「ドメインを別の会社に移したい」「今より安いところに乗り換えたい」と考えたとき、必要になるのがドメイン移管です。ドメイン移管はやや専門的に聞こえますが、手順を正しく理解すれば初心者でも安全に行えます。本記事では移管の仕組み・手順・費用・期間・注意点を丁寧に解説します。
ドメイン移管とは?基本をおさえよう

ドメイン移管とは、現在利用しているドメイン管理会社(レジストラ)から、別のレジストラへドメインを移し替える手続きです。例えば「お名前.com」で取得したドメインを「エックスサーバードメイン」へ移すといったケースが代表的です。
ドメイン移管する主な理由
移管を検討する理由は主に3つあります。①コスト削減:更新料が安いレジストラに乗り換えることで年間費用を節約できます。②管理の一元化:サーバーとドメインを同じ会社で管理すれば操作が楽になります。③サービスや機能の改善:WHOIS代行が無料で使える、管理画面が使いやすいなど、利便性を求めて移管するケースもあります。
移管できないドメインもある
国や地域を表す独自ドメイン(.jp など一部)は移管に制限がある場合があります。また、取得・更新から60日以内のドメインはICANN(国際ドメイン管理機関)のルールにより移管できません。移管前に対象ドメインが移管可能かどうか確認しましょう。
ドメイン移管の手順を5ステップで解説

移管の流れを5つのステップで説明します。事前に移管先レジストラのアカウントを作成しておくとスムーズです。
ステップ1:レジストラロックを解除する
ドメインの不正移管を防ぐための「レジストラロック(移管禁止設定)」を、現在のレジストラの管理画面から解除します。ロックがかかったままだと移管申請が通りません。解除後も設定が反映されるまで数時間かかる場合があります。
ステップ2:WHOIS情報公開代行を解除する
WHOIS情報公開代行サービスを利用している場合は、一時的に解除が必要です。WHOISに登録されたメールアドレスに移管確認メールが届くためで、代行解除後は自分のメールアドレスが公開された状態になります。移管完了後は再度設定できます。
ステップ3:AuthCode(EPPコード)を取得する
AuthCode(認証コード・EPPコードとも呼ばれる)は、移管を認証するためのパスワードです。現在のレジストラの管理画面から取得します。このコードは移管先での申請に必要なので、コピーして保管してください。
ステップ4:移管先レジストラで移管申請を行う
移管先レジストラの管理画面でドメイン移管申請を行います。ドメイン名とAuthCodeを入力し、移管費用を支払います。申請後、WHOIS登録メールアドレスに「移管承認」メールが届くので、承認操作を行います。
ステップ5:移管完了・DNS設定を確認する
移管が完了したら、ネームサーバー(DNS)設定が正しいか確認します。サーバーが変わっていない場合は元の設定を引き継ぎますが、設定値がリセットされるレジストラもあるため必ず確認してください。DNSが誤っていると、サイトやメールが一時的につながらなくなります。
ドメイン移管の費用と期間の目安
費用:移管時は「1年分の更新料」が基本
移管費用は「移管手数料」ではなく、移管と同時に行われる1年分のドメイン更新料です。例えば「.com」ドメインなら年間1,000〜1,500円程度が相場です。移管によって有効期限が1年延長されるため、単純に「1年分の費用を先払い」するイメージです。移管先によっては初年度割引がある場合もあります。
期間:申請から完了まで3〜7日が目安
移管完了までの期間は一般的に3〜7営業日です。移管先での申請・承認メール返信・元レジストラの処理など複数のステップがあるため、すぐには完了しません。急ぎの場合は余裕を持ったスケジュールで進めることを推奨します。期限切れが迫っているドメインは、まず更新してから移管しましょう。
よくある質問(FAQ)
移管中にサイトが止まりますか?
ネームサーバー設定さえ正しければ、移管中もサイトは通常通り動作します。ただしDNS設定の変更が必要な場合は、反映まで数時間〜24時間のダウンタイムが発生する可能性があります。
移管できる時期に制限はありますか?
取得・更新から60日以内のドメインは移管不可です(ICANNルール)。また有効期限残り15日以内も移管できないため、期限に余裕を持って手続きを開始してください。
失敗した場合は元に戻せますか?
移管申請を行っても、承認メールで「拒否」を選べば移管はキャンセルされます。ただし一度移管が完了すると元のレジストラには戻せないため、移管先の選定は慎重に行いましょう。
まとめ|ドメイン移管は手順を守れば安全にできる
ドメイン移管は、①ロック解除→②WHOIS代行解除→③AuthCode取得→④移管申請→⑤DNS確認の5ステップで完了します。費用は1年分の更新料、期間は3〜7日が目安です。DNS設定の確認だけ怠らなければ、サイトを止めずに安全に移管できます。スリーディープラスではドメイン移管のサポートやWEB環境整備のご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。

