Canvaで画像を挿入する方法|PC・スマホ別の手順と、入らないときの原因

Canvaに画像を入れる操作自体は数秒で終わります。つまずくのはたいてい別のところで、アップロードが通らない、入れた写真が粗い、前に上げた画像が見つからない、といった場面です。この記事では挿入の手順をPCとスマホに分けて示したうえで、実際に止まりやすい箇所を公式の仕様に沿って整理します。

silver imac and apple keyboard
Photo by Emily Bernal on Unsplash

画像の入れ方は3通りあります

どこから持ってくるかで手順が変わります。まず全体像を押さえてください。

入れたいもの使うタブ費用
自分の写真やロゴアップロード無料
Canvaの素材素材無料と有料が混在
Googleドライブなどの画像アプリ無料

「写真」タブはもうありません

以前は左メニューに写真の専用タブがありました。現在は素材タブに統合されています。解説記事で写真タブを開くよう書かれていたら、その記事は古い画面を前提にしています。

素材タブの検索欄にキーワードを入れて確定すると、写真もイラストも図形もまとめて出てきます。

パソコンで自分の画像を挿入する

ブラウザ版でもデスクトップアプリでも操作は同じです。

  1. 左のサイドパネルでアップロードを選ぶ
  2. ファイルをアップロードをクリックして画像を選ぶ
  3. 読み込みが終わったらサムネイルをクリックする

サムネイルをクリックすると、デザインの中央に配置されます。位置を決めてから入れたい場合は、サムネイルを目的の場所へドラッグしてください。

フォルダーごと上げられます

パソコンからはフォルダー単位のアップロードにも対応しています。撮影データをまとめて入れたいときに使えます。

ただしフォルダーへ直接アップロードできる形式は限られていて、JPG、PNG、SVG、GIFだけです。フォルダーに入れられるアイテム数にも上限があり、無料プランは200件、有料プランは1,000件です。

スマホで画像を挿入する

iPhoneでもAndroidでも手順は同じです。

  1. 編集画面の下部でアップロードをタップ
  2. メディアのアップロードをタップ
  3. カメラロールから画像を選ぶ
  4. アップロード後、サムネイルをタップして挿入

スマホではフォルダーごとのアップロードはできません。ファイル単位で選びます。

アップロード経由で入れるほうが確実です

覚えておくと得をする仕様があります。動画の背景リムーバをスマホで使う場合、アップロードタブから上げた動画でないと処理できません。カメラロールから直接追加したものは対象外だと公式に明記されています。

つまりCanvaの内部では、アップロード経由と直接追加を別のものとして扱っている場面があります。あとで加工する予定があるなら、アップロードタブから入れておくほうが安全です。

A person taking a picture with a cell phone
Photo by Luciano Oliveira on Unsplash

iPhoneのHEICはそのまま使えます

ここは誤解が多い部分です。iPhoneで撮った写真の形式であるHEICとHEIFは、Canvaが正式に対応しています。JPEGへ変換する必要はありません。

変換アプリを勧めている解説を見かけますが、少なくともCanvaに入れるためだけなら不要です。そのまま上げてください。

対応している形式と上限

形式上限
JPEG、PNG、HEIC、HEIF、WebP1ファイル50MB未満、縦横の合計2億5,000万ピクセル以下
SVG3MB未満、幅150〜200ピクセル
GIF、MP4、MOVなどの動画1GBまで

WebPは静止画だけで、アニメーションWebPは通りません。GIFは画像ではなく動画の扱いになります。

SVGには条件があります

ロゴをSVGで入れたい場合、いくつか満たすべき条件があります。SVG 1.1のプロファイルで保存すること、線やパスや文字をすべてアウトライン化しておくこと、CSSのプロパティをプレゼンテーション属性に変換しておくことです。

Illustratorから書き出したSVGが通らないときは、たいてい文字のアウトライン化が抜けています。

PSDとTIFFは通りません

TIFFは非対応です。PSDは通常のアップロードではなく、ドキュメントの読み込みという別の機能で扱います。最大300MB、画像レイヤーは300枚までです。

アップロードできないときの確認順

公式が挙げている原因は8つあります。上から順に見ていくと早く解決します。

  • 対応形式か、容量の上限を超えていないか
  • アカウントのストレージが埋まっていないか
  • フォルダーへ直接上げようとしていないか
  • Canva側で障害が起きていないか
  • ファイル名に特殊文字が入っていないか
  • ファイルが壊れていないか
  • ブラウザが古くないか、キャッシュが溜まっていないか
  • 通信が不安定でないか

意外と多いのが、一度に大量のファイルをまとめて上げようとして失敗するケースです。数回に分けると通ることがあります。

ストレージの容量はプランで違います

プラン容量
無料5GB
Canvaプロ100GB
Canvaビジネス1チーム500GB
Canvaチームス1TB

注意したいのは、古い解説記事の多くがCanvaプロを1TBと書いている点です。現在の公式表記は100GBです。数字を引用するときは公式の料金ページを見てください。

なお残り容量を確認する機能は用意されていません。無料アカウントは8割に達したときに通知が出ます。

素材の無料と有料を見分ける

Canvaの素材には有料のものが混ざっています。気づかずに使うと、書き出したときに網掛けの透かしが乗ります。

王冠のアイコンが目印

有料素材はサムネイルの右下に王冠のアイコンが付きます。無料のものだけ使いたい場合は、素材タブの絞り込みで無料の写真を選んでください。

透かしを消す方法は3つ

単品でライセンスを買う、有料プランに切り替える、その素材を削除する、のいずれかです。

単品ライセンスには落とし穴があります。有効なのは購入したデザインの中だけで、別のデザインで同じ素材を使うには買い直しになります。同じ写真を複数の制作物で使う予定があるなら、最初から有料プランのほうが安く済みます。

別のアカウントやチームに切り替えると、購入済みでも透かしが戻ることがあります。印刷を注文したときの校正PDFには透かしが出ますが、支払い後の実物には出ません。

A person using a digital drawing tablet and laptop with color swatches and markers
Photo by Theme Photos on Unsplash

入れた画像を調整する

配置したあとの操作をまとめます。日本語版と英語版で名称が違うものがあるので、公式の日本語表記に合わせています。

トリミングは「切り抜き」

日本語のUIではトリミングという言葉を使っていません。画像を選んでツールバーの切り抜きを押すか、ダブルクリックすると切り抜きモードに入ります。

切り抜きは見えなくしているだけで、元の画像は削除されません。あとから何度でも調整し直せます。

スマート切り抜きを使うと、残すべき部分をAIが判断します。ただし透明部分を含む画像やスクリーンショット、図版には向きません。写真向けの機能です。

重ね順は「位置」の中にあります

素材を選んでツールバーの位置を押すと、レイヤーのタブが出てきます。そのページの要素が一覧で並ぶので、ドラッグして並べ替えます。

右クリックのメニューからも前面や背面へ動かせます。要素が多いデザインでは、レイヤー一覧を開いたほうが確実です。

背景にするなら右クリック

画像を右クリックして画像を背景として設定を選ぶと、ページ全体に敷けます。差し替えるときも同じ場所から操作します。

画像を差し替える

ここには知っておくべき制約があります。

フレームやグリッドに入っている画像なら、新しい画像を上にドラッグするだけで置き換わります。右クリックの置き換えるからも操作できます。

一方、フレームに入れずに直接置いた画像には、この置き換えの操作が用意されていません。削除して入れ直すことになります。

あとで差し替える可能性がある写真は、最初からフレームに入れておくと手間が減ります。テンプレートを作って社内で使い回す場合は、この設計がそのまま運用のしやすさに直結します。

ロゴのように複数のデザインで同じ画像を使っている場合は、デザイン間で置き換えという機能でまとめて更新できます。パソコンからのみ使えます。

画像が粗くなる原因

仕上がりがぼやける相談は多いのですが、原因はだいたい決まっています。

デザインの寸法が小さい

公式は500×500ピクセルを下回らないよう案内しています。小さいサイズで作ったものを拡大して使うと粗くなります。

すでに作ってしまった場合は、サイズを2倍にしてから書き出すと改善します。

書き出し形式が合っていない

JPGは軽い代わりに画質が最も低くなります。文字やアイコンが入るものはPNGを選んでください。300dpiで保存できるのは印刷用のPDFだけです。

SNS側で圧縮される

これは手元では防げません。Facebook、Instagram、Xは投稿された画像を圧縮し、解像度を1080pに制限します。公式が明記している仕様です。

SNS用の画像で細い文字が読みにくくなるのは、この圧縮が効いているためです。文字は大きめに、線は太めにしておくと崩れにくくなります。

上げた画像が見つからないとき

アップロードしたファイルは、ホーム画面のプロジェクトの中にあるアップロードフォルダーに入ります。以前の名称と変わっているので、古い記事の案内では見つかりません。

一覧の上にあるタイプの切り替えで、画像と動画を絞り込めます。ファイル名でも検索できます。

もうひとつ、チームで使うときに引っかかる仕様があります。自分がアップロードしたファイルは本人しか見られません。同僚に見えないという相談の大半がこれです。共有するにはフォルダーを作って共有設定をしてください。

誤って削除した場合はゴミ箱から戻せます。

外部サービスから取り込む

GoogleドライブやDropbox、OneDrive、Box、Instagram、Facebookなどから直接読み込めます。

編集画面の左メニューからアプリを選び、使いたいサービスを開いて接続します。ログインするとフォルダーが並ぶので、そこから画像を選びます。

GoogleドライブとDropboxとOneDriveは、フォルダーごとCanvaへ取り込むこともできます。撮影データを共有ドライブで受け取っている場合に便利です。

よくある質問(FAQ)

1つのデザインに何枚まで入れられますか?

合計1,400枚までです。通常の制作で上限に当たることはまずありませんが、写真集のような使い方をすると届くことがあります。

背景を消す機能は無料で使えますか?

背景リムーバは有料プラン限定です。無料プランでは使えません。写真は9MB未満という条件があり、1,000万ピクセルを超える画像は処理後に縮小されます。ベクター画像には使えません。

画像が勝手に切り取られます

フレームやグリッドに入れると、枠の形に合わせて自動で切り抜かれる仕様です。ダブルクリックすると中の写真を動かせるので、位置とサイズを調整してから完了を押してください。

アップロードした画像に著作権はどうなりますか?

自分でアップロードした画像の権利関係は自分の責任になります。ネットで拾った画像をそのまま使うと問題になるので、業務で使うなら撮影データか、権利のはっきりした素材を使ってください。

まとめ|つまずく箇所は決まっている

画像の挿入そのものは、アップロードタブから選んでクリックするだけです。手が止まるのは決まった場所なので、先に知っておけば時間を取られません。

iPhoneのHEICは変換せずそのまま使えます。アップロードが通らないときは、形式と容量、ストレージの残り、ブラウザのキャッシュの順で見ます。あとで差し替える写真は、最初からフレームに入れておくと楽になります。

数字の情報は古い記事が残っているので注意してください。Canvaプロのストレージを1TBと書いた解説をよく見かけますが、現在は100GBです。

弊社ではホームページの制作だけでなく、社内でCanvaを使えるようにするためのテンプレート設計や研修もお請けしています。差し替えやすい形で組んでおくと、公開後の更新が自社で回せるようになります。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

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