サーバー移管後に「メールが届かなくなった」「送れなくなった」というトラブルは非常によく起きます。本記事ではサーバー移管後のメール設定手順と、メールが届かない場合のチェックポイント・対処法を詳しく解説します。
サーバー移管とメールの関係

レンタルサーバーではウェブサイトだけでなく、メールサーバーも同じサーバー上で動いていることが多いです。サーバー移管でネームサーバーを切り替えると、メールの送受信先も新サーバーに切り替わります。このとき新サーバーでメールの設定が完了していないとメールが届かなくなります。
MXレコードとは?
MXレコード(Mail Exchange Record)はメールの届け先を示すDNSレコードです。ネームサーバーを切り替えると、MXレコードも新サーバーのものに変わります。新サーバーでメールアカウントを作成しておかないと、届いたメールの保存先がなくメールが失われることがあります。
サーバー移管後のメール設定手順

サーバー移管後にメールを正常に使うための手順を説明します。
ステップ1:新サーバーでメールアカウントを作成する
新サーバーのコントロールパネルでメールアカウントを作成します。エックスサーバーなら「サーバーパネル」→「メールアカウント設定」から作成できます。旧サーバーと同じメールアドレスを設定してください。パスワードは新たに設定します。
ステップ2:MXレコードを確認する
ネームサーバーを新サーバーに切り替えると、通常MXレコードも自動的に新サーバーのものになります。「MX Lookup」などのツールでMXレコードが新サーバーを指しているか確認しましょう。もし独自MXレコードを設定していた場合は手動で更新が必要です。
ステップ3:メールソフト(Outlook・Thunderbird等)の設定を更新する
メールソフトの受信サーバー・送信サーバーの設定を新サーバーの情報に更新します。エックスサーバーの場合の設定例:受信サーバー(IMAP)→ sv〇〇〇.xserver.jp、ポート993(SSL)。送信サーバー(SMTP)→ sv〇〇〇.xserver.jp、ポート587(STARTTLS)。
ステップ4:テスト送受信を行う
設定変更後、別のメールアドレスからテストメールを送受信して正常に動作するか確認します。GmailやYahoo!メールなど外部メールアドレスとのやり取りも確認してください。
メールが届かない場合のチェックポイント
①新サーバーでメールアカウントが作成されているか
最もよくある原因です。新サーバーのコントロールパネルでメールアカウントが作成されているか確認してください。
②MXレコードが正しいか
DNS伝搬の遅延でMXレコードがまだ旧サーバーを指している場合があります。切り替えから72時間経過しても届かない場合はDNS設定を見直してください。
③メールソフトの設定が旧サーバーのままになっていないか
メールソフトのIMAPサーバー名・ポート番号を新サーバーの情報に更新してください。パスワードも新サーバーで設定したものに変更します。
よくある質問(FAQ)
移管前のメールデータはどうなりますか?
旧サーバーに保存されているメールデータは自動では移行されません。IMAPを使って手動でコピーするか、Thunderbirdなどのメールソフトでバックアップしておく必要があります。
Gmailに転送していたらどうなりますか?
新サーバーでも同じメールアドレスのアカウントを作成し、転送設定を再度行う必要があります。Gmailの「メールを追加する」機能(差出人設定)も更新してください。
まとめ|サーバー移管前にメールアカウントの準備を
サーバー移管後のメールトラブルを防ぐには、ネームサーバー切り替え前に新サーバーでメールアカウントを作成しておくことが最重要です。切り替え後はMXレコードの確認・メールソフトの設定変更・テスト送受信を必ず行いましょう。スリーディープラスではサーバー移管後のメール設定サポートも承っています。

