reCAPTCHAバッジを規約違反せず非表示にする正しい方法

reCAPTCHA(リキャプチャ)のバッジを非表示にするには、CSSで消すだけでは不十分で、Googleの利用規約に沿った「文言の明記」がセットで必要です。この記事では、サイトの右下に表示されるreCAPTCHA v3のバッジを、規約違反にならない正しい方法で非表示にする手順を解説します。単にdisplay:noneで消してしまうと規約違反となり、最悪の場合reCAPTCHAの利用を停止されるおそれがあるため、必ず正しいやり方を押さえておきましょう。

reCAPTCHAバッジとは?なぜ非表示にしたくなるのか

reCAPTCHAバッジとは、reCAPTCHA v3を導入したサイトの画面右下に表示される、Googleのロゴ付きの小さなマーク(バッジ)のことです。スパム対策として便利な反面、デザインの邪魔になったり、他の固定ボタンと重なってしまったりするため、非表示にしたいという相談は非常に多く寄せられます。

reCAPTCHA v3は、従来の「私はロボットではありません」というチェックボックス型(v2)と違い、ユーザーの操作を裏側で自動的にスコアリングして判定する仕組みです。ユーザーに手間をかけさせない代わりに、「reCAPTCHAが動作していること」をこのバッジで示す設計になっています。つまりバッジは、単なる飾りではなく利用規約上の役割を持った表示なのです。

だからこそ、消し方には注意が必要です。見た目を優先してバッジだけを消してしまうと、Googleとの利用規約に違反してしまうことになります。次の章で、その理由と正しい消し方を見ていきましょう。

CSSで消すだけは規約違反!Googleが定めるルール

結論から言うと、バッジをCSSで非表示にするだけでは規約違反です。Googleは「reCAPTCHAのブランド表示をユーザーの目に見える形で残す」ことを条件に、バッジの非表示を認めています。つまり、バッジを消すなら、その代わりに指定された文言(テキスト)をサイト上に表示しなければなりません。

Googleの公式ガイダンスでは、次のように定められています。バッジを非表示にできるのは「reCAPTCHAのブランドをユーザーフローの中で目に見える形で表示している場合に限る」という条件です。この条件を満たさずにバッジだけを消すと、規約違反となります。

具体的にやってはいけないのは、次のようなコードだけで済ませてしまうことです。

.grecaptcha-badge {  display: none !important;}

このようにdisplay:nonevisibility:hiddenでバッジを隠すこと自体は技術的に可能です。しかし、代わりの文言表示をセットにしなければ規約違反になる、という点が最重要ポイントです。「消すこと」と「文言を出すこと」は必ずワンセットで考えてください。

white printer paper beside silver laptop computer
Photo by Markus Winkler on Unsplash

規約違反にならない正しい非表示の手順

正しい手順は「必須文言をサイトに表示する」→「CSSでバッジを非表示にする」の2ステップです。順番に実施すれば、規約を守りながらデザインをすっきりさせられます。

ステップ1:必須の文言を表示する

まず、reCAPTCHAが動作しているページ(お問い合わせフォームなど、ユーザーが操作する画面)に、次の文言を目に見える形で表示します。フッターやフォームの送信ボタン付近など、ユーザーの視界に入る場所が適切です。

<p class="recaptcha-notice">  このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの  <a href="https://policies.google.com/privacy">プライバシーポリシー</a>と  <a href="https://policies.google.com/terms">利用規約</a>が適用されます。</p>

英語サイトの場合は、次の英文が標準の文言です。

This site is protected by reCAPTCHA and the GooglePrivacy Policy and Terms of Service apply.

ステップ2:CSSでバッジを非表示にする

文言を表示したうえで、次のCSSをテーマのスタイルシート(style.cssなど)に追記します。display:noneではなくvisibility:hiddenを使うと、バッジの領域を確保しつつ見た目だけを消せるため、reCAPTCHAの動作を安定させやすくおすすめです。

.grecaptcha-badge {  visibility: hidden;}

この2ステップで、規約を守りながらバッジを非表示にできます。WordPress(ワードプレス)の場合は「外観 > カスタマイズ > 追加CSS」からこのコードを貼り付けるのが手軽です。

WordPressでの設置と実装時の注意点

WordPressでは、テーマを直接編集せず「追加CSS」やプラグインを使うのが安全です。プラグイン経由でreCAPTCHAを導入している場合、設定画面に「バッジ非表示」や「文言表示」のオプションが用意されていることもあるため、まずはプラグインの設定を確認しましょう。

実装時に押さえておきたい注意点を、リストにまとめます。

  • 必須文言は、reCAPTCHAが動作するページに「必ず」表示する(フォームのあるページなど)
  • リンク先はGoogleのpolicies.google.com/privacypolicies.google.com/termsを指定する
  • CSSは追加CSSに書くと、テーマ更新で消えないため安全
  • キャッシュ系プラグインを使っている場合は、変更後にキャッシュを削除して表示を確認する

なお、reCAPTCHAの利用規約は随時更新されます。最新の要件は必ずGoogleの公式ガイダンスで確認し、自社サイトのプライバシーポリシーにも「セキュリティ・不正防止のためにreCAPTCHAを利用している」旨を記載しておくと安心です。

よくある質問(FAQ)

Q1. バッジをCSSで消すだけだと何が起きますか?

A. Googleの利用規約違反になります。必須文言を表示せずにバッジだけを消すと、規約違反として扱われ、最悪の場合reCAPTCHAサービスの利用を停止されるおそれがあります。必ず「文言表示」とセットで行ってください。

Q2. 文言はどのページに表示すればよいですか?

A. reCAPTCHAが実際に動作しているページに表示します。お問い合わせフォームなど、ユーザーが操作する画面に、送信ボタンの近くやフッターなど目に見える場所へ配置するのが基本です。

Q3. display:noneとvisibility:hiddenはどちらを使うべきですか?

A. visibility:hiddenがおすすめです。display:noneは要素そのものを消してしまうため、環境によってはreCAPTCHAの読み込みに影響することがあります。visibility:hiddenなら領域を保ったまま見た目だけを消せるため、動作が安定しやすいです。いずれの方法でも、必須文言の表示が前提である点は変わりません。

まとめ

reCAPTCHAバッジは、CSSで消すだけだと規約違反になります。「必須文言を表示する」→「CSSで非表示にする」という2ステップを守れば、デザインをすっきりさせつつ、Googleの利用規約もきちんと守ることができます。バッジ非表示は一見シンプルな作業ですが、規約や実装環境によって思わぬトラブルにつながることもあります。「自社サイトで正しく設定できているか不安」「フォームやセキュリティ周りをまとめて見直したい」という方は、ぜひTHREE D PLUSにご相談ください。安全で使いやすいサイトづくりを、プロの視点でサポートいたします。

最新情報をチェックしよう!