飲食店の周年祝い|常連・取引先が贈る相場・花以外の贈り物・1周年と10周年の違い

通い続けている店が、もうすぐ1周年を迎える。仕入れ先として付き合いのある居酒屋が10周年の記念イベントをやるらしい。そんな話を聞いたとき、「何か贈りたいけれど、いくらくらいのものを、いつ、どうやって渡せばいいのか」で迷う方は多いと思います。飲食店の周年祝いは、開店祝いほど情報が多くなく、しかも贈る相手が常連客なのか、仕入先なのか、友人なのかで相場も渡し方も変わります。

この記事では、花店やギフト店、百貨店のマナー解説をもとに、飲食店の周年祝いの相場を立場別に整理し、贈る時期、のしと立て札の書き方、香りや置き場所に気を使う飲食店ならではの贈り物の選び方、1周年と10周年での考え方の違いをまとめました。情報源によって金額に幅があるところは、幅のまま書いています。後半では、周年を迎えた飲食店を近くで見ている制作会社の立場から、お店が節目に本当に困っていることにも触れます。

目次

飲食店の周年祝いとは?開店祝いとの違いと、祝う年の考え方

カウンター席のある飲食店の店内
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周年祝いは「お店の誕生日」。開店祝いの後に続く節目のお祝い

花店のHitoHanaの解説では、周年記念を「お店や会社のお誕生日」にたとえ、創業当時の理念を振り返り、これからの1年を新たな気持ちで迎える日だと説明しています。開店祝いが「これから始まる店」への応援なのに対し、周年祝いは「続けてきたこと」へのお祝いです。飲食店は入れ替わりが激しい業種なので、1年、3年、10年と続けてきたこと自体が、常連客や取引先にとって祝う理由になります。

会計ソフト会社のマネーフォワードの解説には、開店祝いを贈りそびれて1か月を過ぎてしまった場合、「祈御発展」として贈るか、1周年などの節目の贈り物にする方法があると書かれています。開店のときに何も贈れなかった常連客にとって、1周年は仕切り直しの機会にもなります。

祝うのは1・3・5・7の奇数年と10年ごとの区切り。4・9は避ける解説が多い

HitoHanaとHanaPrimeの解説はどちらも、周年のお祝いは1・3・5・7周年のように縁起がよいとされる奇数の年と、10周年・20周年のような大きな区切りの年に行うのが一般的で、「死」や「苦」を連想させる4周年・9周年はお祝いをしないことが多いとしています。一方で、最近はそうした慣習にとらわれない店も増えていること、40周年や90周年は大きな節目として祝うことがある点にも触れています。お店が周年イベントをやると告知しているなら、年数にかかわらず贈って問題ありません。迷ったら、お店が自分で周年を打ち出しているかどうかを基準にするのが分かりやすい判断です。

1周年と10周年では、お祝いの大きさと意味が変わる

1周年は「最初の1年を乗り切った」お祝いで、常連客の輪の中で祝われることが多い節目です。店側もまだ開店時の設備や印刷物をそのまま使っていることが多く、大げさな贈り物より、店に負担をかけない形が合います。10周年は店の歴史として外に打ち出す節目で、記念イベントや限定メニュー、周年ロゴ入りのグッズを用意する店もあります。ギフト店のofficegiftの解説では、1・3・5周年などの節目は例年の相場に1万円ほど、10年単位の節目は2万〜3万円ほど上乗せするのが目安とされています。金額だけでなく、10周年は「店の記録に残るもの」を選ぶ発想が合います。

飲食店の周年祝いの相場を立場別に見る

グラスを合わせて乾杯する人たち
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周年祝いの相場は、贈る側の立場と、個人で贈るか複数人や会社で贈るかで変わります。花店2社とギフト店の解説を突き合わせると、飲食店向けにはおおよそ次の幅に収まります。

贈る立場相場の目安補足
常連客・友人(個人で)5,000円〜1万5,000円個人的な付き合いの店なら5,000円〜1万円、親しければ1万円〜1万5,000円
常連仲間・同僚など複数人で2万円〜3万円1人あたり3,000円〜5,000円を集める形が多い
仕入先・酒販店など一般的な取引先1万円〜3万円会社名義で贈る場合の中心帯
関係の深い取引先・記念式典がある場合3万円〜5万円3万円〜6万円、5万円〜7万円とする解説もある
10周年などの大きな節目上の金額に1万円〜3万円上乗せ品物を一段よくするか、花を添える

個人の常連なら1万円前後、取引先なら1万円〜3万円が中心

HitoHanaの解説では、周年記念の相場を「個人から贈る 約1万円〜2万円、複数人から贈る 約2万円〜3万円、企業から贈る 約1万円〜5万円」としています。HanaPrimeの解説では、一般的な取引先や式典は1万円〜3万円、特に関係が深い取引先や大規模な式典は3万円〜6万円、個人的な付き合いや一般的なお店は5,000円〜1万円です。officegiftは取引先3万円〜5万円、重要な取引先5万円〜7万円と、やや高めの数字を出しています。飲食店相手の場合は、大企業同士の付き合いより小さな単位のことが多いので、個人なら1万円前後、取引先なら1万円〜3万円を中心に考え、関係の深さで上下させるのが現実的です。

相場より「お店に迷惑をかけない」を優先する

HitoHanaは、相場より低いと関係を軽く見ている印象を、高すぎると下心があるような印象を与えかねないとしたうえで、相場はあくまで参考で、相手との関係を反映した予算で選ぶとよいとしています。飲食店の場合はもうひとつ、「席数の少ない店に大きなものを贈ると置き場所に困る」という事情があります。金額を上げるなら、大きさを上げるのではなく、お酒やグラスの質を上げる、店が使える形にする、といった方向で考えるほうが喜ばれます。

過去に自分の店や会社がもらったことがあれば、同じくらいに

HanaPrimeの解説には、取引先から花を贈られたことがある場合は同程度の金額にすると失礼になりにくい、とあります。自分の店の開店や周年のときに相手の店から何かもらっているなら、その金額に合わせるのがいちばん無難です。

贈る時期と渡し方|記念日の1週間前から当日まで、イベントがあるなら前日まで

記念日の1週間前から当日まで。周年イベントがあるなら前日までに

HanaPrimeの解説では、記念日の1週間前から遅くとも当日の午前中までに届けるのがよく、当日配達は遅れる危険があるので避けるのが無難、花持ちの短いアレンジメントは3日前から当日の間に届くよう手配する、としています。HitoHanaは、式典がある場合は開場の1〜2時間前までに、式典がない場合は1週間前から前日に届けるとしています。officegiftも、記念日の1週間前から当日まで、当日にパーティーがある場合は前日までに届くようにする、です。飲食店の場合、周年の当日や周年イベントの日はいちばん忙しい日なので、前日までに届ける、または営業前の仕込み時間に合わせる、が基本と考えてください。

営業中に大きな荷物を届けない。事前の一声がいちばんのマナー

AND PLANTSの解説は、取引先に花を贈るときは事前に贈ってよいか確認し、届け先と搬入時間も確認しておくこととしています。officegiftも、大きな花を贈る場合は事前に相手に連絡する、配達は日時指定ができるものを選ぶ、としています。飲食店はランチとディナーの間に休憩を入れている店も多く、その時間帯に受け取れないこともあります。「◯日の仕込みの時間に届けていいですか」と一言聞くだけで、受け取る側の負担はずいぶん変わります。

常連客なら、その日に食事に行くことも立派なお祝い

これは私たちの意見ですが、常連客からのお祝いで店主がいちばん喜ぶのは、周年の日やイベントの期間に実際に来店してくれることではないでしょうか。品物は小さめにして、その分を当日の飲食に回す、連れを増やして行く、というお祝いの仕方は、飲食店ならではです。贈り物と来店を組み合わせると、金額以上に気持ちが伝わります。

のし・立て札・メッセージの書き方

リボンのかかったギフトボックス
Photo by micheile henderson on Unsplash

のしは紅白の蝶結び。表書きは「御祝」「祝◯周年」

HanaPrimeとofficegiftの解説はどちらも、水引は紅白の蝶結び(何度あってもよいお祝いに使う結び方)、表書きは中央上段に「御祝」や「祝◯周年」、下段に贈り主の名前と説明しています。三越伊勢丹のギフト解説は、創立・創業記念の表書きとして「創立◯◯周年御祝」「創業◯◯周年御祝」「御祝」などを挙げ、のし紙は紅白のもろわな結び(蝶結びの別名)としています。飲食店の場合は「祝◯周年」か「御祝」が自然です。会社名義なら社名と代表者名、個人なら名前だけで問題ありません。

立て札は「祝◯周年」と贈り主の名前。個人なら名前だけ

胡蝶蘭や観葉植物を贈る場合は、のしの代わりに立て札を付けます。HitoHanaの解説では、木札か厚紙の札に、朱色で左側に「祝◯周年」、右側に贈り主の社名・役職・名前を書くのが一般的で、個人の場合は自分の名前だけでよいとしています。AND PLANTSも、お祝いの文言「祝 ◯周年」を赤字で書き、贈り主は会社名と代表者の役職・氏名、としています。HanaPrimeは、周年の数字・会社名・代表者名の間違いにいちばん注意が要る、周年数に自信がなければ先方に確認するのが無難、としています。「10周年だと思っていたら11周年だった」は実際に起こる間違いなので、店の告知やSNSで年数を確認してから注文してください。

メッセージで避けたい言葉と、短い文例

HitoHanaの解説は、周年のお祝いには「厳しい経済情勢ですが」のような否定的な前置きを避け、倒産や先が続かないことを連想させる言葉、赤字や火事を連想させる言葉も使わないとしています。具体的には「閉じる」「失う」「終わる」「行き詰まる」「傾く」「焼ける」などです。文例は、AND PLANTSが挙げる「創立◯周年、誠におめでとうございます。今後のさらなるご繁栄を心よりお祈り申し上げます」のような形が基本です。常連客として書くなら、「◯周年おめでとうございます。いつも美味しい料理をありがとうございます。これからも通わせてください」のように、自分の言葉で短く書くほうが店主には伝わります。

飲食店に喜ばれる贈り物と、花以外の選択肢

バーの棚に並ぶボトルとグラス
Photo by ncp on Unsplash

定番は胡蝶蘭・アレンジメント・観葉植物。飲食店では香りと大きさに注意

三越伊勢丹の解説では、周年祝いの定番はフラワーアレンジメントや観葉植物の鉢植えで、「幸福が飛んでくる」という花言葉の胡蝶蘭がよく選ばれる、としています。ただし飲食店には飲食店の事情があります。All Aboutの総務向け解説は、飲食店では強い香りの花は避けたいので、香りや花粉がほとんどない胡蝶蘭が向くと説明しています。HitoHanaは、香りがしては困る飲食店や病院への周年祝いには、花よりも香りのない観葉植物のほうが向くとしています。AND PLANTSの品目別の目安では、胡蝶蘭3本立てが1万円〜3万円、5本立てが3万円〜5万円、スタンド花1段が1万円〜1万5,000円、アレンジメントが5,000円〜1万5,000円です。席数の少ない店には、大輪の胡蝶蘭より中大輪やミディ、小ぶりのアレンジメントのほうが置きやすい点も覚えておいてください。

花以外なら、お酒・グラス・タオル・店名入りの記念品

officegiftの解説は、飲食店向けの周年祝いとして、胡蝶蘭やバルーンギフトのほか、店名入りや普段その店が扱っているお酒、シンプルで管理しやすい食器やグラス、質のよいタオルやふきん、置時計、ハンドクリームや入浴剤などを挙げています。楽天市場のギフト店のコラムでも、飲食店では花の香りや置き場所が負担になることがあり、実用性と記念性を兼ねたもの、店名や社名を入れられるオーダー品が好まれるとしています。お酒は「店が扱っている銘柄」か「店で出していない少し珍しいもの」のどちらかに寄せると、店主が困りません。開店祝いの花以外の選び方は、別の記事「開業祝いに花以外で喜ばれる贈り物」で詳しく整理しています。

贈り物向いている場面気をつけたい点
胡蝶蘭(中大輪・ミディ)会社名義・式典あり・店頭に飾る場所がある大輪は場所を取る。立て札を忘れずに
アレンジメント個人・小規模な店・カウンターに飾る花持ちが短いので3日前〜当日に。香りの強い花は避ける
観葉植物香りを避けたい店・長く置いてもらいたい大きさと水やりの手間。置き場所を事前に確認
お酒(ワイン・日本酒・シャンパン)常連・仕入先以外の取引先扱っている銘柄か、普段出さない銘柄かを決めて選ぶ
グラス・食器・タオル実用を優先したい・個人店のテイストに合うか。数をそろえる
店名入りの記念品10周年などの節目・常連の連名店名・年数の表記を一次情報で確認する

避けたい品:火を連想させるもの・赤一色・大きすぎるもの・造花

マネーフォワードとAll Aboutの解説は、開店祝いの避けたい品として、キャンドル・ライター・灰皿・ストーブなど火を連想させるもの、真紅の花など赤いもの(火事や赤字を連想させる)、マットやスリッパなど踏みつけるもの、壁に穴を開ける時計を挙げています。周年祝いでも考え方は同じで、officegiftは赤一色の品、ライターや灰皿など火に関連する品を避けるとしています。HanaPrimeは造花も、式典後の扱いに困るうえ生花に見劣りするので避ける品に入れています。飲食店に特有なのは「大きすぎるもの」で、楽天市場のギフト店のコラムにも、居酒屋は店内が狭いことが多いので大きな観葉植物や扱いにくいものは避けたほうが無難、とあります。なお、赤が店のテーマカラーなら例外で、AND PLANTSも先方のコーポレートカラーが赤の場合は除くとしています。

取引先(仕入先・酒販店・設備業者)として贈るときの実務

会社名義の立て札と、担当者個人の気持ちは分けて考える

仕入先や酒販店、厨房設備や内装の業者として贈るなら、立て札は会社名と代表者名で出し、担当者として一言伝えたいことはメッセージカードに書く、という分け方が一般的です。HitoHanaの解説にあるように、周年の店には複数の取引先から品が届くので、誰からの品か一目で分かる立て札は欠かせません。複数の取引先で連名にする場合の書き方は、「社長就任祝いの相場とマナー」の記事でも触れていますが、代表の社名に「外一同」と添えて全員の名前は別紙に、という形が収まりがよいです。

店のSNSと店頭掲示で、周年イベントの有無と年数を確認する

飲食店は周年の告知をInstagramや店頭の貼り紙で出すことが多く、そこに「◯周年感謝祭」「◯月◯日〜◯日」といった情報が載っています。贈る日、年数、店側が花を受け付けているか(店によっては「お花はご遠慮ください」と書く店もあります)を、注文の前に確認してください。先に書いたように、年数の間違いは立て札に残ってしまいます。

経費の扱いは顧問税理士へ

仕事上の付き合いがある相手へのお祝いは、交際費として経費にできる場合がありますが、扱いは相手や金額で変わります。会社として贈るときは、請求書や領収書を会社名で残し、判断は顧問税理士に確認してください。この記事では断定しません。

もらって困るもの、喜ばれるもの|制作会社から見た周年を迎えたお店

カフェのテーブルに置かれたショップカードとメニュー
Photo by Haberdoedas on Unsplash

周年の日はいちばん忙しい。置き場所と水替えが現実の負担になる

私たちは制作会社として、飲食店のホームページやショップカード、メニューを作る仕事をしています。周年のタイミングで相談を受けることも多く、そこでよく聞くのが「お祝いの花がたくさん届いて嬉しいけれど、置く場所と水替えが大変だった」という話です。周年イベントの期間は仕込みも接客もいつもより多く、店主やスタッフの手が空きません。贈る側にできる配慮は、前日までに届ける、大きさを控えめにする、香りのないものにする、の3つです。

ショップカード・メニュー・ホームページが開店時のまま、という店は多い

もうひとつ、周年を迎えた店を見ていて気づくのは、開店のときに急いで作ったショップカードやメニュー、ホームページが、そのまま何年も使われていることです。メニューは値段を手書きで直してあり、ホームページには開店当時の写真しかなく、予約は電話だけ、という店は珍しくありません。10周年のような節目は、店の名前やロゴを見直したり、周年ロゴを作って記念のグッズやカードに展開したりする、ちょうどよい機会でもあります。周年ロゴの作り方と使い道は、別の記事「周年ロゴの作り方と事例」にまとめています。

そうした「形に残り、毎日使われるもの」を周年祝いとして贈る、という選択肢が、当社のお祝い制作ギフト HANAMUKE(ハナムケ)です。寿コース(30,000円(税別・税込33,000円)で名刺のデザインと印刷100枚、50,000円(税別・税込55,000円)で名刺にショップカードと封筒を加えたもの、100,000円(税別・税込110,000円)でロゴ制作)なら店のカード類やロゴを、門出コース(200,000円〜500,000円(税別・税込220,000円〜550,000円))ならロゴ・名刺・ホームページをひとそろい、受け取った店主と当社のデザイナーが一緒に中身を決めて作ります。すでにロゴがある店は、名刺やホームページ、周年ロゴに振り替えて使えます。和紙の目録とギフトカードを化粧箱に入れてお届けし、金額は目録にもカードにも載せません。常連仲間や取引先数社の連名でも申し込めるので、「花の代わりに、みんなで店の新しいカードを贈る」という形にできます。有効期限は寿が6か月、門出が1年です。詳しくは HANAMUKE のご相談はこちら をご覧ください。

よくある質問

常連客として個人で贈る場合、いくらくらいが失礼になりませんか?

HanaPrimeの解説では個人的な付き合いや一般的なお店は5,000円〜1万円、HitoHanaでは個人から贈る場合は約1万円〜2万円が目安です。5,000円〜1万円のお酒や小ぶりのアレンジメントに、手書きのカードを添えるくらいが、店に気を使わせない範囲だと思います。胡蝶蘭を贈るなら、HitoHanaの解説にあるように1万円〜1万5,000円ほどのものでも失礼にはなりません。

周年イベントの当日に手渡ししてもよいですか?

来店して手渡しするのは問題ありませんが、当日はいちばん忙しい日なので、大きな花や鉢植えは前日までに届け、当日はお酒や小さな品を持って行くほうが店側は助かります。花や鉢植えを当日に持ち込むなら、事前に一言伝えておいてください。

4周年や9周年のお祝いは贈らないほうがよいのでしょうか?

花店の解説では、4や9は「死」「苦」を連想させるため周年のお祝いをしない店や会社が多いとされていますが、慣習にとらわれない店も増えています。店自身が4周年イベントを告知しているなら、贈って問題ありません。店が何もしていない年は、無理にお祝いの形にせず、普通に食事に行くのがちょうどよい距離感です。

店から「お花はご遠慮ください」と言われています。何を贈ればよいですか?

置き場所の都合で花を断っている店には、お酒、グラスや食器、消耗品、店名入りの小さな記念品など、場所を取らないものが向きます。何も贈らずに当日食事に行く、というのも立派なお祝いです。どうしても形にしたいなら、店主が自分で中身を決められるもの(カタログギフトや、当社の HANAMUKE のような制作ギフト)を選ぶと、店の負担になりません。

仕入先として贈るとき、立て札は担当者の名前でもよいですか?

会社として贈るなら、立て札は会社名と代表者名が基本です。HitoHanaの解説にあるように、立て札には社名・役職・名前を書きます。担当者としての気持ちは、メッセージカードに自分の名前で書くと両方が伝わります。

1周年と10周年で、贈るものを変えたほうがよいですか?

officegiftの解説では、10年単位の節目は例年より2万〜3万円ほど上乗せするのが目安とされています。金額だけでなく、10周年は店の歴史として残る節目なので、店名や年数の入った記念品、記念のカードやロゴのように「あとに残るもの」を選ぶと、1周年との違いが出ます。1周年は店に負担をかけない小さなお祝いと来店で十分です。

まとめ

飲食店の周年祝いの相場は、常連客や友人が個人で贈るなら5,000円〜1万5,000円、複数人なら2万円〜3万円、仕入先などの取引先なら1万円〜3万円、関係が深いか式典があるなら3万円〜5万円が、花店とギフト店の解説に共通する幅です。10周年などの大きな節目は1万円〜3万円上乗せします。贈る時期は記念日の1週間前から当日まで、周年イベントがあるなら前日までに。のしは紅白の蝶結びに「御祝」か「祝◯周年」、立て札は「祝◯周年」と贈り主の名前です。飲食店に特有の注意は、香りの強い花と大きすぎるものを避けること、年数と店名の表記を店の告知で確認すること、そして事前に一言伝えることです。

何を贈るか迷ったら、周年を迎えた店がその後も毎日使えるものかどうかを考えてみてください。開店のときに作ったショップカードやホームページをそのまま使い続けている店は多く、節目に「店の顔」を整えるお祝いは、花とは別の形で長く残ります。当社の HANAMUKE は常連仲間や取引先の連名でも申し込めますので、HANAMUKE のご相談はこちら からお気軽にどうぞ。開店祝い全般の相場やマナーは「開業祝いの相場とマナー」、会社の周年祝いは「取引先の創立記念・周年祝い」の記事にまとめています。

参考にした情報

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