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Google Workspaceの無料試用とは、Googleと直接申し込んだ場合に使える14日間・最大10ユーザーまでのお試し期間です。試用中は料金がかからず、独自ドメインのGmail、カレンダー、ドライブ、Meetなどを実際の画面で試せます。ただし、試用中に本番のメールの届け先を切り替えると、試用が終わったときにメールが止まるおそれがあります。この記事では、試用でできること・できないこと、始め方、メールを切り替えるタイミングの考え方、試用中に確認しておきたい項目、終了時の扱いと解約の注意点まで、順番に説明します。
Google Workspaceの無料試用とは|14日間・最大10ユーザー

Google Workspaceに公式サイトから申し込むと、まず14日間の無料試用から始まります。試用中に追加できるユーザーは最大10人で、この期間中に請求が発生することはないと公式ヘルプで案内されています(2026年11月時点。最新は公式でご確認ください)。
なお、ムームードメインなどの販売店を通して申し込む場合は、試用の有無や期間が販売店ごとに決まっています。販売店経由を考えている場合は、それぞれの公式サイトの案内を確認してください。申込先の違いはGoogle Workspaceの始め方|ムームードメインの独自ドメインで使う手順とプランの選び方で比べています。
試用でできること
選んだプランの機能は、試用中もほぼそのまま使えます。独自ドメインのアドレスでのGmail、共有カレンダー、ドライブと共有ドライブ、ドキュメント・スプレッドシート・スライド、Meetでのビデオ会議、管理コンソールでのユーザー管理などです。Business Standardで試せば、Meetの録画やドキュメント内のGemini(GoogleのAI)も確認できます。
試用でできないこと・制限があること
試用ならではの制限もあります。ユーザーは10人までで、11人目を追加しようとすると試用を終えて有料に切り替えるよう案内されます。また、Gmailの送信数にも試用アカウント向けの上限があり、公式ヘルプでは1日500通・外部の宛先500件までとされています。試用中はこの上限を引き上げられないため、メールマガジンのような一斉送信を試すのには向いていません。
| 項目 | 無料試用中 | 有料契約後 |
|---|---|---|
| 期間 | 14日間 | 契約期間中 |
| ユーザー数 | 最大10人 | 各プラン最大300人 |
| 料金 | かからない | 1ユーザーあたり月800円〜(年間プラン・税別) |
| 1日の送信数(1ユーザー) | 500通・外部の宛先500件 | 2,000通 |
| プランの機能 | 選んだプランの機能を試せる | 契約したプランの機能 |
| プランの変更 | できる(残りの試用日数は引き継がれる) | できる(年間プランの変更には条件あり) |
料金は2026年11月時点の公式価格(税別)です。料金や上限は改定されることがあるため、申し込む前に公式ページで最新の内容をご確認ください。
試用を始める前に決めておくこと
14日間はあっという間です。始める前に「どのプランで」「誰が」「何を確かめるか」を決めておくと、期間内に判断までたどり着けます。
試すプランを決める
メールとカレンダーが中心ならBusiness Starter、会議の録画や大きなファイルの共有、ドキュメント内でのGeminiを使いたいならBusiness Standardで試すのが目安です。試用中にプランを変えると、残っている試用日数が新しいプランに引き継がれます。迷う場合は、Standardで試して必要な機能を見極め、契約のときに決める方法もあります。
試す人と確かめることを書き出す
10人まで追加できますが、全員に声をかける必要はありません。管理者のほか、メールをよく使う人、外出が多くスマホで見る人など、使い方の違う2〜3人に試してもらうと判断材料がそろいます。あわせて、後で紹介するチェックリストのうち、自社で確かめたい項目に印をつけておきます。
Google Workspaceの無料試用の始め方

Googleと直接申し込む場合の流れです。申し込み自体は10分ほどで終わります。そのあと、ドメインの所有権の確認を期限内に済ませることが大切です。
ステップ1|申込ページで会社の情報を入力する
Google Workspaceの公式申込ページで始めるボタンを押し、会社名、従業員数、地域を入力します。続けて、管理者になる人の名前と、連絡を受け取るメールアドレスを入力します。この連絡先には、いま使っているメールアドレスを入れておきます。
ステップ2|すでに持っているドメインを入力する
会社のドメインを持っている場合は、ドメインを新しく買う方ではなく、所有しているドメインを使う方を選んで入力します。ここで新しいドメインを買う方を選ぶと、別のドメインの契約が始まってしまうので注意してください。
ステップ3|管理者のアカウントを作る
最初のアカウント(例: admin@御社ドメイン)とパスワードを決めます。このアカウントが特権管理者(すべての設定を変えられる管理者)になります。有料に切り替えるときの支払い設定も、このアカウントからしかできないため、ログイン情報は社内で確実に保管しておきます。
ステップ4|ドメインの所有権を確認する
管理コンソールに表示される「google-site-verification=」から始まる値を、ドメインのDNS(ドメインの行き先を決める設定)にTXTレコードとして追加し、確認ボタンを押します。公式ヘルプでは、試用開始から9日以内に所有権を証明しないと、試用の終了とともに解約されると案内されています。反映には最長72時間ほどかかることがあるため、申し込んだ当日か翌日には済ませておくと安心です。
ステップ5|試すユーザーを追加する
管理コンソールの「ディレクトリ」→「ユーザー」から、試してもらう人のアカウントを追加します。info@などの受信用アドレスは、アカウントを増やさず別名(エイリアス)やGoogleグループにできるかも、この段階で試しておくと契約後の人数を見積もれます。
試用中にメールを切り替えるべきか

結論からいうと、本番で使っているメールのMXレコード(メールの届け先を決める設定)は、有料で使うと決めて支払い情報を登録してから切り替えるのが安全です。所有権の確認のTXTレコードは試用中に追加して問題ありませんが、MXは扱いが違います。
MXを切り替えると試用終了後に止まるおそれがある
MXをGoogleに切り替えると、その時点から新しく届くメールはすべてGoogle Workspace側に届きます。この状態で支払い情報を登録しないまま試用が終わると、アカウントが停止され、メールを受け取れなくなります。元のサーバーに戻すにはMXを書き戻す必要があり、反映を待つ間のメールを取りこぼすことにもなりかねません。
切り替えずに試せること
MXを切り替えなくても、試用ユーザー同士のメールのやり取り、Gmailの画面や検索の使い勝手、外部への送信、カレンダーやドライブ、Meetは試せます。ただし外部の人がそのアドレスに返信すると、メールはいまのサーバー側に届きます。試用中に社外とのやり取りを試す場合は、相手に事情を伝えて、返信先を確かめる程度にとどめるのが無難です。
切り替えのタイミングの目安
制作の現場では、試用で使い勝手を確かめる、支払い情報を登録して有料で続けることを決める、過去のメールの取り込みと社内への周知を準備する、平日の午前中にMXを切り替える、という順番で進めることが多いです。切り替えの具体的な手順や、SPF・DKIM・DMARC(なりすましを防ぐ設定)の入れ方はムームードメインでの設定手順や自社ドメインを守るSPF・DKIM・DMARC設定を参考にしてください。
試用中に確認しておきたいチェックリスト
14日間で確かめておくと、契約後に「思っていたのと違う」となりにくい項目をまとめました。すべてを試す必要はなく、自社の使い方に関係するものだけで十分です。
| 分類 | 確認すること | 見るポイント |
|---|---|---|
| メール | Gmailの画面・検索・ラベル | いまのメールソフトから移っても困らないか |
| メール | スマホのGmailアプリ | 外出先で読む・返信する人が使えるか |
| メール | 別名・Googleグループ | info@などを人数に数えずに運用できるか |
| メール | 署名の設定 | 全員でそろえた署名を入れられるか |
| ファイル | ドライブと共有ドライブ | いまのファイル置き場から移せる容量か |
| 会議 | Meetの参加人数・録画 | 録画が必要ならStandard以上が必要か |
| AI | Gemini | Gmail内だけで足りるか、ドキュメント内でも使いたいか |
| 管理 | ユーザーの追加・停止 | 入退社のときに管理者が操作できるか |
| 安全 | 2段階認証 | 全員が設定できるか、スマホを持っていない人はいないか |
| ホームページ | 問い合わせフォームの送信元 | 切り替え後もフォームのメールが届く仕組みか |
使い勝手は実際の業務で確かめる
機能の有無は公式の比較表で分かりますが、使い勝手は実際の業務で試さないと分かりません。たとえば、普段の見積もりをスプレッドシートで作ってみる、社内の打ち合わせを1回Meetで行う、共有ドライブに案件フォルダを作ってみる、といった具体的な作業で試すと判断しやすくなります。
ホームページのフォームを忘れずに確認する
見落としやすいのが、ホームページの問い合わせフォームです。フォームがサーバーから独自ドメインのアドレスでメールを送っている場合、メールの設定を変えると迷惑メール扱いになることがあります。WordPressのサイトならWordPressでメールが届かない原因と対策もあわせて確認しておきます。
無料試用が終わるとどうなるか
試用が終わったときの扱いは、支払い情報を登録しているかどうかで変わります。管理コンソールの「お支払い」→「サブスクリプション」で、試用の残り日数を確認できます。
支払い情報を登録している場合
試用が終わると、自動的に有料のサブスクリプションに切り替わります。ユーザーやメール、ファイルはそのまま残り、使い方も変わりません。続けるつもりがない場合は、試用期間内に解約の手続きをしておく必要があります。
支払い情報を登録していない場合
アカウントは停止され、料金はかかりません。公式ヘルプでは、あとから支払い情報を設定すれば再開できると案内されています。また、支払い情報もドメインの所有権の証明もないまま試用が終わると、アカウントが削除されるとも書かれています。試用で作ったデータを残したい場合は、終了前に方針を決めておきます。
試用から有料に切り替える流れ
続けると決めたら、試用期間中に支払い情報を設定しておけば、終了日にそのまま有料へ移ります。設定できるのはアカウントを作ったメインの特権管理者だけです。
年間プランか月単位かを選ぶ
支払い設定では、年間プランと、月単位で増減できるフレキシブルプランを選びます。2026年11月時点の公式価格(1ユーザーあたりの月額・税別)は、Business Starterが年間プラン800円・フレキシブル950円、Business Standardが1,600円・1,900円です。人数が固まっていれば年間プラン、まだ増減しそうならフレキシブルが目安です。時期によってはGoogle公式の料金ページで新規申込向けの割引が案内されていることもあるので、設定の前に一度確認しておくと安心です。
プロモーションコードは支払い設定のときに入力する
プロモーションコード(割引を受けるためのコード)を持っている場合は、管理コンソールで支払い情報を設定する画面で、プランを選んだあとに「プロモーション コード」を押して入力します。公式ヘルプでは、割引を受けるにはこの画面で入力する必要があり、後から入力することはできないと案内されています。注文の概要には割引額が表示されず、のちの請求に反映される形です。コードは1社につき1つで、使えるのはGoogleの公式サイトから直接申し込んだ場合です。
初年度10%割引のプロモーションコードをお渡ししています
THREE D PLUS では、Google Workspace をはじめて導入する会社さま向けに、初年度のご利用料金が10%割引になるプロモーションコード(Business Starter・Business Standard が対象)をお渡ししています。コードは1社につき1つで、Google の公式サイトから直接お申し込みいただく場合に使えます。ご希望の方は、お問い合わせフォームから「Google Workspace 割引コード希望」とご連絡ください。ドメインやメールの設定のご相談もあわせて承ります。
試用をやめる・解約するときの手順と注意

試用期間中に解約すれば、料金はかかりません。ただし解約するとデータは削除され、元に戻せないため、残したいものは先に書き出しておきます。
先に残したいデータを書き出す
試用中に作ったドキュメントや、受け取ったメールの中に残したいものがあれば、解約の前にダウンロードします。管理者は「データ エクスポート ツール」で組織のデータをまとめて書き出すこともできます。各ユーザーにも、解約日と、それまでに保存しておくものを伝えておきます。
管理コンソールから解約する
管理コンソールで「お支払い」→「サブスクリプション」を開き、対象のサブスクリプションで「サブスクリプションをキャンセル」を選びます。理由を選んで進み、確認のチェックを入れ、メールアドレスを入力して確定します。画面の表示は変わることがあるため、迷ったら公式ヘルプの「Google Workspace の解約」をご確認ください。試用の残り日数があっても、解約した時点でGmailやカレンダーは使えなくなります。
DNSに足した設定を整理する
所有権の確認用のTXTレコードは残っていても害はありませんが、使わないなら消しておくと後で迷いません。もし試用中にMXを切り替えていた場合は、解約の前に元のサーバーのMXへ必ず戻し、元のサーバーでメールが受け取れることを確かめてから解約します。SPFにGoogleの値を足していた場合も、元の内容に戻しておきます。
よくある質問
Q. 無料試用のあと、勝手に料金がかかりますか?
A. 支払い情報を登録している場合は、試用が終わると有料契約に切り替わります。登録していなければアカウントが停止され、料金はかかりません。続けない場合は、試用期間内に解約しておくと確実です。
Q. 試用期間を延長することはできますか?
A. 公式ヘルプで案内されているのは14日間の試用です。延長できるかどうかは状況によるため、必要な場合はGoogleのサポートに問い合わせてください。期間内に判断できるよう、確かめることを先に決めておくのがおすすめです。
Q. 11人以上で試すことはできますか?
A. 試用で追加できるのは10人までです。11人目を追加する場合は試用を終えて有料に切り替えることになり、その時点で全員が有料の対象になります。
Q. 試用で作ったメールやファイルは、有料にしても残りますか?
A. 残ります。試用期間中に支払い情報を設定して有料に移れば、ユーザー、メール、ファイルはそのまま引き継がれます。
Q. 試用中にプランを変えられますか?
A. 変えられます。公式ヘルプでは、試用中にプランを切り替えると、残りの試用日数が新しいプランに引き継がれると案内されています。
Q. 試用中にMXを切り替えてしまいました。どうすればいいですか?
A. 続ける予定なら、試用が終わる前に支払い情報を設定しておけばメールは止まりません。続けない場合は、元のサーバーのMXに戻し、反映を待ってから解約します。戻している間にGoogle側に届いたメールは、解約の前に確認しておきます。
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