます。表示された値をそのままDNSに登録してください。レコードの具体的な値はアカウントやドメインによって変わるため、解説記事に載っている文字列をコピーして使ってはいけません。既存のMXレコードと衝突させないことも注意点です。認証が通ると、開封・クリックの計測、DMARC、BIMI、TLSの強制といった設定が使えるようになります。

ステップ4|リージョンは最初に東京を選ぶ

送信リージョンは北バージニア(us-east-1)、アイルランド(eu-west-1)、サンパウロ(sa-east-1)、東京(ap-northeast-1)の4つから選べます。国内向けのサイトなら東京を選びます。

ここで重要なのは、リージョンを後から変更するにはドメインを削除して同じドメインを新しいリージョンで再追加し、DNSを設定し直す必要があるという点です。クライアントのDNSを2回触ることになり、先方のシステム担当に2回依頼が発生します。最初の1クリックを間違えないようにしてください。

WordPressのお問い合わせメールが届かない問題をResendで解決する

制作会社にとってResendが一番効くのは、この用途です。WordPressのお問い合わせフォームから送られる通知メールが届かない問題は、送信をサーバー任せにしている限り根本的には直りません。Resendを外部のSMTPサーバーとして使うと、送信経路そのものを差し替えられます。

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Photo by Burst on Unsplash

なぜレンタルサーバーからのメールは届かないのか

原因は主に3つです。1つ目は共用サーバーの送信元IPの信頼度が低く、受信側で迷惑メール扱いされること。2つ目はSPFなどの送信ドメイン認証が送信元と一致していないこと。3つ目は、MXレコードをGoogle Workspaceなど外部に向けていても、同じサーバー内に同じドメインのメール設定が残っているとサーバー発のメールがローカル配送に回ってしまい、外に出ないまま消えることです。3つ目は実際の案件で何度も踏んでいる落とし穴で、症状としては「特定のアドレス宛だけ届かない」という形で出ます。

原因の切り分け方やプラグインの選び方はWordPressでメールが届かない原因と対策|SMTPプラグイン6選と設定方法で詳しく解説しています。

WP Mail SMTPでResendを設定する値

Resendの公式ドキュメントには、WordPress向けにWP Mail SMTPプラグインを使う手順が用意されています。設定する値は次のとおりです。

項目設定値
メーラーその他のSMTP
SMTPホストsmtp.resend.com
暗号化SSL
SMTPポート465
Auto TLSオン
認証オン
SMTPユーザー名resend
SMTPパスワードResendのAPIキー
出典:Resend公式ドキュメント(Send with WordPress SMTP)。2026年9月30日時点

ユーザー名が固定で「resend」である点に注意してください。メールアドレスを入れる欄ではありません。設定後はプラグインのテスト送信機能で必ず確認します。

465番ポートが使えないサーバーの場合

対応ポートは25・465・587・2465・2587の5つです。465と2465は接続時からTLSで暗号化する暗黙的TLS、25・587・2587は接続後に暗号化へ切り替えるSTARTTLS(明示的TLS)です。サーバー側で465番が塞がれている場合は587番、それも塞がれていれば2587番という順で試します。共用サーバーは外向きのポートを制限していることがあるため、逃げ道を知っておくと詰まりません。

SMTP経由ではデバッグログが取れない

公式に明記されている制約として、SMTPサーバー側のデバッグログは提供されません。送ったメール自体はダッシュボードの一覧に表示されますが、SMTP接続レベルのトラブル(認証エラーや接続拒否の詳細)は自分では追えず、サポートへの問い合わせになります。送信の失敗を細かく切り分ける必要がある案件では、SMTPではなくAPI送信を選ぶ判断もあります。

既存のSMTPリレーとの使い分け

Google WorkspaceのSMTPリレーやサーバー会社が提供するリレーでも不達は改善します。違いは管理の粒度です。Workspaceのリレーは送信元がそのドメインに縛られ、1日の送信上限があり、配信結果の確認も粗くなります。Resendはドメイン単位で送信の信頼度を分離でき、バウンスをWebhookで機械的に処理できます。サイトが1つならリレーで十分、複数のクライアントサイトを面倒見るならResendという線引きが現実的です。

なお、フォームからのスパム送信が多いサイトでは、そもそも送信通数が無駄に消費されます。対策はWordPressのフォームスパムをハニーポットで防ぐ方法を参考にしてください。

SendGrid・Amazon SES・Postmarkとの比較

結論から書くと、月数千〜数十万通の受託案件ならResendが扱いやすく、月数百万通でコスト最優先ならAmazon SES、到達率とログ保持を最重視するならPostmarkです。SendGridは既存の運用資産がある場合に残す選択になります。

graphical user interface
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4サービスの比較表

項目ResendSendGridAmazon SESPostmark
無料枠月3,000通/1日100通(恒久)恒久無料は廃止。60日・1日100通のトライアルのみ恒久無料枠なし。新規アカウント向けクレジットに変更月100通(恒久)
有料の入口Pro 20ドル/月=5万通Essentials 19.95ドル/月から従量課金のみBasic 15ドル/月=1万通
中規模の目安Pro 35ドル/月=10万通Pro 89.95ドル/月から1,000通あたり0.10〜0.16ドル1万通超は超過1.80ドル/1,000通
ログ保持30日(Enterpriseは個別)プランによる標準では保持されず自前で設計45日(上位は最大365日)
本番利用の審査なし(即日送信可)アカウント審査ありサンドボックス解除申請が必要承認プロセスあり
東京リージョンあり—あり—
マーケ配信Broadcasts(別課金)同一基盤で対応非対応(別サービス)Broadcast Streams
メール以外メール専業Twilio連携でSMS・音声AWS全体と連携メール専業
各社公式サイトの2026年9月30日時点の記載をもとに作成。料金は改定されることがあるため契約前に公式でご確認ください

SendGridの無料プランは廃止されている

SendGridは2025年5月27日に恒久無料プランを廃止しました。現在は60日間・1日100通のトライアルのみです。日本語の記事にはまだ「無料で月12,000通」と書かれたものが残っていますが、現在は使えません。無料枠を理由にSendGridを検討していたなら、Resendに切り替える理由になります。

Amazon SESが安いのは事実、ただし前提が変わった

通数単価だけならSESが最安級であることは変わりません。ただし、長く引用されてきた「月3,000通・12か月無料」の枠は現存せず、新規AWSアカウント向けのFree Tierクレジットに置き換わっています。加えて、サンドボックス解除の申請、配信ログの保存先の設計、テンプレートやバウンス処理の自前実装が必要です。月数万通の規模では、この運用工数を人件費に換算するとResendのほうが総額で安くなることが多くなります。

Postmarkはログ保持で優位

Postmarkは無料枠が月100通と小さい一方、ログ保持が45日(上位プランでは最大365日まで拡張可能)とResendの30日より長く、到達率への評価も高いサービスです。「半年前のメールの送信記録を確認したい」という要件があるなら、Postmarkを検討する価値があります。

受託・クライアント案件でResendを使うときの注意点

個人開発と受託でいちばん違うのは、アカウントの持ち主と、納品後に誰が面倒を見るかです。ここを決めないまま組み込むと、後から移せなくなります。

アカウントは自社かクライアントか

公式は2つの方式を示し、どちらも正当だとしています。A案は自社が1つのアカウントを持ち、ドメインごとにスコープを限定したAPIキーを発行する方式。管理は楽ですが、すべてのクライアントが同じ送信レピュテーションを共有するため、1社の問題が他社の到達率に波及します。B案はクライアント自身にアカウントを持ってもらい、APIキーを預かる方式。レピュテーションと課金が完全に独立し、納品後の引き継ぎもきれいです。

実務の判断としては、保守契約が続き自社で運用も見る案件はA案、単発で納品して運用は先方に渡す案件はB案が無難です。B案なら請求もクライアントのカードに乗るため、立て替えの精算が発生しません。

ログ保持30日は納品後に効いてくる

「2か月前に送ったはずの問い合わせが届いていない」という連絡は、公開後しばらく経ってから来ます。ところがFree・Pro・Scaleのログ保持は30日なので、その時点で証跡が残っていません。長く証跡を残す必要がある案件では、Webhookで配信結果を自社のデータベースやスプレッドシートへ蓄積する仕組みをセットで提案してください。運用の提案としても価値が出ます。

バウンス率4%・スパム率0.08%というライン

Resendはバウンス率4%未満、スパム率0.08%未満の維持を求めています。ここを超えるとアカウントに制限がかかる可能性があります。怖いのは、クライアントが独自に古い名刺リストへ一斉配信してこの基準を割ったとき、サイトのお問い合わせ通知まで止まることです。マーケティング配信とサイトの通知メールはアカウントを分ける、という設計を最初に伝えておくべきです。

米ドル建て・カード決済である点

料金は米ドル建てでクレジットカード決済です。為替によって円換算の月額が変動します。請求書払いや日本語でのサポートが契約要件になっている企業案件では、そこが障害になることがあります。その場合は国内のメール配信サービスも選択肢として併記したうえで、到達率や実装コストと比べて提案するのが誠実です。

よくある質問(FAQ)

Resendの無料プランはどこまで使えますか?

月3,000通・1日100通まで、独自ドメインは3つまで登録できます。1日100通に達すると翌日まで送信できなくなるため、通知メールが多いサイトでは日次上限に注意してください。

Resendは日本語のメールを送れますか?

件名・本文・差出人名のいずれも日本語で送信できます。送信リージョンに東京(ap-northeast-1)を選べるため、国内向け配信の遅延も抑えられます。

ドコモやauなどキャリアメール宛てにも届きますか?

受信側がTLSに対応していない場合に平文送信へ切り替えるOpportunistic TLSが用意されており、TLSの強制が原因の不達はこれで回避できると報告されています。ただし到達はドメイン認証や送信レピュテーションにも左右されるため、本番前に実機でテストしてください。

WordPressのお問い合わせメールが届かない場合に使えますか?

使えます。WP Mail SMTPプラグインにホスト smtp.resend.com、ポート465、暗号化SSL、ユーザー名 resend、パスワードにAPIキーを設定すれば、サーバー経由をやめてResendから送れます。共用サーバーのIPが原因の不達には有効です。

SendGridから移行する必要はありますか?

無料枠が目的だったなら移行の価値があります。SendGridは2025年5月に恒久無料プランを廃止したためです。一方でマーケティング配信の運用資産やTwilioとの連携をすでに使っているなら、無理に移す理由は薄くなります。

Amazon SESより高いのでは?

通数単価だけならSESのほうが安いです。ただしSESはサンドボックス解除の申請が必要で、ログ保持やテンプレート、バウンス処理を自前で作る工数がかかります。月数万通の規模なら、総コストではResendが有利になることが多くなります。

送信ログはどれくらい残りますか?

Free・Pro・Scaleのいずれも30日間です(Enterpriseは個別設定)。それ以上の証跡が必要な場合は、Webhookで配信結果を自社のデータベースに保存する構成をおすすめします。

まとめ

Resendは、審査もサンドボックスもなく当日から本番のメールを送れる、扱いやすいメール配信サービスです。無料で月3,000通・1日100通、有料はPro 20ドルから。Scaleは通数ではなくドメイン数と専用IPのためのプランで、CC・BCCが宛先ごとに1通として数えられる点だけ見積もりで気をつければ、金額は読みやすい構造になっています。

制作会社にとっての本命は、WordPressのお問い合わせメールが届かない問題への対処です。WP Mail SMTPに設定値を入れるだけで送信経路を差し替えられ、送信ドメインもサブドメインで隔離できます。受託で使うなら、アカウントの名義、東京リージョンの選択、ログ保持30日への備えを着手前に決めておいてください。

お問い合わせフォームのメールが届かない、送信元のドメイン認証をどう設計すべきか分からないといったご相談は、THREE D PLUSまでお気軽にお寄せください。現在の構成を確認したうえで、適した送信方法をご提案します。

本記事の料金・仕様に関する数値は、2026年9月30日時点の各社公式サイト(resend.com ほか)の記載にもとづいています。プランや単価は変更される場合があるため、契約前に公式ページで最新の条件をご確認ください。

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