サーバー移管で最も忘れがちなのが「受信済みメールデータの移行」です。ウェブサイトのデータは移行できても、メールデータが消えてしまうトラブルが多発しています。本記事ではサーバー移管時のメールデータ移行方法を詳しく解説します。
メールデータはなぜ自動で移行されないのか?

ウェブサイトのファイルやデータベースはFTPやphpMyAdminでコピーできますが、メールデータは通常サーバーのメールボックス(Maildir形式など)に保存されており、FTPで直接アクセスできないサーバーが多いです。そのため、ウェブサイトの移行とは別に、メールデータ専用の移行手順が必要です。
POPとIMAPの違いを理解する
メールの受信方式には「POP(Post Office Protocol)」と「IMAP(Internet Message Access Protocol)」があります。POPはメールをサーバーからPCにダウンロードして削除する方式、IMAPはサーバー上にメールを保持したまま同期する方式です。IMAPを使っていればサーバー上にメールが残っているため、IMAP同士でコピーする方法が有効です。
メールデータ移行の3つの方法

状況に合わせて最適な方法を選んでください。
方法①:Thunderbirdを使ったIMAPコピー(おすすめ)
フリーのメールソフト「Mozilla Thunderbird」を使う方法が最も確実です。手順:①Thunderbirdで旧サーバーのメールアカウントをIMAP接続で追加→②新サーバーのメールアカウントをIMAPで追加→③旧サーバーのフォルダを選択してメールを全選択→④新サーバーの受信トレイにドラッグ&ドロップでコピー。これで受信済みメールがすべて新サーバーに移行されます。
方法②:Webメールを使ってダウンロード・アップロード
メールサーバーのWebメール(RoundCubeなど)を使い、メールをEML形式でダウンロードしてから新サーバーのWebメールにアップロードする方法です。メール数が少ない場合に有効ですが、大量のメールには向きません。
方法③:imapsync などのツールを使う


