「All-in-One WP Migration」でWordPressサイトを移行したあと、IDもパスワードも正しいはずなのに、なぜかログインできない——。実はこれ、よくあるトラブルです。原因の多くは、セキュリティプラグイン「SiteGuard WP Plugin」の設定が移行先にも引き継がれてしまうことにあります。この記事では、ログインできなくなる原因と、phpMyAdminを使った復旧手順、そして事前にトラブルを防ぐ方法を解説します。
なぜログインできなくなるのか

SiteGuard WP Pluginは、ログインページのURLを変更したり、画像認証を追加したりして不正ログインを防ぐセキュリティプラグインです。便利な反面、All-in-One WP Migrationでサイトを丸ごと移行すると、このSiteGuardの設定(変更後のログインURLなど)も一緒にコピーされてしまいます。その結果、移行先で以下のような状態に陥ります。
- 通常の
/wp-login.phpにアクセスしてもログイン画面が出ない - 変更後のログインURLが分からず入口にたどり着けない
- IDとパスワードは合っているのに先に進めない
対処法|phpMyAdminで設定を削除する

ログイン画面に入れない場合は、管理画面ではなくデータベースを直接操作してSiteGuardの設定を解除します。多くのレンタルサーバーには「phpMyAdmin」というデータベース管理ツールが用意されています。
- 接続先を確認:
wp-config.phpを開き、データベース名やユーザー名を確認する - phpMyAdminにログイン:サーバーの管理画面からphpMyAdminを開く
- 該当テーブルを開く:
wp_optionsテーブルを選ぶ - SiteGuardの設定を検索:
siteguard_で始まる項目を検索する - 削除する:見つかったSiteGuard関連の設定を削除する
これでSiteGuardによるログインURLの変更などが解除され、通常の/wp-login.phpからログインできるようになります。
※データベースの操作は影響が大きいため、作業前に必ずバックアップを取り、慎重に行ってください。不安な場合は専門家に相談するのが安全です。
もっと安全な進め方|クリーンな状態で再移行
データベースを触るのが不安な場合や、確実に進めたい場合は、移行前にセキュリティプラグインを外してから作り直す方法が有効です。
- 移行元でSiteGuardなど不要・干渉しやすいプラグインを完全に削除する
- その状態でもう一度エクスポートし直す
- クリーンなデータを移行先にインポートする
- 移行が完了してから、移行先で改めてセキュリティ設定を行う
トラブルを防ぐポイント
- いきなり本番でやらない:サブドメインなどに仮サイトを作り、先にテスト移行する
- セキュリティ系プラグインに注意:ログインURL変更・IP制限系は移行時に干渉しやすい
- 変更後のログインURLを控えておく:SiteGuard導入時にメモしておくと復旧が早い
- 事前バックアップは必須:問題が起きても戻せるようにしておく
よくある質問(FAQ)
Q. パスワードは合っているのにログインできません。
A. SiteGuardなどでログインURLが変更されている可能性があります。通常のログインページにアクセスできるか、まず確認してください。
Q. phpMyAdminが見当たりません。
A. 多くのレンタルサーバーの管理画面から利用できます。見つからない場合はサーバー会社のマニュアルを確認するか、サポートに問い合わせてください。
Q. データベースを触るのが怖いです。
A. その場合は、移行元でセキュリティプラグインを削除してから再エクスポート・再インポートする方法が安全です。それでも不安なら専門家への依頼をおすすめします。

