LINEヤフー広告で友だち追加広告・オーディエンス連携が使えないときに確認する3つのステータス

LINEヤフー広告で友だち追加広告が出せない、LINE公式アカウントの友だちを使ったオーディエンス連携ができない、というときに確認するのは3つのステータスです。ビジネスマネージャー組織が「認証済み」か、接続したアカウントの接続審査が「認証済み」か、接続したLINE公式アカウントが「認証済アカウント」か。この3つがすべて揃って初めて、LINE公式アカウントのデータを広告に使えます。広告配信そのものは未認証でもできるため、「配信はできているのに連携だけ使えない」という状態になりやすいのがこの仕組みの特徴です。この記事では、公式コラム「LINEヤフー広告の開設で迷わない!ビジネスマネージャーとLINE公式アカウント接続時の注意点」をベースに、3つのステータスの確認場所、それぞれの直し方、開設からの5ステップの全体像を、実際の管理画面(固有情報は伏せています)を交えて解説します。

目次

なぜ「配信はできるのに連携が使えない」が起きるのか

a group of people sitting around a laptop computer
Photo by Fatemeh Rezvani on Unsplash

LINEヤフー広告の新規アカウント開設では、ビジネスマネージャー組織とLINE公式アカウントの接続が必須です。接続すると、LINE公式アカウントの行動データをLINEヤフー広告と連携でき、顧客への再アプローチや類似ユーザーへの配信ができるようになります。ただし、この連携は「接続した」だけでは動きません。

広告配信と連携機能は「認証」の要件が違う

公式コラムにあるとおり、ビジネスマネージャー組織が未認証・認証中でもLINEヤフー広告の配信は可能です。一方で、オーディエンス連携や友だち追加広告の利用には審査の完了が必須です。つまり広告アカウントは動いているのに、LINE公式アカウントのデータに触れる機能だけがロックされている状態が普通に起こります。

審査は3か所で別々に行われる

ビジネスマネージャーで行われる審査は「組織の審査(法人・個人事業主の実在確認)」と「アカウント接続審査(所有者の一致確認)」の2種類で、さらにLINE公式アカウント側には「認証済アカウント審査」があります。3つは別の審査で、それぞれ確認場所も違います。どれか1つでも未完了だと連携機能は使えません。

確認1|ビジネスマネージャー組織が「認証済み」か

確認場所:ビジネスマネージャーの「組織の認証審査」

ビジネスマネージャー(business.line.biz)で組織を開き、左メニュー「設定」の「組織の認証審査」を開きます。右上に「現在のステータス」が表示され、組織名の横にも「組織未認証」などの表示が出ます。ステータスは未認証→認証中→認証済み(または否認)の順に進みます。

ビジネスマネージャーの組織の認証審査画面。現在のステータスと5ステップの進捗が表示されている
「組織の認証審査」画面。右上の「現在のステータス」が認証済みになっているかを見る。未認証なら5ステップのどこで止まっているかがここで分かる

「未認証」の場合の直し方

未認証は、審査開始の条件(ビジネス情報の入力、メール認証、アカウント接続1件以上、申請)のどれかが欠けている状態です。画面の5ステップ表示で止まっている箇所を確認し、ビジネス情報の登録とメール認証を済ませてから申請します。メール認証は迷惑メールフォルダに入っていることが多いので、届いていなければそこを確認してください。詳しい手順は組織認証審査の申請方法と必要書類にまとめています。

「認証中」「否認」の場合

認証中は審査が進んでいる状態なので、LINEヤフーからの確認連絡(メール・電話)に応じて待ちます。否認された場合は否認理由を確認し、登録内容や書類を修正して再申請します。会社概要ページと登録情報の不一致が典型的な理由です。

確認2|接続したアカウントの接続審査ステータスが「認証済み」か

確認場所:ビジネスマネージャーの「アカウント・チャネル」

左メニューの「アカウント・チャネル」を開くと、組織に接続したLINE公式アカウントとLINEヤフー広告アカウントが一覧表示され、各行に「接続審査ステータス」が出ます。LINEヤフー広告アカウントとLINE公式アカウントの両方を確認してください。

ビジネスマネージャーのアカウント・チャネル画面。接続したLINE公式アカウントの接続審査ステータスが未認証と表示されている
「アカウント・チャネル」画面。接続したアカウントごとに接続審査ステータスが表示される。ここが「未認証」だと連携機能は使えない

4つのステータスと対処

ステータス意味対処
未認証接続審査を開始できる条件が揃っていない(アカウント側の認証や審査が未完了)LINE公式アカウントなら認証済アカウントの申請、広告アカウントなら広告審査の完了を待つ
管理者確認待ちビジネスマネージャーの管理者の承認待ち組織の管理者が接続リクエストURLを開き「接続を承認」する
否認接続審査で否認された「詳細」で理由を確認し、修正して再申請する
認証済み接続が完了しているこの項目は問題なし。他の2つを確認する

広告管理ツール側でも接続ステータスを確認できる

LINEヤフー広告の広告管理ツールで広告アカウントの「アカウント設定」を開くと、「広告主情報」にビジネスマネージャー組織とLINE公式アカウントの接続ステータスが表示されます。ここが「承認」になっていれば、広告アカウント側からの接続は成立しています。

LINEヤフー広告のアカウント設定画面。広告主情報に組織とLINE公式アカウントの接続ステータスが承認と表示されている
広告管理ツールの「アカウント設定」。広告主情報でビジネスマネージャー組織とLINE公式アカウントの接続ステータスが見られる

確認3|接続したLINE公式アカウントが「認証済アカウント」か

確認場所:LINE Official Account Managerの「アカウント設定」

LINE Official Account Manager(manager.line.biz)で対象アカウントの「設定」を開き、「アカウント情報」の「認証ステータス」を見ます。「未認証」と出ていて「アカウント認証をリクエスト」ボタンがある場合は、認証済アカウントではありません。

LINE Official Account Managerのアカウント情報。認証ステータスが未認証で、アカウント認証をリクエストボタンが表示されている
LINE Official Account Managerの「アカウント設定」内「アカウント情報」。認証ステータスが未認証なら「アカウント認証をリクエスト」から申請する

未認証の場合の直し方

「アカウント認証をリクエスト」から認証済アカウントを申請します。審査には5〜10営業日かかり、申請後はアカウント名を変更できません。申請の手順と注意点は認証済アカウントのメリットと申請手順、審査で見られるポイントは認証審査で見られる5つのポイントにまとめています。

認証が通ると、接続審査も進む

LINE公式アカウントが未認証だと、ビジネスマネージャー側の接続審査ステータスも「未認証」で止まります。認証済アカウントになると接続審査が開始されるので、確認3が確認2の前提になっていることが多いです。順番としては、LINE公式アカウントの認証→接続審査→組織の認証と進むのが自然です。

3つのステータスの確認チェックリスト

確認項目確認場所OKの表示NGのときの入口
ビジネスマネージャー組織の認証ビジネスマネージャー→設定→組織の認証審査認証済みビジネス情報・メール認証・接続・申請の未完了箇所を埋めて申請
アカウントの接続審査(広告アカウント・LINE公式アカウントの両方)ビジネスマネージャー→アカウント・チャネル認証済み管理者確認待ちなら管理者が承認、未認証ならアカウント側の認証を先に
LINE公式アカウントの認証LINE Official Account Manager→設定→アカウント情報→認証ステータス認証済(緑バッジ)「アカウント認証をリクエスト」から申請(5〜10営業日)

開設から連携までの5ステップ全体像

これから開設する場合は、公式コラムの5ステップに沿って進めると、3つのステータスが自然に揃います。

ステップ1|ビジネスIDの登録・ログイン

LINEヤフー広告の申し込みにはビジネスIDでのログインが必須です。複数のビジネスIDを使っている場合は、LINE公式アカウントとビジネスマネージャーの管理権限を持つIDでログインしてください。

ステップ2|LINE公式アカウントの作成・選択

既存のLINE公式アカウントを選ぶか、新規作成します。作成済みのアカウントが表示されない場合は、ログイン中のビジネスIDにそのアカウントの管理権限があるかを確認します。複数持っている場合は、広告の対象となる店舗・サービスで運用中のアカウントを選びます。

ステップ3|ビジネスマネージャーの作成・選択

組織は1企業につき1つが推奨です。管理権限がない組織は選べないので、その場合は組織の管理者に権限付与か作成を依頼します。組織の作り方は組織の作成とユーザー招待の手順を参照してください。

ステップ4|広告サービス情報の入力

広告アカウント名、申し込みURL、法人番号、連絡先などを入力します。入力不備は審査に影響するので、登録情報とサイトの記載を一致させてから入力します。具体的なフォームの項目は広告アカウントの作成手順で解説しています。

ステップ5|管理画面へのログインと状況確認

開設後は広告管理ツールにログインし、アカウント情報・審査状況・接続状況を確認します。配信前に、正しいLINE公式アカウントとビジネスマネージャー組織が選ばれているかを見直し、残っているタスク(組織の認証申請、LINE公式アカウントの認証申請、支払い方式の設定)を片付けます。

制作会社の視点|連携を急ぐなら「LINE公式アカウントの認証」から始める

いちばん時間がかかるのはLINE公式アカウントの認証審査

3つの審査のうち、LINE公式アカウントの認証済アカウント審査は5〜10営業日と明示されていて、しかも接続審査の前提になります。広告アカウントの開設と同時に、あるいはそれより前にLINE公式アカウントの認証申請を出しておくと、全体の待ち時間が短くなります。

審査に共通する「登録情報とサイトの一致」を先に整える

組織の認証、接続審査、LINE公式アカウントの認証はいずれも、登録した法人情報とWebサイトの記載の一致を見ています。弊社が自社事業のアカウントを開設したときは、会社概要ページの旧住所を修正し、サイトのフッターに事業者名・住所・連絡先を明示してから申請しました。3つの審査に同時に効く対策なので、最初にやっておく価値があります。

よくある質問(FAQ)

LINE公式アカウントやビジネスマネージャーが一覧に表示されません

ログイン中のビジネスIDに、そのアカウントや組織の管理権限が付与されていない可能性があります。ビジネスIDの紐づけと管理権限を確認し、必要なら管理者に権限付与を依頼してください。

「管理権限がないため接続申請できません」と表示されます

対象のLINE公式アカウントまたはビジネスマネージャー組織に対する管理権限がありません。管理者に、権限の付与か接続申請の代行を依頼してください。

複数あるLINE公式アカウントのどれを選べばいいですか?

広告配信の対象となる店舗・サービスで運用中のアカウントを選びます。該当するアカウントがなければ新規作成もできます。接続後は広告管理ツールから変更できないので、ベーシックIDで確認してから選んでください。

ビジネスマネージャーが未認証でも広告配信はできますか?

できます。ただしオーディエンス連携や友だち追加広告など一部の機能には認証が必要です。

未認証のLINE公式アカウントをビジネスマネージャーに接続できますか?

接続はできますが、接続審査ステータスは「未認証」のままです。データを活用するには、LINE公式アカウント側で認証済アカウントの申請を行ってください。

接続審査が「管理者確認待ち」のまま進みません

ビジネスマネージャー組織の管理者が「接続を承認」する必要があります。管理者が承認した後、ステータスが更新されているか確認してください。接続リクエストURLの有効期限は168時間なので、期限切れなら再発行が必要です。

まとめ

LINEヤフー広告で友だち追加広告やオーディエンス連携が使えないときは、ビジネスマネージャー組織の認証、アカウントの接続審査、LINE公式アカウントの認証の3つのステータスを順に確認します。広告配信は未認証でも動くため、連携機能だけが止まっている状態に気づきにくいのがこの仕組みの落とし穴です。時間がかかるのはLINE公式アカウントの認証(5〜10営業日)で、これが接続審査の前提にもなるので、最初に申請しておくのが近道です。3つの審査はいずれも登録情報とサイトの一致を見ているので、会社概要と運営者情報を先に整えておくと、まとめて通りやすくなります。

参考: LINEヤフー広告の開設で迷わない!ビジネスマネージャーとLINE公式アカウント接続時の注意点|LINEヤフー for Business

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