お名前.comでGoogle Workspaceを使う|DNSレコード設定とMXの手順

お名前.comでGoogle Workspaceを使う|DNSレコード設定とMXの手順

※本記事はプロモーションを含みます。

お名前.comで取った独自ドメインは、お名前.comに置いたままGoogle Workspaceで使えます。お名前.com Naviの「DNSレコード設定」で、所有権の確認とメールの届け先(MXレコード)を設定すれば、info@御社ドメイン のアドレスでGmailが使えるようになります。ただし、ネームサーバーがどこを向いているかで設定する画面が変わるのがお名前.comの注意点です。この記事では、ネームサーバーの見分け方、Naviでの入力手順、お名前メールから移るときの順番を説明します。

目次

お名前.comのドメインはそのまま使える

ノートパソコンでドメインの管理画面を操作している手元
Photo by Omar Ashraf on Pexels

ドメインをGoogleへ移管する必要はありません。DNS(ドメインの行き先を決める設定)にGoogle指定の値を数行足すだけで、ドメインの契約と更新はお名前.comのまま続けられます。

DNSレコード設定は無料で使える

お名前.comの公式ページでは、お名前.comのネームサーバーで使う「DNSレコード設定」は無料の機能として案内されています。テンプレートやDNSSEC、外部管理ドメインのDNS設定などを含む有料の「DNS追加オプション」(1ドメイン月額110円・税込、2026年11月時点)もありますが、Google Workspace用にTXTやMXを足すだけなら、無料の範囲で設定できます。料金や条件は変わることがあるため、最新はお名前.comの公式ページでご確認ください。

Google Workspaceの値は自分で入力する

DNSレコード設定には「外部サービス連携」というタブがあり、一部のサービスは値が自動で入ります。Google Workspaceはこの自動入力の対象ではなく、Google側に表示された値を自分で入力する形です。入れる値は後半の表にまとめています。

まずネームサーバーを確認する|4つのパターン

お名前.comでは、ドメインの使い方によってネームサーバー(DNSの情報を持つサーバー)が何種類かあり、どれになっているかでDNSを編集する場所が変わります。Naviのドメイン一覧などで、対象ドメインのネームサーバーを確認してください。

01〜04.dnsv.jp ならNaviのDNSレコード設定

「01.dnsv.jp」〜「04.dnsv.jp」は、お名前.comのDNSレコード設定を使うためのネームサーバーです。この場合は、この記事の手順どおりNaviで設定します。

初期設定(dns1/dns2.onamae.com)の場合

ドメインを取ったときのままのネームサーバーです。ホームページもメールもまだ動いていないドメインなら、DNSレコード設定の画面でネームサーバーを01〜04.dnsv.jpに切り替えながら設定できます(後述の「ネームサーバー変更確認」のチェック)。

お名前.comのレンタルサーバーやお名前メールの場合

お名前.comのヘルプでは、レンタルサーバー(ベーシック・RSプラン)は「ns-rs1.gmoserver.jp」など、共用サーバーSDやお名前メールは「dns01.gmoserver.jp」などのネームサーバーを使うと案内されています。この場合、DNSの編集はそれぞれのコントロールパネル側になり、NaviのDNSレコード設定は使えないプランもあります。他社メールを併用する手順はプランごとにヘルプで案内されているので、契約中のプランのヘルプを確認してから進めます。

エックスサーバーなど他社のネームサーバーの場合

ドメインだけお名前.comで、ネームサーバーをレンタルサーバー会社に向けている場合は、そのサーバー会社の管理画面で設定します。Naviに入力しても使われません。エックスサーバーの場合はお名前.comからエックスサーバーへドメイン移管|メールが届かない原因と手順も参考になります。

ネームサーバー使っている状態DNSを設定する場所
01〜04.dnsv.jpNaviのDNSレコード設定Navi「DNSレコード設定」
dns1/dns2.onamae.com取得したままの初期設定Navi(ネームサーバーも切り替える)
ns-rs1/2.gmoserver.jp、dns01/02.gmoserver.jp などお名前.comのレンタルサーバー・お名前メール各サービスのコントロールパネル(ヘルプで確認)
他社のもの他社サーバー・DNSサービスその会社の管理画面

申し込みとプランの目安

会議室で料金の資料を見ながら相談している様子
Photo by RDNE Stock project on Pexels

Google公式の料金は2026年11月時点・1ユーザーの月額・税別で、年間プランがBusiness Starter 800円、Business Standard 1,600円です(月単位なら950円・1,900円)。メール中心ならStarter、ファイル共有や会議の録画が多いならStandardが目安で、詳しい違いはGoogle Workspaceの始め方(ムームードメイン編)にまとめています。最新の料金は公式でご確認ください。

申し込みでは「持っているドメイン」を選ぶ

Google Workspaceの公式申込ページで会社名と人数を入れ、ドメインを聞かれたら、お名前.comで取ったドメインを入力します。14日間の無料試用(最大10ユーザー)があり、時期によってはGoogle公式の割引が案内されていることもあるので、申し込む前に公式の料金ページを見ておくと安心です。

初年度10%割引のプロモーションコードをお渡ししています

THREE D PLUS では、Google Workspace をはじめて導入する会社さま向けに、初年度のご利用料金が10%割引になるプロモーションコード(Business Starter・Business Standard が対象)をお渡ししています。コードは1社につき1つで、Google の公式サイトから直接お申し込みいただく場合に使えます。ご希望の方は、お問い合わせフォームから「Google Workspace 割引コード希望」とご連絡ください。ドメインやメールの設定のご相談もあわせて承ります。

お名前.com NaviのDNSレコード設定での手順

ネームサーバーが01〜04.dnsv.jpの場合の手順です。Naviでは入力した行を「追加」で一覧にためてから、最後にまとめて「設定する」で反映します。

ステップ1|DNSレコード設定の画面を開く

Naviにログインし、「ネームサーバー/DNS」から「ドメインDNS設定」を選び、対象ドメインの「ドメインDNS」→「DNSレコード設定」と進みます。途中でドメインの更新やオプションの案内が出ることがありますが、DNSの設定が目的なら案内に沿って設定画面へ進めば問題ありません。

ステップ2|登録済レコードを控える

「登録済レコード」タブを開き、いま入っている行を画面ごと保存します。ホームページ用のAレコードやCNAMEを誤って消さないための控えです。

ステップ3|所有権の確認用TXTを追加する

「レコード追加」タブで、ホスト名は空欄、TYPEは「TXT」、VALUEに管理コンソールの「google-site-verification=」から始まる値を入れ、「追加」を押します。Naviのホスト名は、ドメイン部分を除いて入力する仕様です。

ステップ4|MXレコードを追加し、古いMXを消す

MXレコードは、メールの届け先を決める設定です。ホスト名は空欄、TYPE「MX」、VALUE「smtp.google.com」、優先「1」で追加します。以前のメールサービスのMXが登録済レコードに残っていれば、削除のチェックを入れて消します。2023年3月以前に登録した「aspmx.l.google.com」など複数行の旧方式も引き続き使えます。

ステップ5|SPFを1行にまとめて追加する

SPFは「このドメインのメールを送ってよいサーバー」を宣言する設定です。TYPE「TXT」で「v=spf1 include:_spf.google.com ~all」を追加します。すでに「v=spf1」で始まる行があれば、新しく足さずにその行へ「include:_spf.google.com」を書き足し、1行にまとめます。

ステップ6|DKIMとDMARCを追加する

DKIMはメールに電子署名を付ける設定です。管理コンソールの「アプリ」→「Google Workspace」→「Gmail」→「メールの認証」で値を作り、ホスト名「google._domainkey」、TYPE「TXT」で追加し、反映後に「認証を開始」を押します。DMARCは、SPFとDKIMに合わないメールの扱いを伝える設定で、ホスト名「_dmarc」に「v=DMARC1; p=none; rua=mailto:受信アドレス」から始めます。考え方は自社ドメインを守るSPF・DKIM・DMARC設定で説明しています。

ステップ7|確認画面へ進み「設定する」

「確認画面へ進む」で内容を見直し、「設定する」を押すと反映が始まり、登録の連絡先メールアドレスに完了の通知が届きます。反映にはMXと所有権の確認で最長72時間、SPFとDKIMで最長48時間かかることがあります。

設定ホスト名TYPEVALUE(例)
所有権の確認空欄TXTgoogle-site-verification=(管理コンソールの値)
メールの届け先空欄MXsmtp.google.com(優先1)
SPF空欄TXTv=spf1 include:_spf.google.com ~all
DKIMgoogle._domainkeyTXTv=DKIM1; k=rsa; p=(管理コンソールの値)
DMARC_dmarcTXTv=DMARC1; p=none; rua=mailto:(受信アドレス)

「ネームサーバー変更確認」のチェックに注意

サーバーラックが並ぶデータセンターの通路
Photo by panumas nikhomkhai on Pexels

確認画面に進むときの「DNSレコード設定用ネームサーバー変更確認」は、チェックを入れるとレコードの設定と同時にネームサーバーを01〜04.dnsv.jpに切り替える項目です。便利な反面、使い方を間違えるとホームページが止まります。

チェックを入れてよいのはどんなときか

ネームサーバーが初期設定のままで、ホームページもメールもまだ動いていないドメインなら、チェックを入れて問題ありません。すでに01〜04.dnsv.jpになっている場合は、チェックは不要です。

サイトが動いているなら、先に行を写す

レンタルサーバーでホームページが表示されている状態でネームサーバーを切り替えると、サーバー側にあったAレコードなどが参照されなくなります。制作の現場では、切り替える前にサーバー側のDNSの行をNaviに写し、表示を確かめてから切り替える順番を守っています。不安なら、サーバー側の画面でGoogleの値を入れるほうが安全です。

お名前メールなどから移るときの注意

メールの移行で避けたいのは、切り替えの数日間に届いたメールを取りこぼすことです。古いメールサービスはすぐに解約せず、しばらく並行して確認します。

お名前メールはネームサーバーから確認する

お名前メールを使っている場合、ネームサーバーがお名前メール用のものになっていることが多く、MXの変更をどこで行うかは契約プランで変わります。コントロールパネルで変えるのか、ネームサーバーを01〜04.dnsv.jpに切り替えるのか、ヘルプかサポートで確認してから進めてください。

過去のメールは「データ移行」で取り込む

管理コンソールの「データ」→「データのインポートとエクスポート」→「データ移行」で、IMAPに対応したメールサーバーから過去のメールを取り込めます。実行できるのは特権管理者で、移るのはメールとラベルです。取り込み後に古い側へ届いた分も、差分で追加できます。

解約は2週間ほど様子を見てから

一般的な進め方として、切り替え後2週間ほどは古いメールも確認し、新しいメールが来なくなってから差分を取り込んで解約します。Gmailに転送やPOPで取り込んでいた場合は、Gmailの送信元・POPが2027年1月廃止|独自ドメインメールへの影響と対策もあわせてご覧ください。

うまくいかないときのチェックリスト

ノートに手順を書き出しながらパソコンで確認している机
Photo by AlphaTradeZone on Pexels

お名前.comでのトラブルは、ネームサーバーと入力場所の食い違いが一番多く、次が古いMXの残りです。

所有権の確認が終わらない

ネームサーバーが01〜04.dnsv.jpかを確認します。レンタルサーバーや他社を向いているのにNaviへ入力しても反映されません。値の前後の空白も確かめ、数時間おいて確認し直します。

入力したのに反映されていない

「追加」を押しただけで、確認画面の「設定する」まで進んでいないことがあります。完了の通知メールが届いているか、「登録済レコード」に行が並んでいるかを確認します。

メールが届かない・迷惑メールに入る

受信できないなら古いMXの残りを、送信が迷惑メールになるならSPFが2行になっていないか、DKIMの「認証を開始」を押したかを確認します。ホームページのフォームのメールだけが迷惑メールになるなら、フォームを送るサーバーがSPFに入っていない可能性があります(WordPressでメールが届かない原因と対策)。

よくある質問

Q. ドメインをGoogleに移管する必要はありますか?

A. 必要ありません。お名前.comで契約したまま、DNSに値を足すだけで使えます。

Q. DNSレコード設定に料金はかかりますか?

A. お名前.comの公式ページでは無料の機能として案内されています。有料の「DNS追加オプション」は、Google Workspaceの基本的な設定には通常必要ありません。

Q. 「外部サービス連携」で自動設定できますか?

A. Google Workspaceは自動入力の対象ではなく、Googleの管理コンソールに出る値を手で入力します。

Q. 設定中にホームページが止まることはありますか?

A. TXTとMXを足すだけなら止まりません。止まりやすいのは、ネームサーバーを切り替えたときや、登録済レコードのAレコードを消したときです。

Q. 自分で設定するのが不安な場合はどうすればいいですか?

A. ネームサーバーの確認を誤ると、入力しても反映されなかったり、サイトが止まったりします。ドメインやサーバーを管理している制作会社に任せると安心です。

THREE D PLUS は大阪の Web 制作会社です。ホームページ制作から公開後の運用・改善までまとめてご相談いただけます。Google Workspaceの導入にともなうドメインやメールの設定もお手伝いしています。お問い合わせはこちら。

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