GTranslateは、Googleの機械翻訳エンジンを使ってWordPressサイトを自動で多言語化できるプラグインです。103以上の言語に対応し、事前に翻訳データを用意しなくても、有効化するだけで訪問者がリアルタイム翻訳を閲覧できます。無料版は翻訳単語数・ページビューとも無制限で使えますが、検索エンジンのインデックス対応や翻訳文の手動修正はできません。本記事では、インストールから設定、つまずきやすいポイントまで解説します。
GTranslateとは?無料版と有料版の違い

GTranslateは2010年から提供されている老舗のWordPress多言語化プラグインで、アクティブインストール数は90万以上にのぼります。無料版と有料版の違いは次のとおりです。
| 項目 | 無料版 | 有料版(Custom〜) |
|---|---|---|
| 翻訳エンジン | 統計的機械翻訳 | ニューラル(AI)翻訳 |
| 翻訳単語数・PV | 無制限 | 無制限 |
| 検索エンジンインデックス | 非対応 | 対応 |
| 翻訳文の手動編集 | 不可 | 可能 |
| 多言語URL発行 | 不可 | プランにより対応 |
無料版は翻訳ページ専用のURLが発行されないため、検索エンジンからは日本語サイトとしてしか認識されず、多言語SEOの効果は基本的に得られません。「とにかく無料で多言語対応したい」場合は無料版、「多言語SEOも狙いたい」場合は有料プラン(月額$12〜)を検討しましょう。
インストール〜有効化の手順
- WordPress管理画面で「プラグイン」→「新規プラグインを追加」を開きます。
- 検索窓に「GTranslate」と入力します。
- 「Translate WordPress with GTranslate」の「今すぐインストール」をクリックします。
- インストール完了後、「有効化」をクリックします。
- 有効化すると管理画面に「設定」→「GTranslate」が追加されます。
具体的な設定手順

翻訳元言語・対象言語の設定
「Translate from」でサイトのデフォルト言語(日本語サイトならそのまま)を設定し、「Flags and Languages」で翻訳対象にしたい言語を国旗一覧から複数選択します。表示言語を増やしすぎるとウィジェットのUIが煩雑になるため、必要な言語に絞るのがおすすめです。
表示方式・デザインのカスタマイズ
ウィジェットの見た目は「フラグ+ドロップダウン」「ドロップダウンのみ」「フラグのみ」などから選べます。画面右側の「ウィジェットプレビュー」でリアルタイムに確認しながら選択できるほか、ウィジェットの色やフラグサイズ、現地語表記での言語名表示、CDN有効化なども設定可能です。
3つの設置方法
- ウィジェット機能:「外観」→「ウィジェット」でGTranslateウィジェットを追加します。
- ショートコード:
を固定ページ・投稿・ブロックエディタに挿入します。 - テーマファイルへの直接記述:
header.php等に<?php echo do_shortcode(''); ?>を追記します。
テーマファイルに直接記述する場合、という文字列をそのまま貼り付けても表示されません。必ずdo_shortcode()関数でラップして呼び出す必要があります。
つまずきやすいポイント・注意点
- ショートコードの直書きが反映されない:テーマファイルには
do_shortcode('')の形で記述します。 - ウィジェットエリアがないテーマ:自作テーマ等でウィジェット機能がない場合は、
functions.phpにregister_sidebar()を追記してウィジェットエリアを登録する必要があります。 - キャッシュプラグインとの相性:WP Super Cache等のキャッシュプラグインと併用する場合、言語切り替えが正しく反映されるか確認しましょう。
- レイアウト崩れ:翻訳後の文章は原文より長くなることが多く、ボタンや見出しがはみ出さないか事前確認が必要です。
- 翻訳品質の目視チェック:機械翻訳を入れて終わりにせず、アクセスの多い主要ページは翻訳後の読みやすさを人力で点検することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
GTranslateは無料で使えますか?
無料版は翻訳単語数・ページビューとも無制限で利用できます。ただし検索エンジンのインデックス対応や翻訳文の手動修正は有料版限定の機能です。
多言語ページはSEOに効果がありますか?
無料版では翻訳ページ専用のURLが発行されないため、検索エンジンから見ると日本語サイトのままで、多言語SEOの効果は基本的に得られません。多言語SEOを狙う場合は有料プランのURL翻訳機能が必要です。
ショートコードを設置しても表示されません
固定ページや投稿に貼る場合はそのままで問題ありませんが、テーマファイル(PHP)に直接記述する場合はdo_shortcode('')とPHP関数でラップする必要があります。
まとめ
GTranslateは、プラグインを有効化してウィジェットかショートコードを設置するだけで、手軽にサイトを多言語化できます。無料版で十分か、多言語SEOまで狙って有料版へ進むかは、サイトの目的に合わせて判断しましょう。THREE D PLUSでは、多言語対応サイトの構築サポートも承っています。お気軽にご相談ください。

