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ロリポップ!レンタルサーバーの評判をひと言でまとめると、「安く始めやすく、ハイスピードプラン以上なら業務サイトにも十分使えるサーバー」です。一方で、いちばん安いプランを選ぶとWordPressが使えなかったり、自動バックアップが付かなかったりと、プランごとの差が大きいのも特徴です。この記事では、Web制作会社の立場から、5つのプランの違い、WordPressに向くプラン、速度・バックアップ・サポートの実際、向かないケース、申し込みからWordPress設置までの手順を順番に解説します。
ロリポップ!レンタルサーバーの評判を先にまとめると

評判の中身を整理すると、「価格の安さと始めやすさ」が評価され、「安いプランの性能やサポート範囲」が不満として挙がりやすい、という構図です。どちらもプラン選びでほぼ説明がつきます。
よく挙がる良い評判
ロリポップ!はGMOペパボが運営する老舗のレンタルサーバーで、ムームードメインと同じ会社のサービスです。良い評判として多いのは、月額100円台から始められる価格の手軽さ、管理画面が分かりやすくWordPressの簡単インストールが用意されていること、10日間の無料お試し期間があることです。初期費用は全プラン0円で、独自SSL(無料)も全プランで使えます。
気になる評判と、その理由
一方で「表示が遅い」「サポートがメールだけで心細い」といった声もあります。これは多くの場合、ライトプランなど下位プランを使っているケースです。下位プランはWebサーバーがNginx+Apache構成で、上位のハイスピードプランが採用しているLiteSpeedとは仕組みが異なります。電話サポートもスタンダード以上が対象です。
料金プランの違い(エコノミー〜エンタープライズ)
ロリポップ!のプランは、エコノミー・ライト・スタンダード・ハイスピード・エンタープライズの5つです。料金は契約期間が長いほど安く、36ヵ月契約がもっとも割安になります。主な違いを公式の料金ページをもとに表にまとめました(2026年10月時点・税込)。最新情報は公式サイトでご確認ください。
| 項目 | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
|---|---|---|---|---|---|
| 月額(36ヵ月) | 121円 | 330円 | 605円 | 660円 | 2,420円 |
| 月額(1ヵ月) | 231円 | 605円 | 1,265円 | 1,430円 | 2,860円 |
| SSD容量 | 120GB | 350GB | 450GB | 700GB | 1.2TB |
| WordPress | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| Webサーバー | Nginx+Apache | Nginx+Apache | Nginx+Apache | Nginx+LiteSpeed | Nginx+LiteSpeed |
| MySQL | なし | 50 | 100 | 無制限 | 無制限 |
| SSH | なし | なし | 対応 | 対応 | 対応 |
| 自動バックアップ | なし | なし | なし | 無料 | 無料 |
| 電話サポート | なし | なし | 対応 | 対応 | 対応 |
| メール返信目安 | 48時間以内 | 48時間以内 | 48時間以内 | 24時間以内 | 24時間以内 |
エコノミー・ライトは「とにかく安く始めたい」人向け
エコノミーはデータベースが使えず、WordPressも非対応です。HTMLだけで作った簡単なページや、練習用の置き場として考えるのが現実的です。ライトはWordPressに対応しており、36ヵ月契約なら月330円と手頃ですが、自動バックアップとSSHがなく、電話サポートも対象外です。個人ブログや趣味のサイトなら選択肢に入りますが、会社のホームページを任せるには守りが手薄だと感じます。
スタンダード以上は「仕事で使う」前提のプラン
スタンダードからSSHと電話サポートが使えるようになります。ただ、Webサーバーはライトと同じNginx+Apache構成で、自動バックアップも付きません。36ヵ月契約ではスタンダード605円、ハイスピード660円と差がわずかなので、WordPressで業務サイトを作るなら、LiteSpeedと自動バックアップが付くハイスピードを選ぶほうが合理的です。
WordPressに向くのはハイスピードプラン
WordPressで会社のサイトを運用するなら、ロリポップ!の中ではハイスピードプランがもっともバランスのよい選択です。理由は、WordPressと相性のよいLiteSpeed Web Serverを採用していること、自動バックアップが無料で付くこと、データベースが無制限であることの3点です。
WordPressの簡単インストール画面では「LiteSpeed Cache」の設定にチェックを入れたまま導入でき、キャッシュの仕組みを最初から使えます。さらにハイスピードとエンタープライズには、独自ドメインが2個まで「ずっと無料」になる特典もあります(適用条件は公式サイトでご確認ください)。
制作の現場では、サーバー代を月数百円削ったせいで、更新ミスやプラグインの不具合からサイトを戻せなくなる場面を見かけます。業務サイトでは、月額の差よりも「壊れたときに戻せるか」を優先してプランを決めるのがおすすめです。
速度・バックアップ・サポートの実際

速度・バックアップ・サポートの3つは、どれもプランによって中身が変わります。契約前に、自分のサイトに必要な水準を満たしているかを確認しておきましょう。
速度はWebサーバーの違いが大きい
表示速度に関わるのは、主にWebサーバーとPHPの動かし方です。ハイスピード・エンタープライズはNginx+LiteSpeedとLiteSpeed版PHP、それ以下はNginx+Apacheです。ただし、速度はテーマの重さや画像サイズ、プラグインの数でも大きく変わります。画像の圧縮や不要なプラグインの整理も合わせて行いましょう。
バックアップは下位プランだと別料金
自動バックアップが無料で付くのはハイスピードとエンタープライズだけで、復元データの提供も無料と案内されています。エコノミー・ライト・スタンダードでは、7世代バックアップを有料オプション(月440円)で追加するか、WordPressのバックアッププラグインで自分で取る必要があります。
サポートとSSLの範囲
メールサポートの返信目安は、ハイスピード以上が24時間以内、それ以下が48時間以内です。電話サポートはスタンダード以上が対象で、AIチャットによる24時間の自動応答も用意されています。独自SSL(無料)は全プランで使え、ユーザー専用ページの「証明書お申し込み・設定」から設定します。ただし、ドメインのネームサーバーなどがロリポップ!を向いていないと設定や自動更新ができない点は覚えておきましょう。
制作会社から見た「業務サイトに使えるか」
結論として、ハイスピードプラン以上なら、中小企業のコーポレートサイトや店舗サイトに十分使えます。ライト以下は、業務サイトの本番環境としてはおすすめしにくい、というのが制作会社としての正直な判断です。
使えるケース
会社案内やサービス紹介、お知らせ・ブログ更新が中心のサイトで、月間のアクセスが極端に多くない場合は、ハイスピードで困ることはほとんどありません。独自ドメインのメールも無制限に作れ、1アドレス20GBまで使えるため、少人数の会社ならメールもまとめて運用できます。
向かないケース
反対に、ネットショップで同時アクセスが集中するセールを打つ、会員機能で大量のデータを扱う、といったサイトは共用サーバー自体が向いていない可能性があります。また、電話でいつでも相談したい人がライトを選ぶと、サポート範囲が合わずに困ります。
他のレンタルサーバーとの比較
ロリポップ!以外にも、中小企業や個人がよく検討するレンタルサーバーがあります。それぞれ打ち出している強みが違うので、重視したいポイントから選ぶと迷いにくくなります。料金は変動するため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
| サービス | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ロリポップ!レンタルサーバー | 月額121円〜の5プラン。ハイスピード以上はLiteSpeed・自動バックアップ無料 | 安く始めて、必要に応じてプランを上げたい人 |
| mixhost | WordPress向けの高速サーバーを打ち出している | 表示速度を重視するWordPressサイト |
| エスツーサーバー | 24時間対応・専任サポート付きをうたう格安サーバー | サポートの手厚さを優先したい人 |
| MUGEN | ディスク・データベース・メール・ドメインを無制限で使える | 複数サイトやメールを容量を気にせず使いたい人 |
| エックスサーバー | 国内で利用者の多い定番サーバー。法人利用も多い | 実績の多さで選びたい人 |
| ConoHa WING | 管理画面のシンプルさとWordPress向け機能が特徴 | WordPressを手早く立ち上げたい人 |
申し込みからWordPress設置までの手順

ロリポップ!でWordPressサイトを立ち上げる流れは、申し込み、ドメインの設定、SSL、WordPressのインストールの順です。
ステップ1|プランと契約期間を決める
まず、ここまでの内容をもとにプランを決めます。業務サイトならハイスピードが基本です。契約期間は長いほど月額が安くなりますが、途中でサーバーを替える可能性があるなら12ヵ月程度にとどめるのも一つの考え方です。10日間の無料お試しがあるので、管理画面の使い勝手を確かめてから本契約に進めます。
ステップ2|公式サイトから申し込む
公式サイトでプランを選び、ロリポップ!ドメイン(初期ドメイン)、パスワード、連絡先などを入力して申し込みます。登録したメールアドレスに届く案内は、ログイン情報が書かれているので大切に保管してください。会社で使う場合は、会社で管理できるメールアドレスで登録しておくと安心です。
ステップ3|独自ドメインを設定する
独自ドメインを使う場合は、ユーザー専用ページで独自ドメインを追加し、ドメイン側のネームサーバーをロリポップ!に向けます。ムームードメインで取ったドメインなら、同じGMOペパボのサービスなので連携が進めやすくなります。ドメイン選びについてはムームードメインの評判と料金を解説した記事も参考にしてください。DNSの反映には時間がかかることがあります。
ステップ4|独自SSL(無料)を設定する
ドメインがロリポップ!を向いたら、ユーザー専用ページの「証明書お申し込み・設定」から、対象のドメインで「独自SSL(無料)を設定する」を選びます。ステータスが「SSL設定作業中」になり、しばらくすると完了します。https:// で始まるURLで表示できるかを確認してから、次に進みましょう。
ステップ5|WordPress簡単インストールを使う
ユーザー専用ページで「WordPress」を開き、サイトURL(インストール先)、利用データベース(「新規自動作成」で問題ありません)、サイトのタイトル、ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力します。ユーザー名に「admin」「root」などは使えません。ハイスピード以上ではLiteSpeed Cacheの設定もここで選べます。「入力内容確認」から内容を確かめ、「承諾する」にチェックを入れて「インストール」を押します。
ステップ6|ログインして初期設定をする
完了画面の「管理者ページURL」からログインします。最初に、URLがhttpsになっているかとパーマリンクの形式を確認しておきましょう。ライトやスタンダードを選んだ場合は、このタイミングでバックアッププラグインを入れておくと安心です。
よくある失敗とトラブル対処

ロリポップ!で多いつまずきは、プラン選びと、インストール・SSLまわりの3つです。どれも事前に知っていれば避けられます。
エコノミーを契約してWordPressが入らない
いちばん安いエコノミーはWordPress非対応です。誤って契約した場合は、ライト以上へのプラン変更を検討してください。
インストールしたのにサイトが表示されない
インストール先の階層に「index.html」が残っていると、WordPressではなくそのファイルが表示されます。公式マニュアルでも、名前を変えるか削除するよう案内されています。同名のファイルは上書きされるため、既存サイトのディレクトリへのインストールも避けましょう。
SSLが設定できない・期限切れになる
独自SSL(無料)は、ドメインのネームサーバーやAレコードがロリポップ!を向いていないと設定できず、自動更新も失敗します。他社のDNSを使っている場合や、サーバー移転の途中で設定を戻した場合は要注意です。期限が切れたときは、DNSを直したうえでユーザー専用ページから再度申し込みます。
よくある質問
Q. ロリポップは会社のホームページに使っても大丈夫ですか?
A. ハイスピードプラン以上なら、一般的なコーポレートサイトや店舗サイトには十分使えます。自動バックアップと電話サポートが付く点も業務向きです。ライト以下は守りが手薄なため、業務用の本番サイトにはおすすめしにくいです。
Q. 月額121円のプランでWordPressは使えますか?
A. 使えません。月額121円〜のエコノミーはWordPress非対応で、データベースもありません。WordPressはライト以上で使えます。
Q. スタンダードとハイスピードはどちらがいいですか?
A. WordPressで運用するならハイスピードをおすすめします。36ヵ月契約での月額差は小さい一方、LiteSpeedによる高速化と無料の自動バックアップ、独自ドメインの特典が付きます。
Q. 無料お試し期間はありますか?
A. あります。全プランに10日間の無料期間があり、最新情報は公式サイトでご確認ください。
Q. 独自ドメインのSSLは無料ですか?
A. はい、独自SSL(無料)が全プランで使えます。企業認証などが必要な場合は、有料のSSL証明書も選べます。
まとめ|業務で使うならハイスピードから検討を
ロリポップ!レンタルサーバーは、安く始められて管理画面も分かりやすい、はじめての人にやさしいサーバーです。ただ、評判の良し悪しはプランでほぼ決まります。個人ブログならライト、会社のWordPressサイトならハイスピード、規模が大きい事業者ならエンタープライズ、という分け方を目安にしてください。まずは10日間の無料お試しで管理画面を触ってみてください。
プランの詳細や最新の料金は、ロリポップ!レンタルサーバーの公式サイトで確認できます。
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