開業祝いの相場とマナー|金額の目安・のしの書き方・渡す時期を相手別に解説

友人が独立した、元同僚が会社を立ち上げた、取引先の担当者が自分の事務所を開いた。そんな知らせを受けたとき、まず迷うのが「いくら包むのが普通なのか」「現金と品物のどちらがいいのか」「のしには何と書くのか」ではないでしょうか。開業祝いは結婚祝いや出産祝いに比べて経験する回数が少なく、周りに聞きづらいお祝いでもあります。

この記事では、百貨店のギフトガイドや会計ソフト会社の解説など複数の情報をもとに、開業祝いの相場を相手別に整理し、現金で贈るときの祝儀袋の書き方、品物の選び方、渡す時期、取引先として贈るときの注意点までまとめました。情報源によって金額に幅があるところは、幅のまま書いています。後半では、開業したばかりの人を近くで見ている制作会社の立場から、もらって困るものと喜ばれるものについても触れます。

目次

開業祝いとは?開店祝い・開院祝い・独立祝いとの違い

新しいオフィスで握手を交わす二人
Photo by Sebastian Herrmann on Unsplash

「開業祝い」は事業の始まり全般に使える言葉

開業祝いは、新しく事業を始めた人に贈るお祝いの総称です。個人事業主としての独立、士業やコンサルタントの事務所開設、フリーランスとしての本格始動、法人の設立まで、形を問わず「仕事を始めた」ことへのお祝いとして使えます。会社を設立した場合は「法人設立祝い」や「会社設立祝い」と呼ばれることもありますが、中身は開業祝いと同じと考えて差し支えありません。

開店祝いは飲食店や美容室、小売店など「店」を構えた場合、開院祝いはクリニックや歯科医院、整骨院など「院」を開いた場合に使います。独立祝いは、会社員だった人が勤め先を離れて自分の事業を始めたときに、独立そのものを祝う言葉です。どれも贈り物の相場やマナーはほぼ共通で、違うのは表書きの文言くらいです。

まずは顔を出す、手紙で祝う、が出発点

高島屋のギフトガイドでは、親しい人が事業を始めたときはまず顔を出すか、手紙でお祝いの気持ちを伝えるのがよいとされています。相場やのしのマナーを気にするあまり、お祝いの言葉を伝えるのが遅れては本末転倒です。贈り物の手配に時間がかかりそうなら、先にひとこと連絡を入れておくと、受け取る側も安心できます。

開業祝いの相場を相手別に見る

リボンのかかったギフトボックス
Photo by Jess Bailey on Unsplash

相場は情報源によって多少の差があります。高島屋のギフトガイド、マネーフォワード クラウド会社設立の解説、弥生の起業お役立ち情報の3つを並べると、おおよそ次の幅に収まります。

贈る相手相場の目安補足
知人5,000円前後高島屋は5,000円、他の解説も5,000円〜1万円の下限
親しい友人・元同僚1万円前後(5,000円〜1万円)弥生は5,000円〜3万円と広めの幅
取引先(一般)1万円〜3万円会社名義で贈ることが多い
取引先(重要な先)3万円〜5万円関係の深さで調整
兄弟姉妹2万円〜3万円高島屋の目安
親戚1万円〜5万円付き合いの深さで幅が大きい
親から子へ3万円〜5万円開業資金の足しとしてそれ以上を包む家庭もある

友人・知人・元同僚は5,000円〜1万円が中心

複数の解説で共通しているのは、友人・知人なら5,000円〜1万円という幅です。高島屋のガイドは「知人は5,000円、親しい友人は1万円」と分けています。元同僚や元上司・部下の場合も、個人として贈るならこの幅で考えて問題ありません。職場の仲間と連名で贈るなら、一人あたり3,000円〜5,000円を集めて1万円〜3万円程度にまとめる形がよく見られます。

取引先には会社として1万円〜5万円

取引先に贈る場合は、高島屋もマネーフォワードも「一般の取引先は1万円〜3万円、重要な取引先は3万円〜5万円」という区分で揃っています。ここでいう金額は、現金を包む場合も、胡蝶蘭や観葉植物などの品物で贈る場合も同じ考え方です。安すぎると今後の関係に響くことがある一方、相場を大きく超えると相手に気を遣わせるので、関係に見合った額に収めるのが基本です。

親族・兄弟姉妹は1万円〜5万円と幅が大きい

親族は付き合いの深さによって金額がもっとも変わる相手です。高島屋は兄弟姉妹を2万円〜3万円、親戚を1万円〜5万円としています。マネーフォワードは親族・家族をまとめて1万円〜5万円、弥生は3万円〜5万円としており、解説によって差があります。親族間では「開業資金の足しに」と現金で贈る例が多く、品物よりも現金が選ばれやすい関係といえます。親族の中で先例があれば、それに合わせるのがいちばん無難です。

親から子へは3万円〜5万円、それ以上も

親から子への開業祝いは、高島屋の目安で3万円〜5万円です。実際には開業資金の援助を兼ねて、もっと大きな額を渡す家庭も少なくありません。ただし、まとまった額の資金援助は贈与の扱いが関わってくることがあります。お祝いの範囲を超える額を渡すときは、親子の間でも税理士など専門家に一度確認しておくと安心です。

現金で贈るときのマナー|新札・祝儀袋・表書き・連名

開業祝いは、現金で贈ることが多いお祝いです。All Aboutの冠婚葬祭ガイドの解説でも、開業直後は何かと出費がかさむため、金封がもっとも喜ばれるとされています。現金で贈るときに押さえておきたい点を順に見ていきます。

新札を用意し、祝儀袋は紅白の蝶結び

お札は新札を用意します。弥生の解説では、肖像画のある面を表にして、向きを揃えて入れるとされています。銀行の窓口や両替機で新札に替えられますが、直前になると手に入らないこともあるので、早めに準備しておくと慌てません。

祝儀袋の水引は紅白の蝶結び(花結び)を選びます。何度でも結び直せることから、繰り返してよいお祝いごとに使う結び方で、開業祝いはこちらです。結婚祝いに使う結び切りは「一度きり」の意味なので、開業祝いには向きません。All Aboutや起業ログの解説では、金封に限ってあわじ結びも使えるとされています。迷ったら蝶結びにしておけば問題ありません。

表書きは「御開業御祝」「祝御開業」「御祝」

表書き(水引の上に書く文言)は、「御開業御祝」「祝御開業」「御祝」が一般的です。店なら「御開店御祝」「祝御開店」、クリニックなら「御開院御祝」、会社の設立なら「法人設立御祝」「祝御発展」などに言い換えます。弥生とマネーフォワードの解説では、4文字の表書き(「御開業祝」など)は「死」を連想させるとして避ける考え方が紹介されています。気にしない人も多いのですが、5文字以上の文言を選んでおけば心配がありません。

筆記具は毛筆か筆ペンで、濃い墨で楷書体がよいとされています。ボールペンや万年筆のような細い線は略式に見えるので、祝儀袋には使いません。水引の下、中央に贈り主のフルネームを、表書きよりやや小さめに書きます。

中袋には金額と住所・氏名を書く

中袋(お札を入れる内側の袋)には、表の中央に金額、裏に住所と氏名を書きます。金額は「金壱萬円」のように旧字体の漢数字で書く人が多いですが、「金一万円」でも失礼にはあたりません。受け取った側はお返しやお礼状のために中袋を見て整理するので、住所と氏名を省かないことのほうが大切です。祝儀袋に書き方の例が同封されていることが多いので、それに従えば十分です。

連名は右から目上・年長順、4人以上は「外一同」

職場の仲間や友人グループで連名にするときは、マネーフォワードの解説によると、3名までなら表面に右から年長者や立場が上の人の順に書きます。同格の友人同士なら五十音順で構いません。4名以上になる場合は、代表者の名前を中央に書いてその左下に「外一同」と小さく添え、全員の名前を書いた別紙を中袋に入れます。会社名義で贈るときは、代表者名を中央に、会社名をその右上に小さめに書きます。

なお、目上の人に現金を贈るのは失礼とされることがありますが、高島屋のガイドでは開店・開業祝いはその限りではないとしています。元上司や恩師の独立に現金を包んでも問題はありません。

品物で贈るときの選び方と避けたいもの

花屋に並ぶ鉢植えと花束
Photo by Alisa Anton on Unsplash

定番は胡蝶蘭・観葉植物・お酒・カタログギフト

品物の定番は、どの解説でもほぼ同じ顔ぶれです。胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という花言葉があり、花粉や香りが少なく長持ちするので、飲食店やクリニックにも贈りやすい花です。観葉植物は「根付く」という縁起からよく選ばれ、パキラやガジュマル、ドラセナなどが人気です。お酒は日本酒やシャンパン、ワインなど、お披露目の席で開けられるものが喜ばれます。

相手の好みが分からないときはカタログギフトや商品券という選択肢もあります。All Aboutの解説では、従業員が分けて食べられる個包装で日持ちのするお菓子や、事業に関係する実用品も挙げられています。贈る前に「何か足りないものはない?」と聞ける関係なら、聞いてしまうのがいちばん外れません。

避けたいのは火と赤を連想させる品、諸説あるものは確認を

開業祝いで避けるべきとされる品物は、火事や赤字を連想させるものです。ライター、灰皿、キャンドル、お香、ストーブなど火にまつわる品と、真っ赤なバラの花束や赤一色のインテリア、赤いパッケージの菓子などが代表例です。赤が一部に入る分には問題ないとする解説が多く、避けたいのは「赤一色」の品です。ほかに、スリッパやマットなど足で踏むもの、ハンカチ(手切れ)やくし(苦・死)のように語呂が悪いものも避けられます。

一方で、諸説あるものもあります。絵画や掛け時計は「壁に穴をあける必要がある」として避ける解説がありますが、「傾く」という言葉自体は贈り物ではなくメッセージの忌み言葉として扱われています。割れ物(ガラスや陶器の食器)は、結婚祝いでは「割れる」が別れを連想させるとして避ける考え方と、気にしなくてよいという考え方の両方があり、開業祝いに限った明確な決まりは見当たりませんでした。相手が赤をイメージカラーにしている、絵を飾りたいと言っている、といった場合は本人の希望を優先して構いません。迷うものは、相手に一言確認してから贈るのが確実です。

相手の業種によって向くものが変わる

三越伊勢丹のギフト解説では、飲食店やクリニックは衛生面や設置スペースの都合があるため、花や植物を贈る前に事前確認を勧めています。香りの強い花や花粉の多い花は、飲食店や医療機関では歓迎されないことがあります。自宅の一室で開業した人や、シェアオフィスを使っている人に大きな胡蝶蘭を贈ると、置き場所に困らせてしまうこともあります。同じ金額でも、店を構えた人には店先に飾れるもの、事務所を持たない人には場所を取らないものや現金、と考えると外しにくくなります。

開業祝いを渡す時期と渡し方

卓上カレンダーで日程を確認する手元
Photo by Blessing Ri on Unsplash

基本は開業日の1週間前から前日まで、花は前日〜当日の午前

渡す時期は、開業日の1週間前から前日までに届くよう手配するのが基本です。マネーフォワード、弥生、起業ログの解説がこの点で揃っています。三越伊勢丹の案内では「前日〜当日が目安」とするページもあり、多少の幅はありますが、いずれにしても開業当日は準備や来客で手が回らないことが多いので、現金や品物は前日までに届けておくほうが親切です。

花や植物だけは例外で、早く届きすぎると開業日までに傷んでしまいます。マネーフォワードの解説では、切り花やアレンジメントは当日の午前中着、胡蝶蘭や観葉植物は前日着でもよいとされています。店内に飾るものは前日まで、店先に置くスタンド花は当日でもよい、という分け方もあります。配送なら相手が受け取れる日時を事前に確認し、六曜を気にする相手なら仏滅を避けて大安に合わせると丁寧です。

内覧会や披露パーティーがあるときは当日持参

法人の設立や店舗のオープンでは、内覧会や披露パーティーが開かれることがあります。招かれている場合は、現金や品物をその日に持参して手渡しするのが自然です。手渡しのときは祝儀袋を袱紗(ふくさ)に包んで持ち運び、渡す直前に取り出します。品物を手渡しするなら、のし紙が外から見える外のし(包装紙の上にのしをかける)が向いています。配送する場合は、のしが汚れたり伝票で傷んだりしないよう、包装紙の内側にのしをかける内のしが一般的です。百貨店のオンラインストアも基本は内のしで届けています。

遅れたときは1か月以内、それ以降は「祈 御発展」や1周年に

開業を後から知った、手配が間に合わなかった、ということはよくあります。開業日から1か月以内であれば、遅れたことへのひとことを添えて「開業祝い」として贈って問題ないとされています。1か月を大きく過ぎてしまったら、表書きを「祈 御発展」や「御発展祈念」に変えるか、開業1周年のタイミングで改めて贈る方法があります。どの場合も、持参でも配送でも、短いメッセージカードや手紙を添えると気持ちが伝わります。配送で同封できないときは、品物より先にハガキや手紙を送っておくのが丁寧です。メッセージには「燃える」「傾く」「倒れる」「落ちる」「閉じる」「赤」など、火事や倒産を連想させる言葉を使わないようにします。

取引先として贈るときの注意点

会社名義の書き方、社内ルール、贈答の記録

会社として贈るときは、祝儀袋や立札の名義を会社名と代表者名にします。胡蝶蘭や観葉植物に付ける立札は、中央に「祝 御開業」などの文言、右に贈り先の会社名と代表者名、左に自社名と代表者名(肩書きつき)が基本形です。花屋や百貨店に注文すれば書式は整えてくれますが、相手の社名の表記(株式会社の前後、英字の大文字小文字、旧字体)を間違えないよう、名刺やホームページで確認してから伝えます。弥生の解説でも、社名や住所の誤字脱字が失礼にあたる点が注意として挙げられています。

金額は担当者の判断ではなく、社内の慶弔規程や過去の例に合わせます。先方からいただいた開業祝いや周年祝いがあるなら、その額を参考にするのが実務上は多いやり方です。また、現金のお祝いは領収書が出ないので、いつ・誰に・いくら・何の目的で贈ったかを記録し、案内状やのし紙の控えを残しておくことが勧められています。

税の扱いは状況で変わるので顧問税理士へ

取引先への開業祝いは、贈る側では交際費として扱われることが一般的とされていますが、金額が社会通念上の範囲を超えると否認されるおそれがあること、個人事業主か法人かで上限の考え方が違うことなど、条件がいくつもあります。受け取る側も、事業関係者からの祝い金は収入として扱う必要があるとする解説がある一方、私的な贈り物は扱いが異なります。このあたりは贈る側・受け取る側それぞれの状況で変わるため、この記事では断定しません。会社として贈るなら、経理担当や顧問税理士に確認してから処理してください。

もらって困るもの、喜ばれるもの|制作会社から見た開業直後

デスクに置かれた名刺とノートパソコン
Photo by Vagaro on Unsplash

困りがちなのは「置き場所をとる」「同じものが重なる」

私たちはホームページやロゴの制作を通じて、開業したばかりの方と打ち合わせをする機会が多くあります。その中でよく聞くのが、お祝いの品をめぐる困りごとです。小さな事務所に大きな胡蝶蘭が何鉢も届いて置き場所がない、観葉植物の世話に手が回らず枯らしてしまった、同じ銘柄のお酒や似た置き時計が複数届いた、といった話です。贈る側は一人ひとり善意で選んでいるので、重なってしまうのは仕方のないことなのですが、受け取る側の現実としてはあります。

逆に喜ばれていると感じるのは、すぐに使える実用品、自分で選べるカタログギフトや現金、そして「開業のあとに効いてくるもの」です。開業直後はとにかく出費が多く、売上はまだ立っていないという時期なので、負担を減らしてくれる贈り物はありがたがられます。

名刺・ロゴ・ホームページが間に合っていない人は多い

制作会社の立場で言うと、開業時点で名刺・ロゴ・ホームページの3つが揃っている人はむしろ少数です。名刺は急いで自分で作ったものを使っている、ロゴは後回し、ホームページは「落ち着いたら」と言いながら半年経っている、というのが実際によくある姿です。開業の挨拶回りで名刺を渡し、検索されたときにホームページが出てこない、という時期が一番もったいないのですが、本人は目の前の仕事で手一杯で、ここにお金と時間をかける余裕がなかなか出ません。

そういう意味で、花や現金以外の選択肢として、名刺やロゴ、ホームページの制作そのものを贈るという方法があります。THREE D PLUS では、独立・開業・社長就任・周年・移転のお祝いとして、名刺・ロゴ・ホームページの制作をギフトとして贈れる HANAMUKE(ハナムケ)という仕組みを用意しています。名刺3万円、ロゴ10万円、ロゴと名刺とホームページのセット20万円から(いずれも税別)のコースがあり、目録と化粧箱でお渡しできるので、内覧会やお披露目の席で手渡すこともできます。複数人の連名でも贈れるので、元同僚のグループや取引先各社で出し合う形にも向いています。受け取った方が制作会社と相談して内容を決める形なので、贈る側がデザインの好みを当てる必要はありません。券面に金額は載らず、有効期限は名刺・ロゴのコースが6か月、ホームページを含むコースが1年です。くわしくは HANAMUKE のご相談はこちら からお問い合わせください。

よくある質問

相場より少ない金額だと失礼になりますか?

相場はあくまで目安で、関係の深さに合わせて調整するものです。友人への5,000円は相場の範囲内ですし、学生時代の友人同士など、お互いの事情が分かっている間柄なら無理をする必要はありません。気になる場合は、連名にして金額をまとめる、現金に短い手紙を添える、といった形で気持ちを補うことができます。取引先に対しては、安すぎると今後の関係に響くことがあるので、社内の先例に合わせるのが安全です。

現金と品物はどちらがいいですか?

開業直後は出費が多いため、現金がもっとも喜ばれるとする解説が多く、親族や親しい友人なら現金で問題ありません。取引先に現金が直接的に感じられる場合は、商品券やカタログギフト、胡蝶蘭などの品物にするのが一般的です。相手の事務所や店に飾る場所があるか、同じものが重ならないかを考えて選ぶと、どちらを選んでも外しにくくなります。

のしは内のしと外のしのどちらにすればいいですか?

手渡しなら外のし、配送なら内のしが一般的です。手渡しは贈る目的がひと目で分かる外のしが向き、配送は伝票や運搬でのしが傷まないよう内のしが安心とされています。百貨店の解説では厳密な決まりはないともされているので、相手の慣習に合わせれば問題ありません。

開業日を過ぎてしまいました。今からでも贈れますか?

開業日から1か月以内なら、遅れたことへのひとことを添えて開業祝いとして贈れます。それを大きく過ぎた場合は、表書きを「祈 御発展」にするか、1周年に合わせて贈る方法があります。花や植物は開業時に集中して届いているので、時期がずれたときはむしろ実用品や現金、長く使えるもののほうが喜ばれることもあります。

連名で贈るとき、名前の順番はどうしますか?

3名までなら右から年長者・立場が上の人の順に書き、同格なら五十音順にします。4名以上は代表者の名前に「外一同」と添えて、全員の名前と金額を書いた別紙を中袋に入れます。会社の部署で贈るなら「株式会社〇〇 営業部一同」のような書き方もできます。

開業祝いをもらった側は、お返しが必要ですか?

お返し(開業内祝い)は、いただいた額の3分の1から半額程度を目安とする解説と、紅白蝶結びののしに「開店記念」「開業記念」と書いた数千円程度の記念品でよいとする解説があります。披露パーティーを開く場合は、お返しの代わりに引き出物を渡すのが一般的です。親族から「お返しは不要」と言われることも多いので、相手との関係で判断して構いません。贈る側としては、お返しを期待しない姿勢でいるのが気持ちのよい贈り方です。

まとめ

開業祝いの相場は、友人・知人が5,000円〜1万円、取引先が1万円〜3万円(重要な先は3万円〜5万円)、親族が1万円〜5万円、親から子が3万円〜5万円というのが複数の解説で共通する幅です。現金で贈るなら新札を紅白蝶結びの祝儀袋に入れ、表書きは「御開業御祝」「祝御開業」「御祝」のいずれかにします。品物なら火や赤一色を連想させるものを避け、業種と置き場所を考えて選びます。渡す時期は開業日の1週間前から前日まで、花は前日から当日午前、内覧会があればその日に持参、遅れても1か月以内なら問題ありません。

何を贈るか迷ったら、相手がいま一番困っていることは何かを考えてみてください。開業したての方は、花や現金もありがたい一方で、名刺もロゴもホームページも後回しになっている、という状態がとても多いです。形になる前の段階を手伝う贈り方として、名刺・ロゴ・ホームページの制作を贈る HANAMUKE も選択肢のひとつに入れていただければと思います。連名でも贈れますので、HANAMUKE のご相談はこちら からお気軽にどうぞ。

参考にした情報

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