ホームページに載せる動画を外注する方法|費用の目安・依頼先の違い・失敗しない頼み方を制作会社が解説

ホームページに載せる動画を外注する方法|費用の目安・依頼先の違い・失敗しない頼み方を制作会社が解説

※本記事はアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。

ホームページに載せる動画を外注するときは、「何のための動画か」「誰に頼むか」「サイトのどこに置くか」の3つを先に決めると、見積もりの比較も仕上がりの判断も迷いません。この記事では、制作会社・フリーランス・スキルマーケットという3つの依頼先の違い、費用の目安、見積書で見る項目、著作権と素材の注意点、サイトに載せるときの設定、よくある失敗をまとめました。動画の専門用語はできるだけ使わず、使うときは説明を添えています。

目次

ホームページに動画を載せる目的を先に決める

オフィスでカメラを構えて会社紹介の動画を撮影しているスタッフ
Photo by Kelly Huang on Unsplash

動画の外注で最初に決めるのは「どのページで、誰に、何を伝える動画か」です。これが決まっていないと、見積もりも仕上がりも比べられません。

トップページの雰囲気づくり(背景動画)

トップページの一番上に音のない短い動画を流し、会社や店の雰囲気を伝える使い方です。長さは10〜20秒ほどで、ナレーションや字幕は入れません。文字で説明する動画ではないので、撮影の質がそのまま印象になります。制作の現場では、スマホ表示のときに動画を止めて写真に差し替える設定にすることが多く、その場合は写真の用意も頼んでおきます。

会社紹介・サービス紹介

会社案内ページやサービス紹介ページに置く、1〜3分の動画です。代表や担当者のインタビュー、作業風景、お客様の声などを組み合わせます。文章で読むより伝わりやすい反面、内容が古くなると差し替えに費用がかかるので、料金や人数のように変わりやすい情報は動画の中に入れないのが基本です。

採用ページの職場紹介

働く人の表情と職場の空気を見せる動画です。応募を迷っている人が見るので、きれいに作り込むより、実際に働いている人が自分の言葉で話している映像のほうが伝わります。社員の出演は本人の同意と、退職後も掲載を続けるかどうかの取り決めが必要です。

商品の使い方・手順の説明

組み立て方や操作方法など、文章と写真では伝わりにくい内容を見せる動画です。画面の録画や手元の撮影が中心で、撮影の規模は小さくて済みます。問い合わせの手間を減らす効果が見込めるので、サポートページに置くことが多いです。

依頼先は3つ|制作会社・フリーランス・スキルマーケット

依頼先は大きく「動画制作会社」「個人のクリエイター(フリーランス)」「個人のサービスを選んで買えるサイト(スキルマーケット)」の3つに分かれます。費用と手間、任せられる範囲がそれぞれ違います。

動画制作会社

企画から撮影、編集、納品まで一式で任せられます。進行を管理する担当者がつき、撮影の日程調整や出演者の手配、ナレーターの選定まで含めて進めてくれます。費用はいちばん高くなりますが、「何を撮ればいいか分からない」段階から相談できるのが強みです。

フリーランス(個人のクリエイター)

撮影と編集を一人でこなす人も、編集だけを受ける人もいます。制作会社より費用を抑えられ、やりとりも直接なので小回りがききます。一方で、企画や台本づくりは依頼する側が用意する場面が多く、体調不良や多忙で納期がずれたときの代わりがいません。過去の作品を見て、自社が欲しい雰囲気の動画を作った経験があるかを確かめます。

スキルマーケット(ココナラなど)

個人や小さな会社が出品しているサービスを、価格と実績を見比べて選んで購入する形です。たとえばココナラには動画の撮影・編集・アニメーション制作などの出品が並び、購入前に見積もりの相談ができます。支払いはサイトが一度預かり、納品を確認してから出品者に渡る仕組みなので、個人に直接頼むより前払いの不安が小さいのが特徴です。ココナラ公式のお知らせでは、購入者には購入金額の5.5%(税込)のサービス手数料がかかると案内されています。素材(撮影した映像)を自社で用意して「編集だけ」を頼む使い方に向いています。

項目動画制作会社フリーランススキルマーケット
任せられる範囲企画〜納品まで一式撮影・編集(企画は相談次第)出品内容の範囲(編集のみが多い)
費用の水準高い中低〜中
進行管理担当者がつく自社と本人で直接サイト上のメッセージで直接
支払いの安心契約書・請求書個別契約(前払いの条件は要確認)サイトが預かり納品後に支払い
向いている依頼会社紹介・採用など企画から頼みたい雰囲気が合う人に撮影から頼みたい素材があり編集だけ頼みたい

費用の目安と、金額が変わる要素

机の上で動画の見積書を見ながら電卓を使う人の手元
Photo by Towfiqu barbhuiya on Unsplash

動画の費用は「撮影があるか」「何日かかるか」「出演者やナレーションを手配するか」「どこまで作り込むか」で決まります。定価がある商品ではないので、同じ条件で複数の見積もりを取って比べるのが基本です。

公開されている相場の目安

企業間の発注を仲介するPRONIアイミツは、過去5年分の見積書をもとにした目安として、編集のみなら3万〜10万円、企画・撮影を含む一般的な制作なら30万〜80万円、企業・組織のPR動画は30万〜80万円、採用動画は30万〜70万円、SNS向けの短い動画は1万〜25万円と公開しています。依頼先別では、フリーランスが5万〜50万円、編集代行サービスが5,000円〜30万円、動画制作会社が20万〜300万円以上とされています。あくまで第三者が公開している目安で、自社の条件で見積もりを取ると前後します。

撮影の有無と日数

費用の中でいちばん大きいのが撮影です。カメラマン、照明、音声の人数と、撮影にかかる日数で決まります。1か所で半日の撮影と、3拠点を2日かけて回る撮影では金額が大きく違います。自社で撮った素材や、過去に撮影した写真を使えば撮影費はかかりません。

ナレーション・音楽・字幕

プロのナレーターを起用すると、その出演料と収録費が加わります。音楽は使用料がかかる市販の曲と、使用料込みの素材サイトの曲で金額が変わります。字幕は音を出せない場所で見る人のために入れておきたい要素で、文字数が多いほど編集の手間が増えます。

アニメーションや図解の量

サービスの仕組みを図で説明する部分は、1枚ずつ絵を作って動かすので、撮影よりも時間がかかることがあります。PRONIアイミツの目安でも、写真を切り替えるスライドショーが5万〜10万円に対し、図やグラフを動かすモーショングラフィックは30万〜200万円と幅があります。説明を全部アニメにせず、要点の1〜2か所に絞ると費用を抑えられます。

修正回数と納期

見積もりには「修正は2回まで」のように回数の上限が書かれていることが多く、超えると追加費用になります。短い納期を頼むと特急料金がつく場合もあります。社内で確認する人を最初から決め、1回の修正でまとめて伝えると回数を使い切りません。

見積書で確かめる項目

金額の大小より先に、「何が含まれていて、何が含まれていないか」を見ます。項目がそろっていない見積もりは、同じ条件で比べられません。

納品されるファイルの形と本数

ホームページ用の横長(16:9)1本だけなのか、SNS用の縦長や正方形も含むのかを確かめます。同じ素材から作る別サイズでも、作り直しに近い手間がかかることがあるため、必要なサイズは最初に伝えます。解像度(フルHDか4Kか)と、字幕あり・なしの2本が必要かも書いてもらいます。

著作権と使える範囲

完成した動画の著作権は、取り決めがなければ作った側に残ります。ホームページだけでなく、展示会で流す、広告に使う、SNSに投稿する、といった使い方が想定されるなら、使える範囲(媒体・期間)を見積書や契約書に書いてもらいます。著作権を譲り受ける場合は、別料金になるかどうかも確かめます。

音楽・写真・フォントの使用料

動画の中で使う音楽や写真素材、文字の書体には、それぞれ使用の条件があります。制作側が契約している素材サイトの範囲で使っているのか、自社で別に使用料を払う必要があるのか、動画を広告に使うときに追加の許諾が要るのかを確かめます。公開後に「この曲は広告には使えません」と分かると、作り直しになります。

撮影素材(元データ)の受け取り

編集前の撮影データを受け取れるかは、見積もりによって分かれます。受け取れれば、あとで短い動画を別の人に頼んで作ることもできます。データの容量が大きいので、受け渡しの方法(ハードディスクか、オンラインか)と保管期間も聞いておきます。

依頼から公開までの手順

パソコンで動画の編集画面を操作している編集者の手元
Photo by Peter Stumpf on Unsplash

外注の流れは、どの依頼先でもほぼ同じです。依頼する側が用意するものを先に揃えておくと、やりとりの回数が減ります。

ステップ1|目的・置く場所・長さを1枚にまとめる

「採用ページに置く、応募を迷っている20代向けの90秒の動画。社員2人のインタビューと作業風景」のように、目的・載せるページ・見る人・長さ・入れたい内容を1枚に書きます。参考にしたい他社の動画のURLを2〜3本添えると、雰囲気のすれ違いが減ります。

ステップ2|同じ条件で2〜3社に見積もりを頼む

ステップ1の1枚を全員に同じ内容で渡し、見積もりの項目をそろえてもらいます。金額だけでなく、過去の作品で近いものがあるか、担当者とのやりとりが自社のペースに合うかを見ます。

ステップ3|台本と絵コンテを確認する

撮影前に、話す内容(台本)と場面の流れを絵で並べたもの(絵コンテ)が届きます。ここで確認を省くと、撮影後の修正は撮り直しになります。社名・商品名・肩書きの表記、言ってはいけないこと(他社との比較や断定的な効果の表現)をこの段階でそろえます。

ステップ4|撮影の準備をする

撮影場所の片づけ、出演する人の服装、見せたくないもの(お客様の名前が入った書類、他社のロゴ)の片づけを前日までに済ませます。出演者には撮影の使い道と掲載期間を説明し、同意をもらいます。お客様や取引先が映る場合は、相手の会社の許可も必要です。

ステップ5|初稿の確認と修正

編集された初稿を、社内の確認者全員で見てから、修正点を1つの文書にまとめて返します。「何分何秒のところを、こう変えたい」の形で書くと伝わります。確認は、実際に載せるページで見る人と同じ環境(スマホ・音なし)でも見ておきます。

ステップ6|納品データを受け取り、サイトに載せる

完成データとあわせて、サムネイル(再生前に表示する静止画)、字幕ファイル、使用した素材の一覧を受け取ります。サイトへの掲載は次の章のとおりです。

サイトに載せるときの設定|制作会社の視点

よい動画ができても、載せ方で表示が重くなったり、検索に見つけてもらえなかったりします。制作の現場で確かめている点をまとめます。

動画ファイルを直接置くか、YouTubeを埋め込むか

自社のサーバーに動画ファイルを置くと、見た目は自由ですが、容量と転送量がかさみ、表示が遅くなる原因になります。YouTubeやVimeoに上げて埋め込む方法なら、配信の負荷を外に出せます。制作の現場では、トップページの背景動画は容量を抑えた短いファイルを直接置き、会社紹介のような長い動画はYouTubeの埋め込みにすることが多いです。

Googleに動画だと分かってもらう設定

Google検索セントラル(Googleが公開しているサイト運営者向けの説明)では、動画は一般的なHTMLの埋め込み方法で載せ、他の要素で隠さないこと、動画ごとに固定URLのサムネイルを用意すること(60×30ピクセル以上、大きめが望ましい)、動画の情報を伝えるための構造化データ(ページ内容を検索エンジンに伝える決まった書き方のデータ)や動画サイトマップを使うことが推奨されています。YouTubeの埋め込みでも同じ扱いです。ホームページ制作を頼んでいる会社があれば、動画の掲載とあわせてこの設定を頼むのが近道です。

自動再生と音の扱い

自動で再生する動画は、音を出さない設定が前提です。多くのブラウザは音つきの自動再生を止めるため、音が出る動画は再生ボタンを押してもらう形にします。背景動画は音なし・ループ再生にし、スマホでは止めて写真に切り替える設定を検討します。

字幕と文字での補足

電車の中など音を出せない場所で見る人のために、字幕を入れた版を用意します。あわせて、動画の下に話している内容の要点を文章で書いておくと、動画を見ない人にも伝わり、検索にも文字として拾われます。

よくある失敗と対処法

会議室で動画の初稿をモニターで確認しながら話し合うチーム
Photo by Gorilla ROI Data Connector on Unsplash

動画の外注で起きる失敗の多くは、撮影や編集の技術ではなく、頼む前の準備と確認の進め方で起きています。

完成してから「思っていたのと違う」

参考動画を見せていなかった、台本と絵コンテの確認を省いた、という場合に起きます。撮影後の方向転換は撮り直しになり、追加費用と日程の遅れにつながります。参考動画と絵コンテの確認は省かないでください。

載せたらページの表示が遅くなった

容量の大きい動画ファイルを直接置いたときに起きます。長い動画は外部の動画サービスに上げて埋め込む、背景動画は容量を抑えた短いファイルにする、スマホでは写真に差し替える、の3つで改善します。

出演した社員が退職した

出演の同意をもらうときに、退職後の掲載をどうするかを決めておきます。本人が削除を希望する可能性があるなら、特定の個人が主役にならない構成(複数人・作業風景中心)にしておくと差し替えが軽くなります。

音楽の使用条件を確かめていなかった

ホームページでは問題なく使えても、広告や展示会での上映は条件が違うことがあります。納品時に使った素材の一覧をもらい、使う場面が増えるときは制作側に相談します。

情報が古くなった

料金・人数・住所など変わりやすい情報を動画に入れると、変更のたびに編集費がかかります。変わりやすい情報は動画の外(ページの文章)に置き、動画は変わりにくい内容にします。

小さな会社の判断基準

初めての動画なら、まず「どのページで何を伝えたいか」を決め、その動画が本当に必要かを考えるところからです。トップページの雰囲気づくりだけなら、スマホで撮った短い映像を編集だけ外注する方法で十分なことがあります。採用や会社紹介のように、企画から考えてほしい動画は制作会社、自社に素材と方針があるならフリーランスやスキルマーケット、という分け方が目安になります。

素材が手元にあって編集だけを頼みたい方は、ココナラで動画編集の出品を見比べると、価格と実績を並べて比べられます。購入前の見積もり相談で、納品の形式・修正回数・著作権の扱いを確かめてから頼んでください。サービスの内容や手数料は変わることがあるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q. ホームページ用の動画は何秒くらいがよいですか?

A. 用途で変わります。トップページの背景動画は10〜20秒で音なし、会社紹介やサービス紹介は1〜3分、商品の使い方の説明は内容が伝わる長さが目安です。長いほど制作費は上がり、最後まで見てもらいにくくなります。

Q. スマホで撮った映像でも編集を頼めますか?

A. 頼めます。横向きで撮る、明るい場所で撮る、話す人の声が近くで録れている、の3点がそろっていれば編集で見やすくできます。暗い映像や手ぶれの大きい映像は編集で直しきれないことがあります。

Q. 動画の著作権は自社のものになりますか?

A. 取り決めがなければ制作した側に残ります。使いたい範囲(ホームページ・SNS・広告・展示会)を契約書か見積書に書いてもらい、譲り受けたい場合はその条件と費用を確かめてください。

Q. YouTubeに上げて埋め込むのと、サーバーに置くのはどちらがよいですか?

A. 長い動画や再生回数が多い動画はYouTubeなどの動画サービスに上げて埋め込むほうが、サイトの表示が重くなりません。トップページの短い背景動画は、容量を抑えたファイルを直接置く方法が使われます。

Q. 見積もりはいくつ取ればよいですか?

A. 同じ条件で2〜3件が目安です。多すぎると比較と連絡に時間がかかります。金額だけでなく、過去の作品と担当者の対応を見て選びます。

Q. 動画を載せると検索順位は上がりますか?

A. 載せただけで順位が上がるとは言えません。ただ、Googleは動画の情報を正しく伝える設定(サムネイル・構造化データ・動画サイトマップ)を推奨しており、設定を整えることで検索結果に動画として表示される機会は作れます。

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