取引先の創立記念・周年祝い|会社の周年に贈る相場・のし・贈り物(1周年〜100周年)

取引先から「おかげさまで創立30周年を迎えました」というあいさつ状が届いた。付き合いの長い会社が、来月に創業50周年の記念式典を開くと聞いた。こうした場面で総務や営業の担当者が困るのは、「会社として、いくらくらいのものを、いつ、どんな表書きで贈るのか」です。会社の周年祝いは社内で前例がないことも多く、しかも相手の会社には同業他社からも品が届くので、見劣りも、やりすぎも避けたいお祝いです。

この記事では、百貨店のギフト解説や花店のマナー解説をもとに、取引先の創立記念・周年祝いの相場を立場別に整理し、創立・創業・設立という言葉の違い、祝う年の考え方、贈る時期、のしと立て札の書き方、胡蝶蘭以外の贈り物、記念式典に招かれたときの対応、会社として贈るときの実務までをまとめました。情報源によって金額に幅があるところは、幅のまま書いています。後半では、周年を迎えた会社を近くで見ている制作会社の立場から、節目の会社が実際に困っていることにも触れます。

目次

創立記念・周年祝いとは?創立・創業・設立の違いと、祝う年の数え方

オフィスビルのエントランスに集まるビジネスパーソン
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創立は組織の立ち上げ、創業は事業の開始、設立は法人登記

三越伊勢丹のギフト解説では、「会社が設立された創立記念日や、事業を興した創業記念日は、会社にとって記念すべき重要な日」と説明しています。業務システムの比較サイトBOXILの解説をもとに整理すると、創立は初めて組織を立ち上げること(会社・学校・団体に使い、子会社や新事業には使わない)、設立は会社法の手続きと商業登記を経て会社組織を立ち上げること、創業は事業を始めること(組織か個人かを問わず、会社を設立する前に事業を始めている場合もある)です。

つまり、個人事業として始めてから数年後に法人化した会社では、創業年と設立年がずれます。同じ解説は、取引先の周年を祝うときには創立と設立のどちらを基準にしているかを理解しておくことが大切で、創立年と設立年が一致しないこともあると述べています。贈る側が勝手に数えるのではなく、先方が「創業◯周年」「創立◯周年」と自分で名乗っている表記と年数に合わせるのが、いちばん間違いがありません。

祝う年は奇数年と10年ごとの区切り。4・9は避ける解説が多い

花店のHitoHanaとHanaPrimeの解説はどちらも、周年のお祝いは1・3・5・7周年のような縁起がよいとされる奇数の年と、10周年・20周年のような大きな区切りの年に行うのが一般的で、「死」や「苦」を連想させる4周年・9周年は避けることが多いとしています。HanaPrimeは、40周年や90周年は大きな節目として例外的に祝う場合があるとも書いています。会社の場合、式典や記念誌を作るのは10周年・30周年・50周年・100周年のような区切りが中心で、それ以外の年は社内行事にとどめる会社が多い、というのが実感です。

1周年〜100周年で、お祝いの重さは変わる

同じ周年祝いでも、設立1周年の会社に贈るのと、創業100周年の会社に贈るのとでは、相手の受け止め方が違います。1周年は、まだ開業祝いの延長にある節目で、相手も周囲も気軽です。10周年・20周年は「続いてきた会社」として外に打ち出す節目で、記念ロゴや記念サイトを作る会社が出てきます。50周年・100周年は、記念式典、社史、周年ロゴ、記念事業と、会社をあげた1年がかりの行事になるのが普通で、取引先からの贈り物も式典に合わせて届くことが多くなります。ギフト店のofficegiftの解説では、1・3・5周年などの節目は例年の相場に1万円ほど、10年単位の節目は2万〜3万円ほど上乗せするのが目安とされています。

取引先の周年祝いの相場を立場別に見る

会議室で書類を前に話し合うビジネスパーソン
Photo by Carrie Allen www.carrieallen.com on Unsplash

相場は、相手との取引の深さと、式典の規模で変わります。花店2社、ギフト店、百貨店の解説を突き合わせると、おおよそ次の幅になります。

贈る立場・相手相場の目安補足
一般的な取引先(会社として)1万円〜3万円胡蝶蘭3本立て、アレンジメント、観葉植物がこの帯
特に関係が深い取引先・大規模な式典3万円〜5万円3万円〜6万円、5万円〜7万円とする解説もある
個人(担当者個人・元社員など)1万円〜2万円5,000円〜1万円で十分とする解説もある
複数人・複数社の連名2万円〜3万円以上1人(1社)あたり3,000円〜5,000円を集める形。社数が多ければ上限は上がる
10周年・50周年など大きな節目上の金額に2万円〜3万円上乗せ品物を一段よくするか、式典会場に花を添える

一般的な取引先は1万円〜3万円、重要な取引先は3万円〜5万円

HanaPrimeの解説では、一般的な取引先や式典は1万円〜3万円、特に関係が深い取引先や大規模な式典は3万円〜6万円、個人的な付き合いは5,000円〜1万円です。HitoHanaは、個人から約1万円〜2万円、複数人から約2万円〜3万円、企業から約1万円〜5万円としています。officegiftは取引先3万円〜5万円、重要な取引先5万円〜7万円と、ほかより高めの数字です。三越伊勢丹は具体的な金額を載せていませんが、相場は付き合いの度合いや地域で変わり、判断に迷ったときは少し多めの金額にするとよい、としています。これらを踏まえると、一般的な取引先は1万円〜3万円、重要な取引先は3万円〜5万円を中心に、過去に先方からもらった金額があればそれに合わせる、が実務的な決め方です。

金額より「ほかの取引先の品と並んだときに見劣りしないか」

HitoHanaの観葉植物の解説には、企業名で贈る場合、あまり安価だと他社から届いた多くの品の中に埋もれて印象に残らず、同じ観葉植物だと見劣りすることがある、とあります。All Aboutの総務向け解説も、胡蝶蘭は複数並んで飾られることが多いので、予算を抑えると他社のものと比べて貧弱に見える場合があり、予算が少ないなら生花や観葉植物を選ぶほうが無難、としています。周年祝いは「並べられる」お祝いだという前提で、金額と品物を決めてください。

過去に先方からもらった金額に合わせる

HanaPrimeの解説にあるとおり、取引先から花を贈られたことがあれば同程度の金額にすると失礼になりにくいです。自社の周年や移転、社長交代のときに先方から何をもらったか、社内の記録を確認してから決めるのが、金額で迷わないいちばんの近道です。

贈る時期|記念日の1週間前から当日午前まで、式典があれば前日まで

式典がない場合は、記念日の1週間前から前日〜当日午前中に

HanaPrimeの解説では、記念日の1週間前から遅くとも当日午前中までに届け、当日配達は遅れる危険があるので避けるのが無難、花持ちの短いアレンジメントは3日前から当日の間に届くよう手配する、としています。HitoHanaは、式典がない場合は記念日の1週間前から前日に届けるのがよく、早めに届いても胡蝶蘭は花が長持ちするので当日もきれいに咲いている、と説明しています。

式典・祝賀会がある場合は、会場に開場の1〜2時間前まで、または前日までに

HitoHanaは、記念式典がある場合は遅くとも式典当日の開場時間の1〜2時間前に届くよう手配するとしています。officegiftは、当日にパーティーがある場合は前日までに届くようにするか、当日の開始前に届くよう事情を伝える、です。AND PLANTSの解説は、式典やパーティー会場にはスタンド花や上品な胡蝶蘭が多く、事務所や店舗には胡蝶蘭かアレンジメントが多い、としたうえで、届け先と搬入時間を事前に確認するよう勧めています。会場がホテルや貸し会場の場合、花の搬入時間や受付方法が決まっていることがあるので、先方の総務か会場に確認してから手配してください。

贈りそびれたときは、まず連絡してお詫びし、すぐに贈る

HanaPrimeの解説では、贈り忘れた場合はまず直接連絡してお詫びし、速やかに贈り、メッセージにも改めてお詫びを添える、としています。記念日を過ぎてから知った場合も同じで、「遅ればせながら」と一言添えて贈れば失礼にはなりません。

のし・立て札・メッセージの書き方

封筒とカードが置かれた机
Photo by Valeria Reverdo on Unsplash

のしは紅白の蝶結び、表書きは「創立◯◯周年御祝」「祝◯周年」「御祝」

三越伊勢丹のギフト解説では、創立・創業記念日のお祝いののし紙は紅白のもろわな結び(蝶結び)で、表書きは「創立◯◯周年御祝」「創立御祝」「創業◯◯周年御祝」「創業御祝」「御祝」を挙げています。HanaPrimeとofficegiftも、水引は紅白の蝶結び、表書きは中央上段に「御祝」「祝◯周年」「創立◯◯年御祝」など、下段に贈り主の会社名と代表者名、としています。先方が「創業」と名乗っているなら「創業◯周年御祝」、「創立」なら「創立◯周年御祝」と、先方の表記に合わせるのが間違いのない書き方です。どちらか分からないときは「祝◯周年」か「御祝」にします。のしの書き方全般は、「開業祝いの相場とマナー」の記事でも整理しています。

立て札は「祝 創立◯周年」と贈り主の社名・役職・氏名

胡蝶蘭や観葉植物、スタンド花には立て札を付けます。HanaPrimeの解説では、表書きは「祝創立◯周年」などとし、贈り先の企業名と代表者名、贈り主の企業名と代表者名を書きます。HitoHanaは、木札か厚紙の札に朱色で左に「祝◯周年」、右に贈り主の社名・役職・名前と説明しています。AND PLANTSは、お祝いの文言「祝 ◯周年」を赤字で書き、贈り先は省略できる(展示会などでは必要)、贈り主は会社名と代表者の役職・氏名、縦書きが多いが横書きも可、としています。HanaPrimeが特に注意を促しているのは、周年の数字・会社名・代表者名の間違いです。周年数に自信がなければ先方に確認するのが無難とされています。

連名で贈るときの書き方

複数の取引先で連名にする場合、立て札は文字数に限りがあるので、代表の社名に「外一同」と添え、全員の社名は別紙やメッセージカードに書くのが収まりのよい形です。社内の部署で贈るなら「株式会社◯◯ 営業部一同」のようにまとめます。花店に相談すれば、収まる書き方を提案してくれます。

メッセージで避けたい言葉と文例

HitoHanaの解説では、「厳しい経済情勢ですが」のような否定的な前置き、倒産や先が続かないことを連想させる言葉(閉じる・失う・終わる・行き詰まる・傾く)、赤字や火事を連想させる言葉(焼ける)を避けるとしています。文例はAND PLANTSが挙げる「創立◯周年、誠におめでとうございます。今後のさらなるご繁栄を心よりお祈り申し上げます」が基本の形です。長い付き合いの会社なら、「◯◯の案件では大変お世話になりました」のように、具体的な一文を加えると形式的になりません。

周年祝いの品物の選び方|胡蝶蘭・観葉植物と、それ以外の選択肢

オフィスのエントランスに置かれた観葉植物
Photo by Declan Sun on Unsplash

定番は胡蝶蘭・アレンジメント・観葉植物。先方のイメージカラーに合わせる

三越伊勢丹の解説では、周年祝いの贈り物の定番はフラワーアレンジメントや観葉植物の鉢植えで、先方のイメージカラーに合わせてラッピングやリボンの色を選ぶのも気遣いのひとつ、「幸福が飛んでくる」という花言葉の胡蝶蘭は上品で清潔感がありどんな場所にも映えるのでよく選ばれる、としています。AND PLANTSの品目別の目安では、胡蝶蘭3本立てが1万円〜3万円、5本立てが3万円〜5万円、スタンド花1段が1万円〜1万5,000円、2段が2万円〜3万円、アレンジメントが5,000円〜1万5,000円です。All Aboutの解説では、お祝い用の胡蝶蘭は2万円〜5万円程度、本数は割れない奇数で3本立てか5本立て、お祝いには白か紅白が人気で、ラッピングは先方の企業ロゴや店舗イメージに合わせるとよい、とあります。

花以外なら、記念に残るもの、オフィスで使えるもの

三越伊勢丹は「できれば記念に残る贈り物を選びたいが、ふさわしい品物が見つからない場合には商品券や現金を贈ることもある」としています。officegiftは企業・事務所向けに、観葉植物(パキラなど)、空気清浄機、コーヒーメーカーやウォーターサーバー、日持ちする小分けの菓子、招き猫や黒いだるまなどの縁起物を挙げています。周年は会社にとって「記録に残る年」なので、消えものより、会社の歴史に残る形のもの(記念品、記念のロゴやツール)を選ぶ発想も合います。

贈り物向いている場面気をつけたい点
胡蝶蘭(3本立て・5本立て)式典あり・会社名義・ほかの取引先の品と並ぶ白か紅白。奇数本。立て札を忘れずに
スタンド花式典・祝賀会の会場会場の搬入時間と受付方法を確認
アレンジメント事務所に飾る・小規模な会社3日前〜当日に。赤一色は避ける
観葉植物長く置いてもらいたい・香りを避けたい置き場所と大きさを事前に確認
記念品・縁起物10周年以上の節目社名・年数の表記を一次情報で確認
商品券・現金ふさわしい品が見つからない金額がそのまま伝わる。祝儀袋と表書きを整える

避けたいもの:赤一色・火を連想させる品・造花・相場からかけ離れた金額

HanaPrimeの解説は、避けたいこととして、造花(式典後の扱いに困り、生花に見劣りする)、真紅の花やラッピングなど赤を強く使うこと(赤字や火事を連想させる。淡いピンクや紫で代替)、事前確認をせずに贈ること、誤字脱字、相場からかけ離れた金額を挙げています。officegiftは、赤一色の品、ライターや灰皿など火に関連する品を避けるとしています。AND PLANTSは、先方のコーポレートカラーが赤の場合は例外としています。

記念式典・祝賀会に招かれたときの対応

できるだけ出席し、難しければ祝電を送る

三越伊勢丹の解説では、節目の年に式典や祝賀会を行う会社は少なくなく、式典などに招待されたらできるだけ出席し、出席が難しければ祝電を打つとよい、としています。出席者の肩書きは、先方の社長があいさつに立つ式典なら、こちらも役員か部門の責任者が出るのが釣り合いの取れた形です。

会費制なら会費、記載がなければ社内の前例に合わせる

祝賀会の招待状に会費の記載があれば会費を納め、別にお祝いの品を贈るかどうかは関係の深さで決めます。会費の記載がない場合に祝儀を包むかどうかは、情報源によって明確な基準が示されておらず、会社ごとの慣例に左右されます。社内の過去の記録と、同じ式典に招かれている同業他社の対応を聞いて合わせるのが現実的です。この記事では「◯万円包む」という断定はしません。

祝電・祝賀状の送り方

祝電は式典の前日までに会場か本社に届くよう手配し、宛名は会社名と代表者名にします。式典がない会社でも、記念日に合わせて祝賀状を送ると、品物とは別に気持ちが伝わります。文面は、先に書いた避けたい言葉を外し、「創立◯周年、誠におめでとうございます」で始める定型で十分です。

会社として贈るときの実務|名義・社内ルール・経費

名義は会社名と代表者名。担当者の気持ちはカードに

会社として贈るなら、立て札とのしは会社名と代表者名が基本です。担当者として伝えたいことはメッセージカードに自分の名前で書くと、会社の体裁と担当者の気持ちの両方が残ります。代表者名は先方の資料や公式サイトで表記を確認してください。

取引先の周年は前もって分かる。年間の予定表に入れておく

周年は、社長就任や移転と違って、何年も前から日付が分かっているお祝いです。主要な取引先の創業年・設立年を会社概要から拾って一覧にしておけば、「来年は◯社が30周年」が見えます。金額の基準と名義のルールを社内で決めておくと、担当者が替わっても判断がぶれません。取引先の節目のお祝い全般については、「社長就任祝いの相場とマナー」の記事も参考にしてください。

経費の扱いは顧問税理士へ

仕事上の付き合いがある相手へのお祝いは、交際費として経費にできる場合がありますが、扱いは相手や金額で変わります。請求書や領収書を会社名で残し、判断は顧問税理士に確認してください。

もらって困るもの、喜ばれるもの|制作会社から見た周年を迎えた会社

机の上に広げた会社案内とブランド資料
Photo by pmv chamara on Unsplash

式典の日に花が集中し、置き場所と処分に困る

私たちは制作会社として、周年を迎える会社から周年ロゴや記念サイト、会社案内の相談を受けることがあります。その中でよく聞くのが「式典の日に胡蝶蘭が十数鉢届いて、玄関に置き切れず、終わった後の引き取り先に困った」という話です。胡蝶蘭が喜ばれる花であることに変わりはありませんが、重要な取引先ほど同じものが重なります。贈る側にできるのは、事前に置き場所を確認すること、節目の大きさに合わせて花以外も検討することです。

周年の会社が実際に困っているのは、ロゴ・会社案内・サイトの刷新

周年を迎えた会社が内側で抱えている課題は、花の置き場所より、周年ロゴを作って名刺や封筒に展開したい、創業時から使っている会社案内とホームページを節目に作り直したい、記念式典の案内状や会場のパネルに統一したデザインが欲しい、といった「会社の顔」の更新です。周年ロゴの作り方や使い道については、別の記事「周年ロゴの作り方と事例」で詳しくまとめています。

そうした「周年の年に会社が使い続けるもの」をお祝いとして贈る、という選択肢が、当社のお祝い制作ギフト HANAMUKE(ハナムケ)です。旗印コース(1,100,000円(税込))は、ロゴの刷新・ブランドガイド・名刺・封筒・会社案内・コーポレートサイト・撮影まで、会社の顔をまるごと整えるコースで、周年の節目に役員一同やグループ会社、取引先数社の連名で贈る形を想定しています。すでにロゴがある会社なら、周年ロゴに振り替えて使えます。小さく贈るなら寿コースのロゴ制作(110,000円(税込)。3案から選び修正2回)もあります。和紙の目録に「ロゴ一式 謹呈」と贈り主の名前(連名も全員)を入れ、ギフトカードと化粧箱でお届けし、金額は目録にもカードにも載せません。法人の請求書払いと、適格請求書(インボイス制度に対応した請求書)・法人名の領収書の発行にも対応しています。有効期限は1年(寿は6か月)です。詳しくは HANAMUKE のご相談はこちら をご覧ください。

よくある質問

取引先の周年祝いに、お返しは必要ですか?

この記事で参考にした解説には、周年祝いのお返しについての明確な基準は書かれていませんでした。実務では、式典の引き出物や記念品、お礼状で返す会社が多く、個別に内祝いを送るのは一般的ではありません。贈る側は、お返しを期待しない前提で金額を決めてください。

「創業◯周年」と「設立◯周年」で年数が違います。どちらに合わせればよいですか?

先方が自分で名乗っている表記と年数に合わせます。あいさつ状や公式サイトのお知らせに「創業50周年」とあれば「創業50周年御祝」です。贈る側が登記年から数え直す必要はありません。分からなければ「祝◯周年」ではなく「御祝」にすると年数を書かずに済みます。

式典に出席するなら、品物は別に贈らなくてもよいですか?

関係の深さで決めます。一般的な取引先なら出席と祝電や祝賀状で十分なことが多く、重要な取引先なら会場に花を贈ったうえで出席する会社が多いです。会費制の祝賀会なら会費を納め、品物は別に贈るかどうかを社内の前例で決めてください。

4周年・9周年のあいさつ状が届きました。贈らないほうがよいですか?

先方が自分で周年を告知しているなら、贈って問題ありません。花店の解説では4・9を避ける慣習が紹介されていますが、同時に慣習にとらわれない会社が増えているとも書かれています。先方が祝っている年を、こちらの都合で祝わない理由はありません。

複数の取引先で連名にするとき、1社あたりいくらが目安ですか?

HitoHanaの解説では、グループで贈る場合は1人あたり3,000円〜5,000円が一般的とされています。会社同士の連名なら1社あたり5,000円〜1万円ほどで、3社集まれば一般的な取引先1社分の相場(1万円〜3万円)に届きます。連名のよいところは、1社あたりの負担を抑えながら、ほかの品と並んでも見劣りしない大きさにできることです。

胡蝶蘭以外で、会社として失礼にならないものはありますか?

三越伊勢丹の解説では、アレンジメントと観葉植物の鉢植えが定番で、ふさわしい品がなければ商品券や現金という選択もあるとされています。先方のオフィスが小さい、胡蝶蘭が重なりそう、という事情があるなら、観葉植物、記念品、縁起物のほか、周年ロゴや会社案内の制作のように、節目の会社がそのまま使えるものも選択肢になります。

まとめ

取引先の創立記念・周年祝いの相場は、一般的な取引先なら1万円〜3万円、特に関係が深い取引先や大規模な式典なら3万円〜5万円、個人なら1万円〜2万円前後が、花店と百貨店の解説に共通する幅で、10年単位の節目は2万円〜3万円上乗せします。贈る時期は記念日の1週間前から当日午前中まで、式典があるなら開場の1〜2時間前まで、または前日までに。のしは紅白の蝶結びに「創立◯周年御祝」「創業◯周年御祝」「祝◯周年」「御祝」、立て札は「祝 創立◯周年」と贈り主の社名・役職・氏名です。創立・創業・設立の違いで年数がずれることがあるので、先方の表記に合わせ、年数と社名の間違いにいちばん気をつけてください。

何を贈るか迷ったら、節目の会社がその年に使い続けるものかどうか、という視点で考えてみてください。周年を迎えた会社は、周年ロゴ、名刺や封筒、会社案内、ホームページの刷新をちょうど考えている時期です。当社の HANAMUKE は役員一同や取引先数社の連名でも申し込めますので、HANAMUKE のご相談はこちら からお気軽にどうぞ。飲食店の周年祝いについては「飲食店の周年祝い」の記事にまとめています。

参考にした情報

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